RX1R IIIレビュー
ソニーのフルサイズコンパクトデジタルカメラのRX1R IIIのレビュー記事が公開されています。どのように評価されているのか、この記事で詳しくお伝えします。
ソニーのDSC-RX1R IIIは、登場するかどうかすら不明だった後継機種であり、様々な点で嬉しい驚きとなっている。固定式のファインダーはMark IIに搭載されていたポップアップ式よりもアクセスしやすく、6,020万画素の裏面照射型CMOSセンサーは優れた性能を証明している。そして、今回の新モデルでは、前モデルでの最大の不満点の一つでもあったバッテリー寿命の問題にも対処されている。加えて、ソニーの最新機能が多数採用されている点も期待が持てる。
しかし、固定式の背面液晶に変更されたことは退化のように感じられるし、ボディを完全に再設計したにもかかわらずAFジョイスティックが搭載されなかったことは残念だ。
RX1シリーズは常にコンパクト化とブランドの象徴的存在という理由から高価格帯のハイエンド製品として位置づけられてきたが、特にアメリカにおける現在の価格は、同じソニーのラインアップ内にある比較的小型なα7CRの存在によって、より厳しい目で見られることになる。
固定レンズ式のカメラが好みで、そのコンパクトさに大きな価値を感じるのであれば、これほど小さな筐体でこれほどの画質を実現できるカメラを他には思い当たらない。ただし、その携帯性には、比喩的な意味でも金銭的な意味でも、文字通り代償が伴う。
大幅な進化も価格がネックか
RX1R IIIのレビューをDPREVIEWが伝えています。上記はまとめ部分になりますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
レビューではRX1R IIIの様々な点において意見が述べられていますが、だいたいどのレビューでも比較的同じですね。コンパクトではあるが、ボディ内手ぶれ補正がないこと。レンズも古い設計のままであること。価格が特にアメリカでは極めて高いこと。背面液晶が可動式でないことが指摘されています。
一方でAF性能などに関しては性能向上しており、このあたりの評価は比較的高い印象です。また、レンズに関しては以前のレンズと同じ設計であるものの、レンズの配置をミリ単位で調整するなど、より性能が向上しているようで、古い設計だからといって画質には影響ないようです。
そして取り上げられているのはα7CRとの比較ですね。レンズの重さを考えるとRX1R IIIのほうが圧倒的に軽量になるわけですが、価格や性能を考えるとα7CRが有力な選択肢となるようですね。しかし、こういうカメラはバズればかなり売れそうなので、今後の状況によっては非常に売れるカメラになるのではないかと思いますね。
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-DPREVIEW
| センサーサイズ | 35mmフルサイズ Exmor R CMOSセンサー |
| 画素数 | 静止画時: 最大約6100万画素 動画時: 最大約5080万画素 |
| レンズ | ツァイス ゾナーT* 35mm f/2 |
| センサークリーニング | - |
| イメージプロセッサ | BIONZ XR |
| 手ぶれ補正 | 電子式 |
| 手ぶれ補正効果 | - |
| 高速連続撮影 | 約5コマ/秒 |
| 動画撮影 | 最大4k 30p |
| シャッター速度 | メカシャッター:1/4000-30 秒 電子シャッター:1/8000-30 秒 |
| ISO | 静止画撮影時: ISO 100 – 32000 |
| フォーカスポイント | 静止画時: 最大693点(位相差検出方式) |
| EVF | 0.39型 約236万ドット |
| 背面液晶 | 3.0型 タッチ式約236万ドット |
| メモリカードスロット | SD(UHS-I/II対応)カード用スロット |
| サイズ | 113.3×87.5×67.9mm |
| 質量 | バッテリー、 メモリーカード含む: 約498g |



コメント
コメント一覧 (1件)
確かに高くて手が出ないカメラですが、比較対象とされがちなα7CRとはまた内部構造がだいぶ違うので別物でしょうね。スロットの位置や端子の数、その位置を考えてもRX1RIIIは完全新規で基板を起こしているはずです。もちろんエンジンとセンサーが違うのですから前機種となるRX1RIIとも中身が同じはずがありません。当たり前ですがカメラは画像処理エンジンとセンサーだけではありませんからね。
レンズをGMにしてほしかったという意見もありますが、新規設計したところで今のレンズより軽くすることはできなかったのかもしれません。レンズ設計に魔法はありません。画質を良くしようとしたらあのサイズのレンズには抑えられなかったのではないでしょうか。となれば既存の設計のまま、少し絞れば性能を出すという従来通りのレンズでも良いと判断したのでしょう。ソニー公式のレンズ設計を見るとIBISは物理的に不可能ですし、500g以下を目指すのなら可動式モニターも無理だったというのは察せます。
ただそれなら新しい4400万画素センサーのほうが色々バランスが取れて良いとは思うのですが、スペック的なインパクトを求めると6000万画素のセンサーなのでしょう。ボディサイズ的に4400万画素センサーの動画性能を活かせるわけでもありませんし・・・。
正直使い勝手のよいカメラかは分かりませんが、フルサイズの最小コンデジと考えたなら良くやっているとは思います。少なくともフルサイズミラーレスでは不可能ですね。