最新のNikon Z 9の仕様の噂
アジアからNikon Z 9に関するもう一つの仕様を受信した。特段、新しいものはなく、すべて数ヶ月前に報告したものとほとんど同じだ。
・Nikon Z 9のシャッターはカメラの電源OFF時に閉じられ、センサーを保護する
・4500万画素積層型センサー
・20コマ/秒(初期の報告では30コマ/秒になるかもしれない)
・画素数を減らしたDXモード(1100万画素)で120コマ/秒
・新しいAFトラッキング(人間、動物、鳥の瞳AF、車、バイクと飛行機のAFトラッキング)
・ローリングシャッター歪みなし(α1やR3より優れる)
・すべての状況でブラックアウトフリーのビューファインダー(約500万画素)
・ピクセルシフト機能なし(のちのファームアップで追加されるかもしれない)
・1時間を限度とする8k 60pビデオのオプションがあるだろう
・とても改善されたカラーバランス
・Nikon Z 9の価格は現在販売されているNikon D6の6500ドルより安いことが予想される。緊急更新 いくつかの仕様を入手した(情報は未確認。新しい情報筋から)
・重量はEOS R3より300g重く、約1020g(Nikon D6は1270g)
・Nikon Z 9は市場で唯一のメカシャッターのないカメラになるまたいくつかのNikon Z 7の機能の一部は後からファームウェアの更新で実装されるかもしれず、発売日には実装されないかもしれないので注意が必要だ。
Nikon Z 9の最新の噂がでてきているようです。発売日が間近になってきていますので、今後も様々な情報がどんどんでてくると思います。最新の情報では、ちょっと情報量が多くて解釈が大変なのですが、上記の引用を読んでいただければわかると思います。
一つだけ最後の文章にNikon Z 7の機能の一部は後からのファームアップによって対応するみたいなことが書いてありますが、これはNikon Z 7で実現しているがNikon Z 9では実現していない機能なのか、またはNikon Z 9のタイプミスなのかはわかりません。たぶん後者だと思います。つまり、噂されている仕様は、このままいきなりリリースされるわけではなくて、後から実装される機能があることが示唆されています。
最新の噂の中身
で、やっぱり気になるのはNikon Z 9にはメカシャッターがないということですね。これは以前の噂にはでてきていなかったと思います。
ただ、以前の噂では電源OFF時にセンサーを覆うような仕組みが取り入れられるという噂がありました。センサーのとメカシャッターの間は隙間が少なすぎますし、かといってメカシャッターそのものを覆うようなものだと、今度はフランジバックが短いぶんレンズと干渉してしまいそうだと思っていました。ですが、メカシャッターがないと仮定すると、センサーを保護するためにメカシャッター状のものが実装されるというのは納得のいくところです。
そして、もう一つの目玉はローリングシャッター歪みがほとんどない、事実上のグローバルシャッターが搭載されるらしいことがわかります。それはセンサーが積層型で、恐らくセンサーの画素から同時読み込みし、積層型に配置されたメモリに一斉に取り込むことができるのだろうことを意味しているのだと思います。なので、メカシャッターが不必要になり、それだとレンズ交換時などにセンサーを保護できなくなってしまうので、保護幕が降りるということになっていると仮定すると、すべて辻褄が合うということになりますね。
Nikon Z 9はプロフェッショナルモデルですので、レースの撮影などもするわけですが、そのときに歪みがあると問題になります。ですが、そのニコン品質でローリングシャッター歪みが気にならないと判断されたのだとしたら、ほぼグローバルシャッターを実現できている可能性がありますので、そうなるとちょっと驚きです。
そして、価格はNikon D6よりも安くなるとしています。6500ドル以下になるようですから、現在の日本円で換算すると約74万円という価格になります。いま円安方向ですしドルを円に換算すると高めの数字になります。もし仮に現在販売されているD6の価格より安いということなら、いま現在、日本でのNikon D6の最安値は約71万円、カメラのキタムラでは71万8740円となっていますので、これより安いと考えると60万円台も視野にはいる可能性があるかもしれません。
来週の28日にも発表と噂されていますが、実際にはどうでしょうか?特にシャッターまわりと価格にとても興味があります。
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コメント
コメント一覧 (2件)
この新情報がZ9として現実となれば、技術的には凄いけど、カメラがメカから電子部品とソフトの塊になり、日本のメーカーが必死に競争していて、気が付いたらスマホのように新コンセプトカメラが現れ、カメラの世界が変わってしまわないのかな。
ペンタックスのレフ機で行くという方向性は、ある意味正しいとも思う。
精密なメカこそ、アナログを磨き上げる日本の強み。Z9・Z8と進んだら、ニコンは動体撮影に特化したD500の後継機を出すと大ヒットするのではと私は思います。
光学式ファインダーなどの一眼レフの技術はロストテクノロジーにしたくないですね。
ただそうなるとライカのレンジファインダー機のような商売の仕方じゃないと存続していけないくなると思います。
またミラーレスの方向性としてはシャッターレス化やIBISも本当は電子式でやってしまいメカ機構をなるべく省いていくのは正しいと思います。
それでもレンズの光学的な要素はなくならないわけですが、それもミラーレスならデジタル補正を活用すれば難しい光学技術はそこまで必要とされなくなるかもしれません。
それでも一眼レフ需要は少なからず残ると思うのでニコンは一眼レフをどの程度残していくのか、やはりD6がF6のように残っていくのだろうか。