内部的にキヤノンは、新型コロナウィルスを理由としたサプライチェーンにおける最悪の事態に、積極的に備えようとしていると言われている。このことは驚きに値しないだろう。
現在、キヤノンは現在の製品の部品について問題はないと報告している。しかし、EOS R5のような新製品の発売がいくらか遅延したり、予想された製造数より少なくなることになるかもしれない。
5月のフォトキナに向けて発表され、その後まもなく発売されると噂されているEOS R6は延期するかもしれない。
私はまた5月のフォトキナの開催可能性の決定について、まもなく決定が下されると聞いている。もし開催がキャンセルされても驚かないで欲しい。
(記事を一部引用して意訳しています)
(記事元)https://www.canonrumors.com/coronavirus-and-canon-production/
新製品の発売延期が現実味?
CanonRumorsがキヤノンの新製品に関する報告をしています。
記事によれば、キヤノンは新製品の製造に必要な部品の調達に関して、新型コロナウィルスの影響があるので積極的に対処しようとしているそうです。実際に日本国内のいくつかの工場の操業を一時中止していますし、部品に関して他からの調達を検討しているという記事もありましたので、実際に様々な検討をしているのは間違いないと思います(参考 キヤノン 工場の操業を一時中止 新型コロナで部品納入されず)。
そして、そのことからキヤノンの新製品の発売が遅延したり、発売直後の生産数が少なくても驚かないとしています。さらに5月に発表が予想されているEOS R6の発表も延期されるかもしれないとしていますね。これらはすべて予想ですが、もしそうなったらキヤノンとしては大きな痛手になりそうです。
ただ、もともとEOS R6の5月発表は噂ですので、仮に延期されたとしても、本当に発表が延期されたのか噂が間違っていたのかは誰も証明できないことになります。
コロナウィルスの影響が続々
日本でも新型コロナウィルスに関する影響がでています。これは心理的な問題のほうが強いと思いますが、国内でトイレットペーパーやティッシュペーパーが売り切れて購入できなくなってしまっていますね。
また、全国で一斉に休校になったからか、子供たちのお昼ご飯を用意するためなのでしょう、インスタントラーメン、パスタ、パスタソース、パックご飯といったものの品揃えがかなり悪くなっています。
このように日本国内にかなりの影響を与えていますが、カメラ業界も影響を受け始めています。
まず2月に開催予定だったカメラ展示会のCP+が中止になりました。そして、ドイツで5月に開催されるフォトキナも、開催するのか中止するのか決断するときが迫っているようですね。海外ではイタリアでの感染が広まっていますが、欧州は一つの国といってもいい状態ですので5月までにドイツで感染が広がってもおかしくありません。そうなると開催が延期されても不思議ではありませんね。
さらにニコンはNikon D6やNIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRなどのレンズについて、新型コロナウィルスの影響により発売が延期されたり、供給が遅れる可能性をあらかじめ発表しています。
このことから、今後様々なメーカの新製品や既存の製品について、製造できなくなるという可能性があり、市場が縮小している中でメーカにとっては大きな痛手になりそうですね。
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