パナソニックが像面位相差センサーを搭載か?
パナソニックが位相差検出機能を搭載したイメージセンサーのカメラを発売する可能性があるようです。
どのような噂なのでしょうか?それでは記事をみてみます。なおアイキャッチ画像はLumix S5です。
パナソニック S5 Mark IIが新しい位相差AFシステムを搭載して登場
我々はパナソニック S5 Mark IIカメラに関する多くの情報を入手し続けている。さい先日、我々はパナソニックのカメラが2023年の始めで登場すると投稿したばかりだ。いま、Ordinaryfilmaker(simon氏)のyoutubeチャンネルによれば、S5 Mark IIカメラは一新された位相差AFシステムを搭載した登場することが予想されており、情報によれば、その新しく開発されたS5 Mark IIのオートフォーカスのシステムは、キヤノン、ソニーの最新のAFシステムなみに良いということだ。
S5 Mark IIの噂されている主要な仕様
- まもなく発表
- S5をベースにしている
- 新しいオートフォーカスシステム
- LiDARシステムはなし
- 空間認識AFは搭載していない
- 新しい像面位相差オートフォーカスシステム
- キヤノンやソニーよりも優れている
- L-Mountアライアンスとの互換性がある
パナソニックついに像面位相差を採用か
記事によれば、パナソニックがLumix S5 Mark IIに像面位相差センサーを搭載する可能性があるようです。今回の情報を入手したきっかけは、あまり信頼性が高くないNewCameraさんの記事からですが、NewCameraさんはYoutubeからの動画を引用する形で噂を紹介していますので、この記事が信頼できるかどうかは、上記で引用しているYoutubeの内容次第ということになります。
動画の中ではパナソニックはまもなく発表されるS5 Mark IIには像面位相差センサーを採用し、空間認識AFは搭載していないとしています。そして、そのAF性能は最新のキヤノン、ソニーの製品と同等のものになることが示唆されています。また、マウントはLマウントを採用しているようで、「L-Mountアライアンスと互換性がある」という表記は、恐らく既存のレンズでも像面位相差センサーが利用できることを示唆しているものと思われます。かなり具体的な内容になっていますね。
オートフォーカスのシステムには位相差検出と、コントラスト検出の二つがあります。位相差検出は、具体的に現在、被写体の手前にピントがあるのか奥にピントがあるのかを計測することができるので、すぐにピントが合う方向にフォーカスリングを動かすことが可能になります。
しかしコントラストAFでは現在、被写体の手前にピントがあるのか奥にあるのか判断することができないので、試しに少しフォーカスリングを動かしてみて、どこにピントがあるのか確かめてから実際にフォーカスを合わせるというような動作をしています。
そのため位相差検出のほうが、より早くピントを合わせることができるとされています。中には最初は位相差検出、最終的にコントラスト検出を利用するといったハイブリッドな方法も考案されています。
これまでパナソニックのカメラの最大の欠点としては、コントラスト検出を利用していることが挙げられていました。様々な技術により、少しでもピントを早く合わせることができるような施策をしていたのでずか、それでも位相差+コントラストのハイブリッドよりも劣るという評価が一般的なようです。
なぜパナソニックがコントラスト検出にこだわったのかは不明ですが、もし今回、パナソニックが像面位相差センサーを搭載するとしたら、いよいよすべてのカメラで像面位相差AFの採用に踏み切る可能性があるということで、とても楽しみになりそうです。
なぜこれまで位相差センサーの投入には及び腰だったのかは不明ですが、像面位相差センサーに期待している人には朗報ですね。
(記事元)NewCamera
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コメント
コメント一覧 (4件)
いよいよですか。
しかし正直もう遅きに失してしまった感があります。
どうせならLマウントFFミラーレスを出すときに像面位相差を導入していれば形勢は違っていたかもしれませんが、これからとなるとどうでしょうか。
情報元のチャンネルをサムネだけ眺めてみましたが、何とも……ここが発信元の情報がどれほどあるのか。ただ、TwitterはCanonRumorsにフォローはされてますね。
像面位相差は、私も遅きに失した感を覚えます。LiDARならまた話が変わりますかね?
DFD非搭載というのが怪しげですね。DPCMOSのキヤノン以外は概ねハイブリッドAFのはずで、何だかんだ言われながらも磨き続けてきたDFDを積まない理由は無いと思うのですが。これまたLiDARなら違うのかもですが……。
パナソニックのDMC-G1、G2、G5、G7、と使ってきましたが要は使いこなしで
コントラストAFでも特に困ることはないのでどっちでもいいかなと思います。
パナソニックがコントラストAFに固守するのは像面位相差AFは面で捉えるがコントラストAF
は3次元で測距しているでしょうから将来例えば立体ビジョン等の技術にも応用する事も
考えているのかなと思ったりもします。
私はNikon1 V2さんと同じで今のままでも良いという考えです。GX1、G5からGH6までほぼ全ての機種を使い、フルサイズもS1R、S5を使いましたが、マーケティング的にはどうかは置いておいて個人的にはAF-Sは電光石火のAFとその精度の高さから業界1だと体感しています。
問題は動体撮影ですが、スチル撮影では、DFDで捉えられる範囲の被写体、例えばスポーツ選手等の人の動きであれば問題はありません。AF精度の高さからOM-1やX-H2Sよりも歩留まり率が高いです。しかし、鳥の飛翔のような高速移動物となると、DFDでは全く追いきれません。しかしながら、鳥の飛翔撮影のメイン機材としてLUMIXを選ぶ人は、超望遠レンズのラインナップ無しの点からもいないでしょう。
一番問題なのは動画ですね。MFで撮るプロは別として、ただの日常記録動画でもLUMIXは使いたくありません。位相差にすると画質が損なわれるとPanasonicは主張してきましたが、実際同画素のライバル機と比べてもLUMIXの画質が特別上回るというようなことも無いので、動画メインで行くLUMIXとしては位相差AF化が当然の流れなのかもしれません。その分、スチルにおいてAF精度という点で現行よりも劣ることになるのは個人的には心配ですが。