EOS R5の供給は悪名をとどろかせるほど滞っているが、しかしメーカはアメリカの小売店に対して次の出荷は10月になるだろうと通知している。それを受け、北米の顧客は彼らの注文が発送されるのは「10月末まで」と言われている。
しかしながら、次にいつ発送が予想されるのかといった情報を何も提供できなかったため、イギリスの小売店ではEOS R5の在庫に関して同様の情報更新をみることができなかった。
EOS R5は技術的には7月30日の発売日から入手可能であったけれども、とても高い需要から事実上、商品を手に入れることは不可能だった。事前予約は明らかに多く、国際的なサプライチェーンの問題も重なったこともあり、7月に予約した人にも、まだ商品を待っている人がいる。
B&Hの情報はDowntown Cameraのようなカナダの販売店によるWebサイトが提供している情報と一致しており、北米の全体像としては、10月後半までかなりの量の在庫を得ることができないということだ。
(記事を一部引用して意訳しています)
EOS R5は未だ在庫不足
DigitalCameraWorldがEOS R5の在庫不足状況について報告しています。
記事によれば、海外でもEOS R5は在庫不足になっていて、次の出荷は10月になるだろうとしていますね。それは、アメリカだけでなくも、カナダ、イギリスなどでも同様なようです。7月に注文した人の中でも、まだ製品を手に入れていない人もいるということで、かなりの在庫不足というか、製品を待っている人がいるということなのでしょうね。
日本でも在庫不足が続いています。価格.comの調査によれば、EOS R5を販売しているショップは6ショップしかなく、そのうちの5ショップは在庫無しになっています。恐らく、すべてのショップが在庫なしになっていると思われ、今購入しても手元に届くまでにはかなりの時間がかかるものと思われますね。
それでも、おかしなもので、売れ筋ランキングとしてはデジタル一眼カメラでランキング1位を獲得しています。価格.comのランキングの集計方法が直接的な販売数と関係していないということもあるのでしょうが、少なくとも国内でも大きな話題になっている製品ということは間違いないと思われます。
需要の高さ、新型コロナの影響、オーバーヒート問題
正直にいうと、これまでのキヤノンのフルサイズミラーレスは本格的なフルサイズミラーレスを投入するまでの「前座」というような状況であったような感じは否めず、EOS R5こそ満を持して発売したキヤノンの本当のフルサイズミラーレスという感じですよね。
なので、これまでミラーレスへの移行をためらった人もEOS R5であれば購入しようという人も多いと思われ、そのため需要はかなり高いと思われます。実際に、動画の撮影ではオーバーヒートの問題が尾を引いてしまっていますが、静止画の撮影ではかなり優秀だという評価が多く、需要が高くなっているのもわかります。
ですが、7月に予約したのに手に入れることができるのは、速くても10月末までになってしまう可能性があるというのは、すこし供給が少なすぎるのではないのかな?という印象がありますね。新型コロナウィルスの影響もあると思いますが、まだ、それほど大きな影響を受け続けているような状況なのでしょうか?
そして、以前に一部の海外の噂では、EOS R5の次の出荷はかなり遅い時期になり、それはEOS R5の動画撮影に関するオーバーヒート問題を修正するために、わざと供給を遅らせているのでは?という噂もありました。このことが影響しているのでしょうか?
折角発売されたEOS R5の供給量が少なくて、その結果、販売に関して機会損失になっているとしたら非常に残念ですね。
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