誰も語らないNikon Z fの問題点
Nikon Z fには、誰も語ることはないがかなり大きな問題が一つあるそうです。どのような問題があるというのでしょうか?
一部の人はそう思わないかもしれないが、シャッターシールドがないことは思ったよりも大きな問題だ。その理由は以下の通りだ。まず、ニコンはNikon Z fを金属などを使用して可能な限りの耐久性を持たせるために全力を尽くした。それなのに、なぜこの小さな機能を見落としたのだろうか?ライカSLのように金属製でIP規格の耐久性があるわけではない。
Nikon Z fでレンズを交換するときには、非常に注意深く、迅速、かつ丁寧に行わなければならない。そうでなければカメラのセンサーを清掃する必要がでてくる。Nikon Z fがターゲットとしているのは、ストリートフォト、ドキュメンタリーシューター、ジャーナリストだ。ハイキングに行ったり、風景を撮影するためにこのカメラを持っていく場合には、恐らく何らかの軽いレンズと一緒に持って行くことになるだろう。しかし、それであれ、これは本当にどこにでも持って行くニコンのカメラだ。しかし、どこでレンズを交換しても、センサーが汚れることは避けられない。それはNikon Z 8やNikon Z 9では起こることがないだろう。しかし、これらのカメラはどこにでも持ち歩くカメラではなく、本格的な作業を行うためのカメラだ。
実際、私はNikon Z 6IIやNikon Z 7IIをどこにでも持ち歩きたいとは思わない。なぜなら、それはその場で投げかけられる状況に対処することができないからだ。しかしNikon Z fはそれを実現できるように設計されている。非常に優れた低照度オートフォーカス、間違いなく素晴らしい耐久性、私にとって適切なグリップ、なぜカメラはカメラのセンサーの完全性を犠牲にするのだろうか?
Nikon Z fについてThePhoblographerが伝えています。
記事ではNikon Z fはある問題点があると指摘しています。この時点で多くの人は、AFジョイスティックがないことかなと想像すると思うのですが、記事では、いちおうジョイスティックがないことも問題点の一つとして挙げています。しかし、カメラの十字キーでいちおう設定することができるし、背面液晶を作ってジョイスティックのように操作できるので、ジョイスティックの機能がないわけではないと指摘しています。
それではどのような問題点があるのか?というと、それが上記のようにシャッターシールドがないということのようですね。シャッターシールドというのは、電源OFF時にシャッターを閉じることで擬似的にセンサーシールドのように利用して、イメージセンサーにホコリが付着しないように(しにくいように)する機能のことです。
Nikon Z fにその機能がないんだと思って、機能が削られたのかな?と思ったのですが、Nikon Z 6IIの説明書をみても電源OFF時のシャッター状態を変更する設定はないようなので、ニコンのミラーレスカメラにはシャッターを下げてセンサーをホコリから守るという機能は搭載されていないようです。
意見がわかれる電源OFF時のシャッター状態
ちなみに、この電源OFF時にシャッターを下げて、センサーを守るという機能は人によって結構意見が異なるようです。センサーにホコリが付着しないためにあったほうがいいという人もいれば、シャッターを触ったりしてメカシャッターそのものを壊してしまう可能性があるのでないほうがいいという人もいます。また、センサーなら仮に水しぶきのようなものがかかっても自分で掃除できるかもしれないが、シャッターに水しぶきがかかったらもうお手上げで、サービスセンターにお願いするしかないと指摘する人もいます。
この電源OFF時のシャッター状態については、キヤノンの一部のカメラで行うことができます。
上記はEOS R5のマニュアルです。マニュアルには、「レンズ交換時、センサーへのゴミの付着を防止するために通常は閉じるに設定します」という記述があり、キヤノン的にはシャッターを下ろすことをデフォルトの設定としていることから、こちらを推奨していることがわかります。
まあ、選択肢が増えるという意味では、キヤノンのように設定でどのようにするか決めることができればベストだったのかもしれませんね。
そして、「ニコンからレトロデザインのレンジファインダーが発売されたら買う?買わない?」では、ニコンのレンジファインダースタイルのカメラへの期待について詳しくお伝え。
センサーサイズ | 35.9×23.9mmサイズCMOSセンサー、ニコンFXフォーマット |
画素数 | 2450万画素 |
センサークリーニング | イメージセンサークリーニング、イメージダストオフデータ取得(Capture NX-Dが必要) |
イメージプロセッサ | EXPEED 7 |
手ぶれ補正 | イメージセンサーシフト方式5軸補正 |
手ぶれ補正効果 | 最大8段 |
高速連続撮影 | ・低速連続撮影:約1~7コマ/秒 ・高速連続撮影:約7.8コマ/秒 ・高速連続撮影(拡張):約14コマ/秒 ・ハイスピードフレームキャプチャー+(C30):約30コマ/秒 |
動画撮影 | ・3840×2160(4K UHD):60p/50p/30p/25p/24p ・1920×1080:120p/100p/60p/50p/30p/25p/24p |
シャッター速度 | ・シャッタースピードダイヤル使用時:1/8000~4秒(1ステップ)、Bulb、Time、X(フラッシュシンクロ) ・メインコマンドダイヤル使用時:1/8000~30秒(1/3ステップ、撮影モードMでは900秒まで延長可能)、Bulb |
ISO | 標準ISO 100~6400 |
フォーカスポイント | 273点 |
EVF | 0.5型 約369万ドット |
背面液晶 | チルト式3.2型TFT液晶モニター(タッチパネル) 約210万ドット |
メモリカードスロット | SD/SDHC/SDXC UHS-II対応 microSD/microSDHC/microSDXC UHS-I対応 デュアルカードスロット |
サイズ | 約144×103×49mm |
重量 | 約710g(バッテリーおよびメモリーカードを含む、ボディーキャップ、アクセサリーシューカバーを除く) |
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(記事元)https://www.thephoblographer.com/2023/11/22/the-nikon-zf-has-a-problem-no-one-is-talking-about/
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コメント
コメント一覧 (7件)
メカシャッターを下ろして防御する仕組みの機構は、故障のリスクが上がるので賛成できないですね。Z9や8はメカシャッターレス機ですから、センサーを守る為のシールドが別であるわけですが、Z fはメカシャッターがなければまともに使えません。いわば生命線です。
そもそもメカシャッターを下ろすことで細かな埃や粉塵を防御できる能力がどれほどあるのか分かりませんし、それであればOMDSのような強力なダストリダクション機構が付いていた方がありがたいようにも思います。
自分では環境が過酷な条件で撮影することもないので特にシャッターシールドが
必要と感じた事はないですね。
センサー前面ガラスの帯電防止やフッ素コートで今の所十分です。
でもシャッターシールドがあれば当然使います。
あることで多少は保護されてるかなーとは思います。例えば細かい石が飛んできた時、センサー直だと傷がついて画質に影響するところ、シャッターなら傷はつくけど動作はする、とか。
じゃあ必須かと言われると……センサーなら黒点や線程度で済むところ、シャッターは破損で撮影不可の可能性が増えますからねぇ。
ゴミ除去を強力なものにした上で、開閉を選択式にするのが最良? どちらをデフォルトにするかがまた悩ましいですが。
ちなみに、3年使っているR6は今確かめたら見事にゴミゼロでした。シールドと超音波除去のどっちが効いているかは不明なものの、センサーが綺麗なままなのは嬉しいものです。
最初天井照明で試したら大きな黒点があり、落胆しつつよく見たら照明内に虫が。まさかそっちのクリーニングが必要とは……w
そんな事より液晶がバリアングルなのが使いにくい。
私はブロワーするので、そのような機能があるカメラでも全開です。外でレンズ交換しないし、気になれば自分で清掃します。
Zfを使っていて私的に致命的なのはグリップが無いことでしたが、社外製の大きなグリップで解決しました。(純正のものはほとんど使い物にはなりませんでしたので)
キヤノンとソニーはレンズ交換時にメカシャッターを下ろせるようにできる機種が増えてますね。
ニコンもZ 9/8ではセンサーシールドを搭載しているのでレンズ交換時にセンサーを守りたい要望があることは認識しているはずですが、メカシャッターでやるのは違うという見解なのでしょうか。
レンズ交換時にメカシャッターを下ろすか下ろさないかはユーザーが選べるので、ニコンも選択式にするのが潮流かと思いますがどうなるでしょうか。
「大きな一つの問題点」というのであれば、電源オンのまま電池パックを抜くとシャッター膜が降りっぱなしになるという例の裏技使えばいいのでは?