HOYAがサイバー攻撃を受ける
HOYAがサイバー攻撃に遭遇し生産と受注に影響が出ているようです。交換レンズメーカにも影響がでる可能性がありそうです。
2024年3月30日未明、海外の事業所においてシステム挙動に不信な点あったことから調査をしたところ、当社グループの国内外の事業所においてシステム障害が起きていることを確認しました。当社は障害が起きたサーバーの隔離などの対応を直ちに行うとともに関係当局へ報告しました。外部の専門家を交えた調査の結果によれば、本件は第三者による当社サーバーへの不正アクセスに起因する可能性が高いとみられています。
本件により現在、複数の製品について、生産工場内のシステムや受注システムが停止しています。当社では、在庫出荷等の業務については、マニュアルで対応するなど最大限、顧客の需要にお応えするべく務めております。
なお、当社が保有する機密情報や個⼈情報の外部流出の可能性について調査を進めていますが、解析には相当の日数を要する見込みです。
本件の影響について外部専門家や関係当局とも連携をとり調査と分析を進めるとともに、生産や営業活動に必要なシステムを復旧させ、顧客への製品供給体制の 1 日も早い再開を実現すべく、対応してまいります。
交換レンズの製造にも影響か
HOYAがサイバー攻撃を受け生産や受注に関係するシステムが停止しているそうです。この結果、製品の出荷等の業務についてはマニュアルで対応するなど努力しているようです。
しかし、在庫出荷等の業務という但し書きがあり、生産活動についてはすぐに復旧するかどうかについては触れられていません。生産活動については、必要なシステムを復旧させている最中のようで、在庫の供給はできるものの長期的な製品の供給には不安がある状況なっているようです。
またHOYAの機密情報などが外部に流出したかどうかの判断については、相当な日数が必要であるとしています。しかし、システムを復旧させるにしても外部に流出したかどうか判断する日数よりは短くなると思いますので、より速い復旧を期待したいですね。
そして、HOYAのレンズ部材を利用してレンズを生産しているサードパーティレンズメーカもあるようで、交換レンズの生産に影響がでる可能性があるようです。自社でレンズを生産していたり、他社から購入している場合には問題はないと思います。どのサードパーティレンズメーカがHOYAのレンズを利用しているかどうかは現時点では不明で、いまのところVILTROXがHOYAからレンズの提供を受けているのではないかと言われています。
他のサードパーティレンズメーカにも影響がでる可能性があるのでちょっと心配になりますね。
(記事元)HOYA
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コメント
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HOYAは光学ガラスメーカーとしては業界最大手で、交換レンズを製造しているメーカーは多かれ少なかれHOYA製品を調達しているはずなので、生産出荷が長期間ストップするようなことがあれば、相当広範囲に影響を受けると思います。
光ガラスという光学ガラスメーカーの子会社を持っているニコンですらSuperEDレンズなどの特殊ガラスはHOYA製を調達していたはずです。
まずは早期に生産出荷が再開されるよう祈るばかりです。
影響はHOYAグループ内に留まらず業界全体に波及しているようですね。
ところで、HOYAがサイバー攻撃を受けたのはこれで3度目とのこと。
内部のセキュリティ対策がどうなっていたかは不明ですが、こうも立て続けに狙われるとちょっと心配になりますね。