ミラーレスでソニーが2年連続シェア1位
BCN AWARD 2022
・一眼レフ部門 1位 キヤノン 59.8% 2位 ニコン 33.9% 3位 リコー 5.8%
-BCNより
・ミラーレス部門 1位 ソニー 32% 2位 キヤノン 28.2% 3位 OMデジタル 12.7%
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ランキングによれば、一眼レフではキヤノンが1位、ミラーレスではソニーがシェアで1位を獲得したそうです。ミラーレスのソニーとキヤノンの差は4%とごくわずかです。12月からのソニー製品の供給不足がなければ、もっと差がついていた可能性が高そうです。
このミラーレスカメラのシェアについては、キヤノンの場合はEOS Kiss Mがかなりランキングに寄与しているはずです。そして、ソニーはあまり廉価なAPS-Cミラーレスが上位にランクインしていませんでしたので、α6400やフルサイズミラーレスで稼いだシェアということになるのではないかと想像されますね。ということは、利益的にはソニーのほうがかなり得られているのではないかなと思います。
ミラーレスで存在感のないニコン
そして、ニコンは一眼レフで2位にランクインしていますが、シェア的にはキヤノンにほぼダブルスコアの差をつけられている状況です。廉価な一眼レフを国内市場に投入していないということもありますが、それでも33.9%ものシェアがあるのは少し驚きました。逆にリコーが5.8%のシェアしかないのはちょっと心配です。
ミラーレスでは3位以内にランクインしていませんので、4位以下は確定で、シェアについてもオリンパスの12.7%以下という状況になっています。たぶん4位争いは富士フイルムとニコンになっているはずで、そう考えると、ソニーやキヤノンの約1/3以下しか売れていないということになりますので、残念ながら存在感をだせていない状況ですね。しかし、ニコンは廉価なミラーレスを投入していないので、このあたりは仕方がないのかもしれません。ニコンには廉価なミラーレスを発売する計画はあるのでしょうか?
それでも今年の後半にNikon Z fcの人気がでたり、Z 9が想定以上に売れているということですので、この波及効果で他の製品も売れるようになるといいなと思いますね。特にZ 7とZ 6のブラッシュアップ製品を市場にはやく投入しなければならないのではないのかなと思います。
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コメント
コメント一覧 (2件)
もう少しすればBCNがより詳しい数字を出してくれるやもしれません。ミラーレスについて去年は、ソニー27.4、キャノン23.8、OMDS 23.4、フジ12.0、パナソニック8.3、ニコン4.6とBCNは公表していました。2021年はOMDSが下がったとはいえ、その分の多くがソニー、キャノンに流れてしまっています。差し引き1.6%ほどが4位以下に回っている計算になります。そしてBCNは2021年について、4位フジまでのシェア推移のグラフを以前(12月までではない)示していて、それを見ると平均的にはフジは12%はありそうには感じました。ですので残り13-5%をにニコン、パナソニック、シグマ他で分け合う形になっていると思われます。ですので、ニコンが良いとパナソニック(2マウント)が危機的になりそうで、それはそれで怖いです。ニコンの方が以前に比べるとまだ調子がよさそうではありますが、どちらもが7%の値として、そこからどうズレているかという感じではないかと予想しています。
やはりニコンはZ 9より下の機種を早急にアップデイトする必要があると思いますね。
なぜキヤノンR5/R6やソニーα7 IVなどが売れているのか、ニコンもZマウントレンズは結構揃ってきていて光学性能には定評があるので後は魅力的なボディですよね。
Z 9でニコンもミラーレスで凄い機種を出せるのは示せましたから、それをなるべく早く下の機種でもやらないとシェアは低いままでしょう。
シェアでいうとZ 50より下のZ 30?なども出しておかないと厳しいですし、DX機に合うレンズもロードマップにある広角ズームや単焦点を早めに出す必要もありそうです。