流出した22mm f/2レンズはフェイクの可能性
このようなことは、キヤノンが新しいカメラを発表するたびに起こる。多くのフェイクニュースが、誇大広告に利用しようとしている。今回は噂されているRF-S 22mm f/2 STMレンズだ。
RF-S 22mm f/2 STMと噂されているパンケーキレンズの画像がネットで浮上し、すでに間違って噂として拡散されていることがわかっている。私たちの情報筋は、この画像は真実のものではないと確認した。
CanonWatch
先日流出したRF-S 22mm f/2 STMと思われる画像がフェイクである可能性があるという情報が投稿されています。
記事によれば、自分たちの情報筋に確認したところ、この画像は実際のRF-S 22mm f/2 STMではないと確認がとれたとしています。
その画像がこちらになります。
いかにも実際の製品らしいと思うのですが、これはフェイクなのだそうです。でも、フェイクにしてはよくできてる画像という感じがします。本当にフェイクなのでしょうか?
本当にフェイクなのか?
それでは、これがフェイクなのかどうかちょっと簡単にみてみましょう。
その前に、まず実際に発表された2本のレンズを確認してみることにします。
これがキヤノンが実際に発表したRF-S 18-45mmと、RF-S 18-150mmレンズの画像です。これとフェイクと言われている画像を比較してみます。
もし自分がフェイクの画像を制作するのであれば、RF-S 18-45mmの鏡筒の一部を切り抜いて、レンズの全長を短くし、レンズの前玉付近とマウント部をうまく合成してパンケーキレンズとします。
しかし、RF-S 18-45mmのレンズの前玉あたりの形が、流出画像と言われているRF-S 22mmの前玉の形と違っていることがわかります。仮にフェイクだとするとレンズの前玉部分だけは他の画像から合成させていていることになるので、かなり高度な処理がされていることがわかります。
一方、マウント部とフォーカスリングまわりはRF-S 18-45mmの画像をそのままコピーして利用しているようにも見えます。本物か偽物かの判断は画像から比較しただけでは結構微妙な感じがします。
しかし、少しおかしな所もあって、まずキヤノンのロゴですが、実際の製品画像と比較するとフェイクと呼ばれているRF-S 22mmの画像は、ちょっと色がはっきりしすぎるというか、白すぎるというか、キヤノンのロゴをコピーして貼り付けたようにも見えます。
さらにRF-S 22mmの焦点距離を表す数字のフォントが、実際の製品と異なるように見えますし、実際の製品にはmmという単位表示がないのにRF-S 22mmの焦点距離表記にはmmという単位が記述されています。
キヤノンはRFマウント用のレンズを何本も発売していますが、これまでこのように焦点距離にmmという単位が記述されていた製品はなかったと記憶しています(EFなどにはあります)。
そう考えると、やはり上記の流出画像はフェイクの可能性が高いのかな?と個人的には思っています。まあ、いろんな情報がでてきて面白いですが、フェイクは勘弁して欲しいところではありますね。
ただし、製品そのものが発売されないといったことではなく、流出した画像は実際のレンズの製品画像ではないということですので、もし噂が正しければですが、製品そのものの発売の可能性はまだ残されていますので、そこには期待したいと思います。
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コメント
コメント一覧 (1件)
画像は確かにフェイクの可能性が高そうな気がしますが、結構、待望論もあるようですね。少しねじれていて、文句ばっかり言ってもしょうがないのですが、EF-M流用ばかりとなると、もうちょっとキャノンには考えて欲しいですね。CRがAPS-C専用レンズを出さないと言っていた、全ては無理だとは考えていたけれども「そう来るか~」とも思っていたのが大きいのですが、22mm F2はフルサイズで。16mmf2.8もありますし、PENTAXは一眼レフ用で21mm F2.4なので可能かと(価格の問題出てくる?なので、やはりF2.4辺りで良い?)。ニコンにも安価なものを考えて欲しいですが、ニコンの場合はAPS-Cのことをあんまり考えていないので、20mm F2.8 辺りじゃないと無理でしょうか。