ニコンレンズ シェア2位まで回復 “低迷から一皮むけた”

ニコンレンズの販売が好調

ニコンレンズの販売が好調であるという記事が公開されています。興味深かったので紹介したいと思います。なぜニコンレンズが好調なのでしょうか?

それでは記事をみてみましょう。

 Zマウントレンズはこの2月まで1桁シェアで低迷。マウント別の販売ランキングでも5位か6位のパッとしない存在だった。しかしこの3月、にわかに覚醒。11.9%と初めて2桁シェアを達成した。NIKKOR Z 26mm f/2.8の発売で販売本数が一気に増えたことが大きい。さらに、3月10日から4月17日まで開催した「Nikon Creators 応援スプリングキャンペーン」によるキャッシュバックも効いた。対象は、当時ニコンが販売するZマウントレンズの過半を占める19本。レンズ1本につき2万円から5000円キャッシュバックする大盤振る舞いで販売本数を伸ばした。

 さらにこの5月、Zマウントレンズのシェアは13.8%まで拡大、一気に2位までランキングを上昇させた。6月も13.3%で2位を保っており、それまでの低迷状態から一皮むけた。ジャンプアップした要因は今回も新レンズの発売だ。NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRを5月に、NIKKOR Z DX 24mm f/1.7を6月に投入。いずれも立ち上がりはまずまずだ。8月に発売するNIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRにも、すでに予約が入り始めており、Zマウントレンズがにぎやかになってきた。交換レンズのラインアップが広がると、安心感が高まりカメラボディーの販売も上向く。6月現在で、ニコンのミラーレス一眼の販売台数シェアは10.9%。ランキングは4位だが、1桁シェアが当たり前だった状態からは脱し、拡大傾向が継続している。

記事ではさらに詳細な解説がありますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。

記事によれば、ニコンのレンズ販売シェアは5位か6位でいまいちだったけれども、3月ぐらいからじわじわとシェアを伸ばしているとしています。

3月にシェアを伸ばしたのは、Z 26mm f/2.8の販売が大きかったそうです。また、3月10日から4月14日まで開催したキャッシュバックキャンペーンも効果があったようですね。

そして5月もシェアを拡大。記事にはありませんが、恐らくニコンが製品価格の改定という実質的な値上げを発表したため、駆け込み需要があったためだと思います。なお、値上げは5月18日に実施され、順次価格は値上がっているはずです。

新製品とキャッシュバックの効果、駆け込み需要が追い風になっているようですが、6月もニコンレンズは好調だったことが記事からもわかります。6月にシェアが拡大した理由は、新レンズの投入で、Z DX 12-28mmや、DX 24mm f/1.7を発売したことが大きいようです。6月に好調だったのが、駆け込み需要が続いているのかどうかはわかりません。店舗が値上げ前に仕入れた製品を、価格改定後の仕入れ価格に利益をプラスして販売していなければ、まだ価格改定前の価格で購入でき、それが原因で駆け込み需要が続いている可能性もあるのでしょうか?

しかし、この記事を読むと、シェアを追うにはやっぱり廉価なレンズやAPS-C用のレンズを発売しないといけないのだなと感じますね。今後も廉価な180-600mm、70-180mmなども発売されるのでシェアの拡大に期待したいところですね。

(記事元)https://news.yahoo.co.jp/articles/7b16df5d917f880df014e23a85787352ca17e80b

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「ニコンレンズ シェア2位まで回復 “低迷から一皮むけた”」への4件のフィードバック

  1. BCN ではグラフでシェアの遷移を確認できるのですが、
    この一年間 Z マウントは右肩上がりですね。
    さすがに E マウントを越えるのは難しいと思いますが、
    E マウントのサードパーティー比率が高いことを考えると、
    ニコンがシェアナンバー1の交換レンズメーカーと言える日もそれほど遠くないと思われます。
    (F マウントを含めて考えるとすでにナンバー1かもしれません。)

  2. 路傍のカメラ好き

    まぁいつもの話題ながら、あくまでもBCN加盟店の月間販売シェアであって、カメラ専門店やおそらく公式ストアの数字は入っていないこと、世に出回っているレンズのシェアではないことは意識が必要ですよね。他店舗を含めても(出てる本数差から)傾向はさほど変わらない気もしますが。
    ヨドバシやマップのランキングにはなかなか姿を見せないマイクロフォーサーズのレンズがBCNではシェア2位を長く維持していたというのも面白いものです。

  3. BCNランキングは、販売の最前線を結構正確に示していると思いますよ。

    メーカーは有名店のランキングが上がることを目指して販促するので、ヨドバシのランキングはその販促結果に左右される。
    マップカメラやフジヤカメラは下取りを利用した高額商品の買い換えが多く、販売の実情を表しているとは言えない。

    マニアの好みと販売の最前線にはかなり温度差があります。

  4. やはりキャノンには、もう少し違った感じのレンズを出してほしいですね。妄想的には、50-300mm F4-5.6、20-50mm F2.8-4、APS-C用では12.5-125mm F3.5-5.6 辺りとか。

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