新しいZマウントSレンズはビデオ中心で、ビデオ撮影の目的で利用する場合、完全に無音だ。もしFTZと一眼レフのレンズとのペアで利用する場合にはノイズが発生する。このことはカメラの外部マイクを利用しないカジュアルなビデオ撮影者の多くをいらだたせる。
ビデオ録画モード時の一眼レフレンズ用の新しいAFアルゴリズムを開発中
最近のネット上で浮上した最新の情報によれば、新しいAFアルゴリズムはFTZと一眼レフ用レンズのペアで利用するときにAF速度がわずかに遅くするようだ。これは全体的にAFのパフォーマンスに影響を及ばさないが、ビデオ撮影時に内蔵マイクを利用するときにAFノイズを少なくなる。
(記事を一部引用して意訳しています)
新しいAFアルゴリズムを開発中?
NewCameraがニコンが新しいAFアルゴリズムに取り組んでいるかもしれないと報告しています。
記事によれば、一眼レフ用のレンズをミラーレスカメラに取り付けてビデオを撮影すると、AF駆動音がノイズとして記録されてしまうとしています。そのため、ニコンは一眼レフ用のレンズをFTZマウントアダプターと利用する場合について、新しいAFアルゴリズムに取り組んでいるとしています。
どのようにしているかというと、FTZマウントアダプターを利用して一眼レフ用のレンズで撮影している場合には、AFの動作をわずかに遅くすることでノイズを低減するというようなことをするのだそうです。
いろいろ大変な動画機能
動画は様々なフォーマットがあったり、今回のようなモータ音のノイズの問題、そして発熱の問題と、本当に様々な問題に対処しなくてはならず、本当に大変ですよね。
例えば、4k解像度でも映画などで利用されているDCI 4kとテレビなどで利用されている4k UHDTVというような複数の種類の解像度がありますし、さらにフレームレートも24fps、25fps、30fps、60fpsなどと様々なものがあります。これだけでもすべて対応するの大変ですよね。これに加えてカラーサンプリング方式や出力が10bitなのか8bitなのかといったことまであって、さらに複雑になっていきます。
それに加えAF駆動音の問題や発熱の問題があったりして、カメラメーカはこれらにも対処しなければならず、本当に動画の撮影って大変ですよねという印象しかありません。
この対処については、恐らくFTZを利用していると判断した場合には、ゆっくりとレンズを動かすようなことをすればいいので、たぶんファームアップデートで対処できる問題だと思います。ですが、ただゆっくりにするだけなのか、撮影状況や使用レンズにあわせてAF速度を変更したりするかなり本格的なのかどうかは不明で、そのあたりが気になるところですね。
ですが、一眼レフ用のレンズを所有している人で、場合によって所有している単焦点レンズなどを利用したいという人にはいいお知らせかもしれませんね。
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