約束されていたNikon Z6/Z7/D5/D850/D500のCFExpress対応のファームウェアの発表は11月以前には期待できない。
以下は、D500のCFExpressカード対応ファームウェアに関するニコンのサポートからの返答だ。
D500のCFExpressサポートのリリースに関して、我々はファームウェアアップデートされるだろうことは分かっているが、CFExpressのアップデートをすることに関して公表すべき情報は何も無い。なぜならカードはまだ市場に出ておらず、2019年11月に発売されるからだ。
これをみるとニコンはCFExpressカードが発売するのを待っているように見える。そして、それらがリリースされてから約束されたZ6/Z7/D5/D850/D500のファームウェアが発表されるだろう。
読者からのいくつかの考察がある
・CFExpressカードはXQDとの互換性のためにType Bである必要がある
・最も高速なXQDカードは読み込み440MBps/書き込み400MBps のソニーG。サンディスクのCFExpressカードは読み込み1700MBps/書き込み1200MBpsで、おおよそ読み込みで4倍、書き込みで3倍の速さとなっている。
・アメリカでは、CFExpressカードはXQDメモリと比較して安くなるとみられる(特に大容量になると)。(記事を一部意訳しています)
CFExpress対応は11月以降か?
噂によればCFExpress対応のファームウェアは11月以降のリリースになるようです。理由はCFExpressカードがまだ市場にリリースされていないからということのようですね。たぶんですが、ニコンとしては発売を表明しているメモリカードメーカのサンプルが出そろうのをまって、ファームウェアを調整し、そしてリリースしたいのではないのかな?と思います。なので逆に言うと表明を参加しているメーカのなかで、まだサンプルを作るまで至っていないか、かなり遅れてしまっていて、ニコンがテストをできなかった状況が続いていた可能性というのも考えられそうですね。
ですが、11月には発売されることがわかっていますので、そのときにはファームウェアのテストなども終了してリリースされるものと思われますね。たぶん今はもうテストは完了して、最終チェックのフェーズに入っているのだと思われます。
では、そのCFExpressというのはどんなものでしょうか?
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CFExpressとはどんなもの?
これまでソニー、ニコン、サンディスクが発表したXQDカードというのが、読み書きの早いメモリカードとして発売していたわけですが、そのXQDとコンパクトフラッシュの規格が統合された新しい規格のカードがCFExpressです。新しい規格ですがXQDとの互換性があるため、既存のニコンのXQDカードを利用しているカメラでもCFExpressを利用できるということになるわけですね。
CFExpressはXQDとコンパクトフラッシュの流れを汲むカードなわけですが、じゃあSDメモリカードはどうなるの?と思うのですが、SDメモリはSDメモリでまた速く読み書きできる規格について策定しており、これまで速度的にはXQDやCFExpressに劣っていたのですが、追いつく可能性もでてきています。一般的なユーザとしてはSDメモリのほうに馴染みがありますので、そちらで速度が速くなるのであれば、そのほうが嬉しいかもしれませんね。
さらに、CFExpressにはSDメモリカードより小さなType Aと、XQDカードと同じサイズのType Bと、名刺ぐらいのサイズのType Cがあります。サイズか大きいメモリカードほど読み書きの速さが速くなる仕様なので、大きな名刺サイズのものは4kビデオや8kビデオなど、かなりの転送容量が必要なものに利用されるのでしょうね。
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