ニコン 一眼レフ用レンズが続々ディスコンに
当サイトでは以前にもAPS-C一眼レフ用のFマウントキットレンズがディスコンしていたり、その他の多くのレンズがディスコンになっていることをお伝えしています。
あらためて、今回、ニコンがサイトに掲載しているレンズを調べてみたところ、新たに、上記のようにフルサイズ一眼レフ用のマイクロレンズ(マクロレンズ)もディスコンになっていることがわかりました。
上記の画像が、そのマイクロレンズの製品ページですが、製品名の横に「旧製品」という記述がされていることがわかります(画像タップで拡大します)。
一眼レフは終了でミラーレスへ移行か?
これまでのフルサイズ一眼レフ用のレンズは、仮にディスコンになったとしても、他のレンズで代替できるような製品が多くありました。
しかし、以前にもお伝えしたように、APS-C一眼レフ用の標準ズームは他に代替レンズがないことから、今後は日本では、APS-C一眼レフが発売されない可能性が示唆されていることになります。また、D5600やD3500もディスコンになり後継機種も発売されていないことも、その可能性を高めていると言えることができると思います。
ひょっとしたらですが、世界的な半導体不足や、ミラーレス用の本体やレンズの開発を最優先するために開発リソースを集中させているため、APS-C一眼レフやそのキットレンズの開発も予定されているが遅れてしまっているという可能性も考えられないことはないと思います。ですが、この状況をみるとほぼ絶望という印象です。
このような状況での、今回のフルサイズ一眼レフ用のマイクロレンズのディスコンです。確かにマクロレンズは中望遠が基本ですが、それでもマイクロレンズという特殊性から2本しかないマイクロレンズ(PCマイクロを除く)のうち1本がディスコンになるというのは、かなりのインパクトになるのかな?と思いますね。
ということは、ニコンは、フルサイズ一眼レフや、より需要の高いレンズは残す可能性があるかもしれませんが、需要の高くないカメラやレンズ、代替が効かないレンズについてはディスコンにしてしまう可能性が高くなったのではないのかな?と思います。
すでに仕事や趣味で一眼レフを所有している人は、欲しいレンズを所有しているので問題がないかもしれませんが、これから別のジャンルの撮影を一眼レフでしたいという人は、ニコンの既存の一眼レフ用のレンズがいつまで販売されるのか不確かな状況なので、少し心配になるかもしれません。
[template id=”4241″]
コメント
コメント一覧 (2件)
ニコンは「NIKKOR Z MC 50mm f/2.8」の製品特徴を、自社の「AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED」と比較しています。曰く、
1.AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G EDに比べ、約23mm(約26%)、約165g(約39%)も小型・軽量で、機動性の高い快適な撮影をサポートします。
2.AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G EDより高いAF精度を実現。
これでは、「NIKKOR Z MC 50mm f/2.8」に買い替えなさいと言っているようなものですね。
昔F501が発売され始めの頃マウントを変えたEOSに対して、ニコンはマウントを変えずにAFを搭載したので、ニコンはレンズ資産を生かせるという記事をカメラ雑誌で何回も読んだ事を思いだしました。
この時は古くからのユーザーの要望を取り入れる余裕があったからマウント不変ができたのかな?と思います(同時に雑誌の開発者インタビューでマウント不変でのAF化は難しいとのインタビューを読んだのを思い出しました)。
市場が縮小した現代では会社としてはレフからレスへ切り替えてほしいんでしょうね。古くからのユーザーの意見など構っている余裕など無いと言った感じですが営利目的な点では当然の流れです(新しいカメラ レンズを買わざるを得ないから)。
自分もD90からR6に切り替えてマウントの着脱が右左逆 操作感が全く違う 連写時ファインダーに画像が残る など「イラっ」としたり「何だこれは」と思った事が多々あります。が「新しいものに慣れろ」だと思います。
旧来のものに固執する限りメーカー ユーザー共に進歩はありません。