Sigma FP2 レビュー
今回初めて、シグマのカメラを使っていて楽しいと感じた。シグマには依然として、かなり奇妙な設計上の選択や、このカメラを実用的にするための扱いにくい回避策がいくつかあると感じている。しかし、カメラの中心となる画質とフォーカス性能は優れている。高速で高性能であり、写真と動画の両方を撮影したいクリエイターにとって、まさに真のハイブリッドカメラだ。
このカメラは、LUMIX S9が人気を獲得したのと同じように、非常に人気が出る可能性がある。フォームファクターは似ており、部分積層型センサーの採用にも、はるかに大きな意味がある。また、EVFを追加する選択肢も用意されている。ただし、追加するEVFは高価でかさばる。LUMIX S9にはボディ内手ブレ補正が搭載されているのに対し、こちらにはまったく搭載されていない点は残念だ。
ただし、追加アクセサリーをすべてそろえようとすると、価格は急速に上昇する。カメラ本体の価格も2199ドルと、すでにLUMIX S9を上回っている。それでも、動画撮影機材としても写真撮影機材としても、こちらの方が高性能であることを考えれば、この追加費用は許容できる。
しかし、追加アクセサリーを装着し始めると、コンパクトさという利点が失われ、価格もLUMIX S1 IIに近づいてしまう。アクセサリーを追加したSigma FP2と比較すれば、LUMIX S1 IIの方がはるかに洗練されており、完成度の高い製品だと思う。一方、撮影内容に応じてカメラをカスタマイズできることを好む人や、撮影の大半でカメラをジンバルに取り付けて使いたい人には、シグマの方が魅力的だろう。
Sigma FP2の設計は、写真撮影では少々扱いにくいとしても、動画制作には適しているという点を評価すべきだ。Sigma FP2をどのようにセットアップするにしても、シグマがこのカメラをより使いやすく、より楽しく操作できるものにするために取り組んだことを、私は心から評価している。これは正しい方向への大きな一歩である。
長所
- 非常にコンパクトなデザイン
- 写真撮影に最適なオートフォーカス
- 部分積層型センサーは、電子シャッターの問題の多くを軽減
- カラーモードが楽しい
- 豊富なカスタマイズオプション
短所
- 追加オプションは見た目が悪く、パッケージ料金も高くなる
- スペースと端子数が限られているため、複数のアタッチメントを同時に使用することはできない
- フレームレートが高いとカメラが過熱する
- ボディ内手ぶれ補正機能なし
非常に人気がでる可能性がある
シグマの最新デジタルカメラSigma FP2のレビュー記事をPetaPixelが公開しています。上記はまとめ部分を引用したものになり、より詳細な解説やレビュー、作例などがありますので、全文は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
レビューによれば、Sigma FP2は非常に個性的な設計思想を持つカメラでありながら、従来のシグマのデジタルカメラと比較して大きく完成度を高めたモデルだと評価されています。これまでシグマのカメラボディに否定的だったものの、Sigma FP2については実際に使用した結果、印象が大きく改善したと述べています。
静止画性能では、部分積層型フルサイズセンサーの採用によって電子シャッター機特有の問題が軽減され、画質やAF性能も非常に優秀だと評価されていました。特にAFは瞳認識や被写体追従性能の信頼性が高く、小型ボディながら幅広い撮影ジャンルに対応できる実力を備えているとのことです。また20コマ/秒の高速連写や十分なバッファ性能も好印象だったと伝えられています。
動画性能についても高く評価されており、4K60pや6Kオープンゲート記録、豊富な収録形式に対応する本格的なハイブリッド機との見方が示されています。ダイナミックレンジやローリングシャッター特性も良好で、動画向け補助機能も充実しているそうです。一方で動画AFは被写体がカメラへ近付いたり遠ざかったりする場面で安定性に課題が見られると指摘しています。
操作面ではカスタマイズ性の高さが大きな魅力と評価されている一方、独特なボディ設計や追加アクセサリー前提の構成には不満も示されています。外付けEVFやホットシューアダプターの扱いにくさ、ボタン類の不足などが特に指摘されています。またボディ内手ブレ補正の非搭載も弱点として挙げられています。
Sigma FP2は癖の強い設計ながら、優秀なセンサー、高性能なAF、強力な動画機能を備えた真のハイブリッドカメラであり、シグマのデジカメとして大きく進歩した製品と言えそうですね。後からアクセサリーを追加してカスタマイズできますし、特に携帯性を重視したり、ミニマルでシンプルなデジタルカメラを好む人にはいい選択肢となりそうです。前モデルも人気が出ていましたから、Sigma FP2も人気に火がつくかもしれません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品品質 | 独特な設計や扱いにくい追加アクセサリーへの不満がある一方、心臓部となるセンサーやAF性能は高く、Sigma史上もっとも楽しめたカメラ |
| 静止画の画質 | 画質は優秀との評価。部分積層型センサーにより電子シャッター由来の問題も軽減された |
| AF性能 | 被写体の瞳検出や追従性能が非常に優秀で、動体・静止物とも自然かつ信頼性の高いAF性能 |
| 連射性能 | 最大20コマ/秒に対応し、高速センサーと大きなバッファにより十分に実用的 |
| 動画の画質・性能 | ローリングシャッター性能やダイナミックレンジが良好で、豊富な記録形式や動画向け機能を備える本格的な動画性能 |
| オーバーヒート耐性 | 6Kオープンゲートでは約1時間30分連続撮影でき良好な結果。ただし4K60pでは約33分で停止し、高フレームレート時は発熱が課題 |
| ボディ内手振れ補正 | 非搭載。大きな失望点として指摘 |
| 操作性 | カスタマイズ性は極めて高く操作体系は改善した一方、ボタン不足や独特な設計、追加アクセサリー前提の運用に煩雑さを感じる |
| EVF | 外付けEVFのみ対応。高精細だが大型で不格好と評価され、装着時にはホットシューが使えないことも不満点 |
| 背面液晶 | 高精細でチルト機構を搭載。晴天時の視認性はぎりぎりだが表示品質は良好 |
| 重量 | 非常にコンパクトな設計 |
| バッテリー | 従来機より改善されている |
| 記録メディア | 内蔵ストレージとUHS-II SDカードの併用が可能で優れた実装 |
| アプリ連携 | レビューなし |
| WiFiなどの接続性 | レビューなし |
| 総合的な使い勝手 | 設計思想には癖があるものの、高画質、高性能AF、優れた動画性能を備えた本格的なハイブリッド機 |
| 価格 | 本体価格はやや高めで、アクセサリー追加によりコスト増が大きい |
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SIGMA FP2 主な仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| センサーサイズ | 35mmフルサイズ(35.9×23.9mm) 部分積層型CMOSセンサー |
| 有効画素数 | 約2450万画素 |
| 連射性能(メカシャッター) | - |
| 連射性能(電子シャッター) | 最高約20コマ/秒(20/8/5/3fpsから選択)。20fpsでの連続撮影可能枚数はJPEG 200枚、DNG 180枚。8fpsではJPEG 3000枚、DNG 630枚 |
| 動画フォーマット(最大) | 6K(6Kオープンゲート収録対応)、最大59.94p。Apple ProRes RAW HQ / Apple ProRes RAW(12bit)、MOV(H.264、H.265)、L-Log対応。ProRes RAWでの6Kは29.97fps以下。4KはDCクロップ時に最大119.88p。連続記録時間は最長2時間 |
| フォーカス方式 | 位相差検出方式+コントラスト検出方式 |
| 測距点数(静止画) | 記述なし(AF測距エリアは6段階との記載のみ) |
| 測距点数(動画) | - |
| 被写体認識対象(静止画) | 人物、犬+猫+鳥(瞳認識あり) |
| シャッター方式 | 電子シャッター |
| シャッター速度範囲(メカ) | 記述なし |
| シャッター速度範囲(電子) | 1/25600〜30秒、Bulb(最長5分) |
| ISO感度 | 静止画:ISO100-102400(拡張ISO6、12、25、50)。ベース感度はISO320/2500。動画(MOV):ISO100-102400。Log/RAW撮影時:ISO1250-102400(拡張ISO320、640)、ベース感度ISO1250/10000 |
| ファインダー形式(インチ数、ドット数) | 本体にファインダーの記述なし。別売の外付け電子ビューファインダーEVF-21は0.5型、約576万ドット、有機ELパネル |
| 背面液晶(インチ数、ドット数、可動方式、タッチ) | 3.15型、約210万ドット、チルト式(+90〜-45度)、静電容量方式タッチパネル、アスペクト比3:2 |
| 手振れ補正の有無 | 動画のみ電子式(EIS)(6K動画を除く)。ボディ内手振れ補正は記述なし |
| 手振れ補正効果 | 記述なし |
| ワイヤレスLAN | 記述なし |
| Bluetooth | 記述なし |
| マイク端子 | あり(Φ3.5mmステレオミニジャック、プラグインパワー対応。USB(UAC2.0対応)も可) |
| ヘッドホン端子 | 専用端子の記述なし(ヘッドホン出力はUSB経由) |
| USB端子 | ポート1:USB 2.0 Type-C(オーディオクラス、専用レリーズ、専用EVF、充電/給電)。ポート2:USB 3.2 Type-C(マスストレージ、ビデオクラス、オーディオクラス、専用レリーズ、充電/給電) |
| 質量(バッテリー、メモリーカード含む) | 約460g(本体のみは約376g) |
| サイズ(幅×高さ×奥行) | 約112.8×69.9×41.8mm |


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