様々な場所でスマホ禁止の動き広がる
ファッションショーからレストランまでスマホ禁止の動き広がっているようです。なぜ禁止となるのでしょうか?一部ではデジタル疲れとも言われているようです。
(前略)
パリでのファッションショーが開催される直前、ゲストたちには会場での撮影と映像のシェアを控えるよう求めるメールが送信された。そして、ショー当日の会場ではすべての座席に、ノートとペンが置かれた――誰もがスマホを持つようになる前の時代のショーのように。
(中略)
こうした「イン・リアル・ライフ(IRL、現実世界)」のカルチャーを大切にしようとする動きは、ファッションの世界以外でも見られる。ソロ・デビューしたアンドレ3000は2月に行ったライブで、スマホの使用を禁止。会場内で販売したTシャツの背中の部分にも、使用を控えるよう求める言葉をプリントした。
そのほか、ニューヨークのレストラン、「ザ・フロッグ・クラブ」やロンドンのクラブ、「ラッキー・クラウド」なども以前から、店内でのスマホの使用や写真撮影を禁止している。
スマートフォンがない時代の記憶がほとんどないZ世代でさえ、こうした動きに同調しているようにみえる。この世代の間では少し前から、2000年代に人気を集めたデジタルカメラが流行している。
(後略)
デジタル疲れか現実体験の最大化か
様々なイベントでスマホの使用が制限されるようになってきているようです。
携帯電話やスマホの使用に関して、そのマナーが問われていた時もありましたが、スマホが普及して生まれたときから携帯電話が存在している世代が多くなり、そのマナーに関しても変化が生じていたようです。スマホや携帯禁止と言うよりも、むしろ動画や写真を撮影してもらって、それを配信してもらうことをマーケティングとして利用したりする動きもありました。
レストランなどでも写真で撮影してシェアしてもらうことが宣伝になるという方針を採用していた店も多いようです。
しかし、最近はレストラン、ライブ、そしてファッションショーでもスマホ禁止にしている事例があり、それが物議を醸していると記事では伝えています。
スマホや携帯電話に関して言えば、特に映画館、コンサートなどで、その使用が問題視されていました。意図しなかったとはいえ着信音やアラームが鳴ってしまったり、映画館でスマホ画面をみることで、明るい光がチラチラしていて気になるといった問題がありました。一方で、電車などでのスマホによる通話は、短時間で、小さい声であれば許容されてきている印象もあります。
筆者が夜にショットバーで一人でお酒を飲んでいるときも、スマホを利用している人がいて、その光が気になることが結構あります。ショットバーは室内が暗いことが多いので、スマホの光は非常に目立つのでとても気になります。なのでレストランなどでスマホ禁止というのはわかりますが、ファッションショーにまでその波が来ているのかと少し驚きましたね。
一部ではつねにネットにつながることのデジタル疲れの可能性があるのではないかとも言われているようです。いつでも連絡が取れるということは便利な反面、いつでも対応しなければならないということになり、これが面倒だという気持ちはよくわかりますね。
便利であるということは逆に不便になっているという側面もあるのかもしれません。むかしは24時間営業というのはあまりなかったですし、年中無休というのも少なかったように感じています。仕事で残業になっても、ある時間になると、いまのうちに食事をしておかないと食べられなくなるからということで食事休憩になったりしていました。何か急遽、出張しなければならないことがあっても、自宅で出張の準備をしなければならないので、いったん、自宅に帰宅して、実際の出張は翌日ということも多かったようです。
しかし今はどこにいってもコンビニがあるので、どんなに残業してもいつでもコンビニで何かしらの食べ物が買えます。また、急な出張でもコンビニで食事を済ませることができるだけでなく、ネットでホテルを予約し、何なら下着をコンビニで買うことができ、自宅に帰らなくとも出張できるようになりました。
このように利便性が増していることは逆に人間にとって生活しにくい社会になっているとも考えることができ、レストラン、ファッションショーなどでも人々に集中してもらうためにネットからの切断というのは必要になっているのかもしれませんね。難しい世の中ですね。
(記事元)YAHOOニュース
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コメント
コメント一覧 (1件)
(日本の?)ライブなんかは電源オフが当然、レストランもお店のポリシーとして撮影禁止なところはフツーにあるので、取り立てて騒ぐことか?と感じてしまいますね。
ファッションショーは個人的には理解の範疇外なイベントゆえよく知りませんが、相次ぐと言う割に記載されているのは2件。スマホ疲れの流行でも生み出したいんでしょうか。それこそ、ファッションの流行のように。