Sigma FP2 “機能に妥協できるなら期待に応えるカメラ”

当ページには広告が含まれています。
SIGMA FP2

Sigma FP2 レビュー

初代Sigma fpや、その高解像度版であるSigma fp Lについて、あまり高く評価していなかったと言わざるを得ない。小型化を実現するために、あまりにも多くを妥協しているように思えたからだ。メカシャッターもボディ内手ぶれ補正もなく、固定式の液晶画面によって操作性にも問題があった。しかし、Sigma FP2では、高速化された部分積層型センサーとチルト式液晶画面のおかげで、こうした問題の多くが改善されている。実際に使ってみると、予想していた以上に楽しく、好感の持てる小型カメラだと感じた。より幅広い写真家が真剣に検討する価値のある製品である。

フルサイズセンサーを諦めることなく、持ち運びやすい旅行用システムを求める人にとって、Sigma FP2は非常に魅力的な選択肢になると思う。小型ボディ、チルト式液晶画面、改善されたオートフォーカスによって、ポートレートやストリートフォトなどでも人気を集める可能性がある。モジュール式の追加アクセサリーによって柔軟性も十分に確保されている。ただし、ほとんどの撮影でファインダーを使うつもりなら、最初からファインダーを内蔵したカメラを選ぶ方がよいだろう。

2019年に初代のfpが登場した当時と比べて、非常に大きく変わった点がある。それは、このカメラに適した小型レンズの選択肢が増えたことだ。シグマの優れたIシリーズは、17mmから90mmまでの焦点距離をカバーするようになった。私はFP2と50mm F2の組み合わせをとても気に入っている(このカメラと同時に発表された、発売予定の50mm F1.4 CLは、さらに優れたレンズになる可能性が高い)。ズームレンズが欠かせない人には、優れた小型レンズであるSigma 20-60mm F2.8-4 DGが、まさにうってつけの組み合わせに見える。これまで、コンパクトなフルサイズカメラの大きな問題のひとつは、結局のところ大型レンズと組み合わせざるを得ないことだった。しかし、シグマはいつの間にか、その問題を解決していた。

ただし、何が省かれているのかを理解しておくことも重要だ。センサーの高速化によって、メカニカルシャッターがないことは以前ほど大きな問題ではなくなった。しかし、ボディ内手ぶれ補正がないことは、依然として無視できない。カメラ単体では、ファインダーもフラッシュを接続するための機構もなく、グリップさえ備えていない。こうしたトレードオフを十分に受け入れられないのであれば、より一般的な設計のカメラを購入する方がよいだろう。

根本的に、このカメラは万能機を求める人が購入するものではない。しかし、すでに万能機を所有している人が、サブカメラとして購入することは考えられる。特に、すでにLマウントシステムを使っている人には適しているだろう。

本当に小型で目立たないフルサイズカメラをずっと求めていて、それに伴う妥協も受け入れられるのであれば、私の考えでは、Sigma FP2はこれまで以上にその期待に応えるカメラである。

長所

  • コンパクトなサイズと柔軟性に優れたモジュール構造
  • オートフォーカス性能が大幅に向上
  • 優れたビルドクオリティ
  • シンプルで分かりやすい操作性
  • チルト式液晶画面の採用による大幅な改善

短所

  • ボディ内手ブレ補正がない
  • グリップは別売り(おそらく必須)
  • ファインダーを装着すると形状が扱いにくい
  • タッチスクリーンの機能が限られている
  • 液晶画面は上下方向にしかチルトしない

省略された機能を知ることが重要

シグマのデジタルカメラSigma FP2のレビュー記事をAmateurPhotographerが伝えています。上記はまとめ部分を引用したものになり、より詳細なレビューや解説、作例がありますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。

レビューでは小型ボディと俊敏なオートフォーカス、チルト式の背面液晶を備えた一台で、コンパクトなフルサイズデジタルカメラとして現時点で最良ではないかと評価しているようですね。

静止画では、Nikon Z6IIIなどと同等の画質が期待でき、低ノイズでISO25600程度まで十分実用的とされています。AFは前作から大幅に進化し、被写体検出や追尾も良好だといいます。20コマ/秒で180枚の連写もこなせると伝えられています。一方で、ボディ内手振れ補正がない点は無視できない弱点とされ、測光がやや不安定との指摘もあるようです。

操作面では、小さな本体に並ぶボタンやダイヤルの出来が良いとされる反面、タッチ操作の範囲が限られる点や、ストラップ金具の付け替えが面倒な点が挙げられています。別売のEVFは大きく高精細ですが、装着すると本体が膨らみ、バッグに収めにくくなるとのことです。

接続性についてはWi-FiもBluetoothも持たず、USB-Cで接続する方式になっており、かなり割り切った設計となっているようですね。全体的には、小型化することでスポイルされている点を受け入れられるのであれば、小型フルサイズデジカメとして便利に利用できるようですね。

Sigma FP2 レビュー要約
項目レビュー内容
製品品質形は箱型で、造りも同様にレンガのように極めて頑丈で堅牢との評価。ボディ右側のラバーコーティングと背面の小さな親指掛けでホールド感も向上。
静止画の画質現代的な2400万画素フルサイズセンサーにより、Z6IIIやS1RIIと同等の画質が期待できる印象。低ISOで低ノイズかつダイナミックレンジも豊富、ISO25600まで十分実用的との評価。測光はやや不安定で、プラス補正が必要な場面が多いとの不満。
AF性能前作から大幅に向上し、BFと比べても明らかに素早い印象。速度に不満を持つ人はいないとの評価。静止被写体ではほぼ完璧で、開放でも正確。ただし小さなAFエリアでは被写体の近くに置く必要あり。被写体がフレームから出ると再捕捉できない弱点。
連射性能RAWとJPEGの同時記録でも20コマ/秒で180枚の連写を余裕でこなす結果。この設計でこれ以上必要とは思えないほどの印象的な性能との評価。連写速度の設定が画面上にわかりやすく表示される点も好評。
動画の画質・性能小型で機材に組み込みやすく、前作も動画用途で多用された経緯。FP2は大幅な強化で、シネマカメラとして使える存在との説明。フルサイズHDMI端子は従来のマイクロ端子より堅牢で信頼性が高いとの評価。
オーバーヒート耐性背面に熱対策のラジエーターがあるとの記載のみ。耐性の評価はレビューなし。
ボディ内手振れ補正非搭載で、ライバルのフルサイズ機のほぼすべてが備える機能の欠如。最大の弱点として無視できないとの評価。
操作性小さな本体にボタンやダイヤルが驚くほど多く並び、いずれも大きさ・操作感ともに良好。メニューは整理されて分かりやすく、慣れれば素早く操作できるとの評価。
EVFEVF-21は大きく明るく高精細で、構図確認に最適の「素晴らしい」ファインダー。深いアイカップは外光を遮るが、眼鏡では四隅が見えにくいとの指摘。最大の問題はサイズと形状で、装着すると最小級から最大級のカメラへ変わり、バッグにも収まりにくい。
背面液晶上向きにチルトする液晶が最大の改善点で、使い方が一変するほど画期的との評価。下向きにも傾くが、縦位置では役に立たない点が惜しいとの指摘。画面は精細で十分明るい。ただし晴天下では暗部が見づらい。
重量バッテリーの大型化で前作よりやや重くなったが、パナソニックS9よりは小型軽量との比較評価。小さな本体に収まった重量バランスは、小型レンズと組み合わせたときに最良との印象。
バッテリー前作の弱点だったバッテリー持ちが大型化で改善し、かなり良好との評価。ヘイスティングスでEVF中心に約250枚を撮り、メニュー操作も試して余裕が残った実績。
記録メディア内蔵メモリ、SDカード、USB-C接続SSDと記録先が多彩。カードや外付けがいっぱいになると自動で内蔵に切り替わる点も便利との評価。高画質動画ではSSDが必要。
アプリ連携、WiFiなどの接続性Wi-FiやBluetoothを持たない点は珍しいとの指摘。USB-C接続でスマホがドライブとして認識し、写真をコピーできる仕組み。
総合的な使い勝手小型・俊敏なAF・チルト液晶の組み合わせで、コンパクトフルサイズの最良候補との評価。前作は妥協が多く好きではなかったが、予想以上に楽しく使えたとの感想。ストリートやポートレート、旅行用に魅力的。ただしEVF、フラッシュ、グリップがなく、手振れ補正もない点は割り切りが必要で、万能機を求める人には不向き。
価格本体のみ約1,800ポンドで、Nikon Z5II、Canon EOS R8 Mark II、Sony A7C IIなどの高完成度機と同価格帯。これらは機能が内蔵された完成形のため、購入理由が見えにくいとの指摘。

ミラーレスカメラ情報Xで最新デジカメ情報を入手できるよ!
フォローしてね!

シグマ 関連情報アーカイブ!

SIGMA FP2 最新情報

シグマ 最新情報

SIGMA FP2 主な仕様

SIGMA FP2 主な仕様
項目内容
センサーサイズ35mmフルサイズ(35.9×23.9mm) 部分積層型CMOSセンサー
有効画素数約2450万画素
連射性能(メカシャッター)-
連射性能(電子シャッター)最高約20コマ/秒(20/8/5/3fpsから選択)。20fpsでの連続撮影可能枚数はJPEG 200枚、DNG 180枚。8fpsではJPEG 3000枚、DNG 630枚
動画フォーマット(最大)6K(6Kオープンゲート収録対応)、最大59.94p。Apple ProRes RAW HQ / Apple ProRes RAW(12bit)、MOV(H.264、H.265)、L-Log対応。ProRes RAWでの6Kは29.97fps以下。4KはDCクロップ時に最大119.88p。連続記録時間は最長2時間
フォーカス方式位相差検出方式+コントラスト検出方式
測距点数(静止画)記述なし(AF測距エリアは6段階との記載のみ)
測距点数(動画)-
被写体認識対象(静止画)人物、犬+猫+鳥(瞳認識あり)
シャッター方式電子シャッター
シャッター速度範囲(メカ)記述なし
シャッター速度範囲(電子)1/25600〜30秒、Bulb(最長5分)
ISO感度静止画:ISO100-102400(拡張ISO6、12、25、50)。ベース感度はISO320/2500。動画(MOV):ISO100-102400。Log/RAW撮影時:ISO1250-102400(拡張ISO320、640)、ベース感度ISO1250/10000
ファインダー形式(インチ数、ドット数)本体にファインダーの記述なし。別売の外付け電子ビューファインダーEVF-21は0.5型、約576万ドット、有機ELパネル
背面液晶(インチ数、ドット数、可動方式、タッチ)3.15型、約210万ドット、チルト式(+90〜-45度)、静電容量方式タッチパネル、アスペクト比3:2
手振れ補正の有無動画のみ電子式(EIS)(6K動画を除く)。ボディ内手振れ補正は記述なし
手振れ補正効果記述なし
ワイヤレスLAN記述なし
Bluetooth記述なし
マイク端子あり(Φ3.5mmステレオミニジャック、プラグインパワー対応。USB(UAC2.0対応)も可)
ヘッドホン端子専用端子の記述なし(ヘッドホン出力はUSB経由)
USB端子ポート1:USB 2.0 Type-C(オーディオクラス、専用レリーズ、専用EVF、充電/給電)。ポート2:USB 3.2 Type-C(マスストレージ、ビデオクラス、オーディオクラス、専用レリーズ、充電/給電)
質量(バッテリー、メモリーカード含む)約460g(本体のみは約376g)
サイズ(幅×高さ×奥行)約112.8×69.9×41.8mm

コメント

コメントする