EOS R1にCFExpress Type-C搭載の噂
EOS R1にCFExpress Type-Cが搭載されるという噂があるようです。本当に搭載される可能性があるのでしょうか?
当サイトではお伝えしていませんが、海外のEOS R1に関する噂で、メモリカードにCFExpress Type-Cを搭載するのではないかという噂があるようです。しかし、それは本当なのでしょうか?
噂を見てみる前に、CFExpressメモリカードのおさらいです。CFExpressメモリカードにはType-A、Type-B、Type-Cの3種類があります。そして、それぞれメモリカードのサイズ、そして転送速度が異なっています。
このうち、今のキヤノンとニコンが採用しているのがType-Bで、最近のソニーのカメラが採用しているのがType-Aです。Type-AはSDメモリカードぐらいのサイズで、カメラを小さくすることが可能ですが、その代わり転送速度が遅い、発熱の問題が発生する可能性がある、メモリカードが小さくて取り扱いが面倒などといった問題を抱えています。
さて、これを踏まえたうえで噂をみてみましょう。
Ordinary Filmmakerによれば、EOS R1がデュアルCFExpress Type-Cカードにはならないという情報があり、カメラの噂に関する複数のサイトがそれを示唆しているにも関わらず、彼はそうはらないと述べている。彼は現在のCFExpress Type-Bカードは十分に高速で、さらに高速な場合にはGen4カードがEOS R1に必要な速度を提供すると述べている。
多くの人がEOS R1の仕様について報告しているが、そのほとんどは単なる憶測でしかない。CanonRumorsが報告したものでも信頼度はCR0またはCR1であり、他の人はCanonRumorsの情報のバリエーションについて報告しているようだ。
検証された仕様がないため、私たちはEOS R1にCFExpress Type-Cカードが搭載されるとは思わない。これをキヤノンが行う理由はないし、キヤノンのユーザに利益をもたらすものでもない。これはすべて2023年4月にOrdinary Filmmakerが出したエイプリルフールの動画から始まった可能性が高い。
EOS R1にType-Cカードが搭載されるかどうかCameraInsiderがこのように報じています。
噂によればEOS R1がType-Cカードを採用するという噂には確実なものがなく、どうやらエイプリルフールからこの話が始まったようだと述べています。Type-Cカードを採用する理由がないし、互換性の問題もあるのでユーザにはメリットがないとしていますね。
ただ、EOS R1が8k動画などで高いフレームレートを実現しようと考えた場合には、Type-Cの搭載も検討した可能性はあるかもしれません。
しかし、CFExpressは先日、新規格を発表しています。そこでは、それぞれの各タイプの転送速度が従来のタイプの2倍になるとされています。つまり、現在のType-Bカードは現在のType-Cの転送速度まで引き上げられることを意味しています。
このことから考えれば、無理矢理Type-Cを採用しなくともType-Bのまま新規格の採用で転送速度の向上を待てばいいことになるので、やはりType-Cカードの採用というのはあり得ないのかなとも思いますね。
実際にはどうなるのでしょうか?
そして来年にEOS R5 Mark IIが発表されるという噂について「EOS R5 Mark II 来年2月発表か 画素数と動画仕様判明??」にて詳しくお伝え。
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コメント
コメント一覧 (6件)
現状、EOS R5でもフルに働かせるとカードが触れないほど暑くなるようですので
R1ではType-Cもあり得るかも知れませんね。
CFExpressが倍速になっても放熱面積が増えるわけではないので放熱問題がより
顕著になるかもしれません。
キヤノンの特許から放熱に接触式放熱機構を設け磁性流体を利用する可能性も
ありそうです。
消費電力や発熱を抑えたCFExpress typeBカードも登場しています。
プロ機のEOS R1はダブルスロットが必須のはずで、Gen4のtypeBダブルで間違いないと思います。
現行、どのメーカーもカメラ内ではtypeBカード最高書込速度の1/4程度と思われるので、typeBカードのままで良いような気もします。
Type-B Gen3の理論値2000MB/sに対し、50MP非圧縮RAWが85MB(α1を参考)くらいなので、これを30コマ/秒で撮りたいならやや不足、という感じですね。理論値なので実際はさらに不足でしょう。(計算間違ってたらすいません)
一方Gen4なら40コマ/秒でも無限連写できる速度になるので、速度上はType-B Gen4で十分どころか過剰に近いです。
確かに放熱問題はありますが、Type-Cだと筐体に収めるのが大変ですし、カードの熱が基板側にも影響しそうなので、まぁないでしょう。
Type-C Gen4が要るのは16K・60fpsの動画の内部収録とかじゃないですか? 熱暴走どころか出火しそうですがw
理論値とか連写速度とかに意見が偏りがちですが、汎用性を考えた時にあり得ない選択ですね。また専用のカードリーダーが必要なわけで、type-Bでさえまだまだ現場では普及していない所も多いのに勘弁してもらいたいですね。
CFastみたいなことになりそう。