OMデジタルが異なるセンサーサイズのカメラを開発中?
OMデジタルがマイクロフォーサーズではないフォーマットのカメラを開発しているという噂が流れているようです。どのような噂なのか、この記事で詳しくお伝えします。
突拍子もない噂:OMデジタルが中判センサーへの移行について議論していた
情報筋から聞いたところによれば、2年前、OMデジタルは異なるセンサーサイズを採用した新しいタイプのカメラを開発する可能性を調査していた。そのアイデアの一つは中判への移行を中心としたものだった。以下が、その情報筋が伝えている内容だ。
- OMデジタルの新シリーズに関するエンジニアリングサンプルのテストが実施されている
- カメラはアスペクト比4:3の大型積層型センサーを搭載しており、中判センサーのように見える
- OMデジタルは2018年にスタートし、最終的にオリンパスの経営陣によって中止された未完成の中判プロジェクトを引き継いだようだ。E-M1Xのプロトタイプボディはもともと中判用に設計されていた
- この情報はOMデジタルと、もう一人の技術関係者という二人の情報筋から入手した
- 新しいフォーマットは進行中のプロジェクトであり、OMシステムの製品の一部となる可能性があると聞いている。
私はこれが最終的に製品になるとは思えない。おそらく、これは市場での可能性を探るための一般的な調査の一部に過ぎないだろう。
中判センサーを搭載か
OMデジタルが中判センサーのミラーレスカメラを検討しているかもしれないという噂が流れていると43Rumorsが伝えています。
記事によれば、数年前にマイクロフォーサーズとは異なるセンサーのカメラの開発を検討しており、それは中判センサーを軸にしたものであったと伝えられているとしています。カメラはE-M1Xのような縦グリップ内蔵タイプのカメラだったようで、E-M1Xのプロトタイプは、もともとは中判センサー用に開発されたボディを流用したものだったとしています。
そして新しいフォーマットのカメラは、現在も進行中で、OMデジタルのカメラのラインナップに加わるかもしれないと指摘しています。
まず、この噂については「突拍子もない噂」「根も葉もない噂」として紹介されているため、かなり確度が低い噂であることが強調されています。なので、あまり信頼せずに、このような噂があるんだな程度で見ておくといいと思いますね。
まず個人的な考えになりますが、オリンパスからカーブアウトしてOMデジタルになったわけですが、オリンパスからの足かせがなくなり、もっと短い開発サイクルで、かなり面白いカメラやレンズが次々と登場するのではないかと思っていました。ですが、実際には新カメラもなかなか登場せず、レンズの開発も遅れている状況です。
もし、この噂が本当で、他のフォーマットのカメラを検討しているのであれば、開発のリソースをそちらに割り振っているため、カメラの開発やレンズの開発が遅れているのも理解できるところです。
肝心なのは、どのフォーマットのカメラを発売するのかということですが、フルサイズはすでにメーカー数が多く、各メーカーの主戦場でもあるため競争が激しいレッドオーシャンです。APS-Cもフルサイズほどではないですが、数的にはフルサイズよりも売れており、キヤノンのEOS R50やEOS R10、富士フイルムのすべてのミラーレスカメラ、ソニーのα、ニコンのZ30やZ50II、Zfcと、こちらも競争が激しいレッドオーシャンと考えられます。
そう考えると、マイクロフォーサーズより小さいカメラか、またはフルサイズよりも大きいセンサーの市場へ参入するしか道はありません。そうなると中判センサーはニッチではありますが、ほぼ富士フイルムのみが独占している市場なので参入する余地はあるかもしれません。
マイクロフォーサーズ以下のセンサー、例えば1インチのレンズ交換式という可能性もありますが、OMデジタル(旧オリンパス)は、マイクロフォーサーズがAPS-Cよりも小さなセンサーであることに対して何度も嫌な思いをしてきたでしょうから、より大きなセンサーへの憧れが強いだろうと考えると、ラージフォーマットに行き着くのも理解できるところではあります。
OMデジタルが中判センサー市場に参入したら、マイクロフォーサーズと中判という2つのシリーズを抱えることになるわけですが、実際に実現するのでしょうか?
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コメント
コメント一覧 (4件)
当然研究や調査の為にラージフォーマットの可能性を探っていたとは思いますが、
>E-M1Xのプロトタイプボディはもともと中判用に設計
これはさすがに無いですね。中判用だとしたらE-M1Xのボディでは小さいでしょう。このボディはその後に出た150-400に合わせたものだと考えたほうがしっくりきます。それと今更1から新マウント用のレンズを揃えるのも厳しいでしょうし、やはり可能性の薄い噂という結論になりそうです。
ただそういう現実的な話を別にすればOMでの中判ミラーレスは夢がありますね。実現できるのだとしたら是非そうしてほしいです。
新しいサイズのセンサーは、レンズの新規開発も伴うので、今のOMDSの体力ではキツイと思います。個人的は、マイクロフォーサーズをカバーする、正方形のセンサーを出してほしいです。メリットは縦横の構図をワンタッチで切り替えできて、カメラ自体を縦横に構え直す必要がありません。レンズも現行製品をそのまま活かせます。これなら他社との差別化が図れ、新たな市場を開拓できそうに感じます。
やるんだったらLマウントでフルサイズ機が良いんじゃないですか。
パナともタッグを組めるし。
富士フィルムはAPS-Cと中判なんでバランスが良いけど。
m4/3とならフルサイズでバランスが取れるかと。
今から新しく中判ってのは・・・
ちょっと考えられないかな。
採算取れないでしょ^^;
こんな 与太話 信用するだけバカバカしい
OMDSはLマウントアライアンスに参加して、4:3のAPSCセンサーのカメラ出せば生き残れる
もうM43マウントは諦めるべき
でないと生き残れない
APSCミラーレス市場は昨年約330万台出荷
今年は370万台出荷が予想される
増えるのはキヤノンが大部分占めるが、来年も400万台出荷にはなる
2028年には450万台出荷に最低なるだろう
ソニーがAPSCやる気になれば、2028年には500万台出荷にはなる
フルサイズミラーレスは昨年200万台出荷
2028年には250万台出荷にはなるだろうが、それ以上は劇的に増えるとは見込みにくい
まだAPSCは伸び代がある様に見える
フルサイズミラーレスは高級化、高機能化路線に進む
それに対して、APSCミラーレスはピンからキリまである方向に進み、必ずしも高機能化路線のみしか進まない事はない
色んなバリエーションが展開され、フルサイズとの比率はより多くなる
今は3:2の比率が2030年には2:1程度までAPSCが増え、2032年にはコロナ禍前の2019年のレンズ交換式カメラの出荷台数846万台にミラーレスカメラだけで、かなり近づくと予想
とは言っても、2029年以降はかなり成長率は鈍化するので800万台の攻防になりそう
将来的にCIPAの統計上、別カテゴリーなるかも知れないが、OSMOPocketみたいなカメラでレンズ交換式でAPSCセンサーみたいなのが登場し、動画部門を伸ばさないと2018年のレンズ交換式カメラ1075万台出荷レベルとかに、2032年に到達しないと思う
これだけOSMOPocketが動画カメラで独占してたら、そこを狙い撃ちにして市場拡大しないと大きな伸びは難しい
OMDSは耐候性高いカメラ作るのが得意なら、そっち方面に手を伸ばすと生き残れると思うけどな
シグマの協力は仰ぐにしても