海外のNikon Z fの在庫はどうなっているか
Nikon z fは日本国内で非常に高い人気となっています。日本はレトロデザインのカメラの人気が高いのでしょうかね?若い人では、まだ昭和レトロブームが流行っているようで、古い喫茶店、昔ながらの旅館や昔のホテル、昔の商店街などが人気スポットとなっているようです。
このレトロブームは、実は古き良き時代のものが再び流行しているのではなく、20年~30年前のものが再び流行しているだけという説があるようです。これは、20年から30年前に学生で当時の文化の中で育った人が成長し、大人になり、会社のなかでるある程度の地位や実績を手に入れ、今度はその人が様々な製品やイベントを企画するようになるなかで、20年から30年前の文化を取り入れることによって、その文化が現代になって流行し始めたり、企業の製品企画としてレトロなものが再び発売されて人気がでるという法則です。
つまり会社やイベントの企画として当時の学生だった人が昔に流行したものを取り入れて企画し、そしてその当時のものがレトロだとして若い人に人気がでるこんな繰り返しをしている可能性も考えられるようですね。
というわけで、今のレトロブームは1990年代のものが流行しているのかもしれません。そういえば当時のフィルムカメラも今は人気になっています。2000年代初期のレトロデジカメ人気も同様ことが言えるのかもしれません。
さて、それだけ国内ではレトロデザインのカメラが人気になっているわけですが、海外ではどのようになっているのでしょうか?
Nikon Z fが欧州でも在庫切れに?
以前の調査で、海外の通販サイトでNikon Z fの在庫がどのようになっているのか調べたことがありました。このときは北米で製品在庫がなく、イギリスなどでは製品在庫がある状況になっていて、日本、アメリカでは人気があるものの、欧州ではNikon Z fの人気はあまりない可能性がありました。
それでは今現在、海外の通販サイトでNikon Z fの在庫状況はどのようになっているのでしょうか?
まずはアメリカで有名なB&Hです。こちらは相変わらず在庫なしの状況で、製品の在庫がないことがわかります。次にこちらのアメリカで有名なAdoramaです。こちらもバックオーダーとなっていて入荷待ちの状況です。次の入荷は2024年1月という記述もあることから、少なくとも1ヶ月以上の納期となっていることがわかります。
次に欧州のサイトをみてみましょう。まずはイギリスのwexです。こちらは前回の調査では在庫がある状況だったのですが、いまは入荷待ちの表示があります。どうやらイギリスの通販サイトでも在庫切れになり始めたようです。そして、こちらもイギリスのParkCamerasです。こちらでもNikon Z fの在庫はありませんでした。サイトには2023年12月8日の入荷予定となっています。もしこの日付が正しいのであれば、イギリスもアメリカも次回の入荷までは、日本ほど時間がかからない可能性がありそうです。
最後にデンマークの通販サイトです。こちらも以前は2~5営業日で発送の文字がありましたが、こちらも入荷待ちとなっています。
このことから、どうやら、濃淡はあるようですが、日本、アメリカ、欧州、それぞれでNikon Z fはかなり品薄になっているらしいことがわかります。
ただ見ているとどうも欧州はNikon Z fの売れ行きは日本やアメリカほどではないような印象を受けますね。今は製造したぶんを日本国内とアメリカに振り分けていて、その結果、欧州でも在庫がなくなりつつあるような状況になっているように見えます。
そしてNikon Z fの欠点について「誰も語らないNikon Z fの大きな一つの問題点」にて詳しくお伝えしています。
センサーサイズ | 35.9×23.9mmサイズCMOSセンサー、ニコンFXフォーマット |
画素数 | 2450万画素 |
センサークリーニング | イメージセンサークリーニング、イメージダストオフデータ取得(Capture NX-Dが必要) |
イメージプロセッサ | EXPEED 7 |
手ぶれ補正 | イメージセンサーシフト方式5軸補正 |
手ぶれ補正効果 | 最大8段 |
高速連続撮影 | ・低速連続撮影:約1~7コマ/秒 ・高速連続撮影:約7.8コマ/秒 ・高速連続撮影(拡張):約14コマ/秒 ・ハイスピードフレームキャプチャー+(C30):約30コマ/秒 |
動画撮影 | ・3840×2160(4K UHD):60p/50p/30p/25p/24p ・1920×1080:120p/100p/60p/50p/30p/25p/24p |
シャッター速度 | ・シャッタースピードダイヤル使用時:1/8000~4秒(1ステップ)、Bulb、Time、X(フラッシュシンクロ) ・メインコマンドダイヤル使用時:1/8000~30秒(1/3ステップ、撮影モードMでは900秒まで延長可能)、Bulb |
ISO | 標準ISO 100~6400 |
フォーカスポイント | 273点 |
EVF | 0.5型 約369万ドット |
背面液晶 | チルト式3.2型TFT液晶モニター(タッチパネル) 約210万ドット |
メモリカードスロット | SD/SDHC/SDXC UHS-II対応 microSD/microSDHC/microSDXC UHS-I対応 デュアルカードスロット |
サイズ | 約144×103×49mm |
重量 | 約710g(バッテリーおよびメモリーカードを含む、ボディーキャップ、アクセサリーシューカバーを除く) |
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コメント
コメント一覧 (9件)
管理人さんとちょっと同じ感覚ですが、昭和レトロという言葉はよく聞きますが、戦前の昭和と戦後復興期の昭和は全く違い、1980年代の昭和は平成とほとんど同じです。
カメラのレトロ調と言っても、三種の神器と言われた家電製品の時代のことではなく、デジタルカメラに移行する前のフィルムカメラだった1990年代のことかと思います。
Zfは日本のフィルムカメラに似ているからレトロ調なのかもしれませんが、そもそもライカや海外のカメラのデザインは日本人から見たら斬新なものが多いので、海外の人は特にレトロ調とか感じないのではと思った次第です。
NikonRumorsのZf関係記事コメント欄を眺めてみると、「モーター内蔵FTZをなぜ出さないのか」とか「Ff=Fマウント版Zfを出せ」とか、どこぞのサイトで見たようなコメントがチラホラあり、意外とどの国も変わらないのでは?と感じます。いや、もちろん局所的に過ぎる例ではあるんですが……
後者はもうちょっとマウントについて調べた上でDfを買ってほしいものです。
モーター内蔵アダプターの方はF→Eのが出るらしいですが、F→Zを出す気はないようで……Zfが世界的に大人気なら、ニコンが純正で出す可能性も上がりますかね?
これだけ Zf が売れたらニコンも二本の SE と 26mm 以外にも似合うレンズを用意しないでしょうか?
フォクトレンダーやシグマの I シリーズにやすやすと市場を明け渡してしまうのでしょうか?
Z fの好調ぶりを見ると少なくともZ fの中身と同じような機種はしばらく出ないように思いますね。
それがZ 5IIなのかEVFを省いたZ 3?なのかはわかりませんが、Z 6IIIはおそらく33MPセンサーでEXPEED 7の機種になると思うのでZ fの影響は受けず来年早々にも出てきてほしいところではありますが。
すでに生産の問題だろうで、ランキング(BCN、ヨドバシ)からZfが消えているようですが、何かニコンは慎重そうにも見えます。Z8の方が生産にはアグレッシブだったような、しかし問題発生もあってのことかもしれないですが。α7CⅡがほぼ同じ時期発売もあって難しいですが、個人的にはZ8ほどのインパクトはランキング上では見受けられず。好発進はそのとおりですが、今少し見ていきたいところです。シルバー系も何時出すんでしょうね。
そもそも生産台数が少ないのだろう。
ニコンは全盛期に年間一眼レフを450万台ほど生産していたが、今は年間一眼レフミラーレス合わせて70万台程度。
全体として1/6以下に減っているわけだから、ニッチ狙いの機種なんてそりゃあ少ない生産台数だよ。
ホントにニッチですか?
FUJIのT5もpro3も100Vも同じ路線で売り切れでチェキやフィルムカメラも売れている現状ニッチと言えるほどの規模では無いのでは?
ライトユーザーならデザイン重視で選ぶ人もいるでしょうしそんなにニッチ路線ではないと思います。
フジも一番多かった頃は年間生産台数75万台くらいで、今は36万台しかない。
もはやレンズ交換式カメラの年間生産台数が100万台超えてるのは、キヤノン(286万台)とソニー(125万台)しかいない。
どこも最初から少ない台数しか作らないので、すぐ在庫が尽きるだけ。
一部の部材には真鍮を使用していますし、ヘリテージデザインですから他の筐体と共用できる部分も少ないでしょう。よって部品調達もメインストリームの機種と比べて簡単でないのは想像に難くありません。単純に需要に対して、生産数が追いついていないのでしょう。
Z fで盛り上がっているのは本当に一部の熱狂的なファンで、他は最新のZミドル機ってことで買っている人がチラホラって程度なのではと推測します。