Canon 1DX Mark IIIのカメラ開発発表の日に、キヤノンの代表者は次のプロフェッショナル向けフルサイズミラーレスに取り組んでいること、そして来たるべきカメラにはボディ内手振れ補正とデュアルカードスロットがあることを明かした。
何と言ったのかみてみよう。
「ハイエンドEOS Rについて検討している」とイギリスキヤノンのプロジェクトインテリジェントコンサルタントの David Parryは言った。「我々はハイエンドEOS Rを市場に提供することを検討している。もしそうするなら、そのカメラはデュアルカードスロットになるだろう。そしてボディ内手振れ補正を開発中だ。我々はこの技術に注目しており、我々とともに開発中である」
初期段階でキヤノンがどのような新しいEOS Rについてはほとんど知られていないが、最近のキヤノンとのミーティングでキヤノンは次のEOS Rのカメラのためにボディ内手振れ補正の開発を検討していると言われた。現段階での我々が知る唯一の情報は、そのカメラにはデュアルカードスロットがあるということだ。
(記事を一部意訳しています)
キヤノンがプロ用カメラを開発中
キヤノンがプロ用ミラーレスカメラを開発中で、そのカメラにはデュアルカードスロットとボディ内手振れ補正の搭載が検討されているようです。EOS R向けのボディ内手振れ補正について研究中ということで、プロ用のEOS Rにはボディ内手振れ補正が搭載されるのでしょうね。
ですが、逆にいうとフルサイズセンサー用のボディ内手振れ補正はまだ完成していないということにもなります。なのでキヤノンで噂されている高解像度モデルについてはボディ内手振れ補正が搭載されていない可能性もでてくることになりますね。少なくともEOS RX(?)よりも前に発売されるカメラには搭載されないのかもしれません。
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なぜボディ内手振れ補正が必要なのか
ボディ内手振れ補正の最大のデメリットは、光学ファインダーで補正の効果を確認できず、確認できないだけならまだしも、ファインダーでみている画像と記録された画像に差異がでてきてしまい微妙に構図が異なるといった問題点があることでした。でも、その心配は不要です。だってミラーレスですから。もうセンサーが受光している状態の画像をみていることになりますので、ボディ内手振れ補正でも十分ということになりますね。
ボディ内手振れ補正を利用すれば、レンズ内に手振れ補正が必要ないパターンもでてきますので、そのぶんレンズ設計の自由度が増し、小さく、安価で、良い性能のレンズを作れることになります。
さらにボディ内補正はレンズ内補正でできるよりも多くの手振れを補正でき、さらにレンズ内手ぶれ補正と協調することで、より強力な手振れ補正が可能となりますので大きなメリットになるというわけですね。特に望遠レンズを使うことになると思われるスポーツ撮影用のカメラでは必須の機能になるのでしょうね。
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キヤノンはボディ内手振れ補正の開発に苦労している?
EOS Rの最大の弱点はボディ内手振れ補正がないことともネット界隈では言われています。一部の人にはキヤノンはボディ内手振れ補正の開発に苦労しているのではないか?とか、ボディ内手振れ補正は実現しているけど既存のレンズのボディ内手振れ補正との協調ができていないのでは?とか、他社の特許を回避する方法が見つからないのでは?といった憶測まででていました。
EOS Rの発売は、かなり急いで発表されたのではないか?という憶測もあり、キヤノンがボディ内手振れ補正の開発に苦労しているのではないのかなという噂に拍車がかかりましたね。
まあ、実際のところはよく分かっていないわけですが、少なくとも上記の記事をみる限り、まだ少なくともフルサイズミラーレスにおけるボディ内手振れ補正は研究段階なんだなということが窺えて興味深いですね。
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
(記事元)http://thenewcamera.com/canon-eos-rx-professional-camera-confirmation/
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