SIGMA 35mm F1.2 DG II | Artレビュー
より低価格の35mmレンズは存在する。したがって、f/1.2が必要でないのであれば、他にも選択肢は豊富にある。しかし、この特定のレンズは、f/1.2とf/1.4の違いを楽しむ人々のためのものであり、その感覚のために530ポンド余分に支払うことを厭わない人々のためのものである。誰にとって何が良いかを私が決めることはできないが、私はf値のわずかな違い、すなわち口径が29mmであることと25mmであることの差に価値を見出している。そして特に、f/1.2での撮影が本当に刺激的なものになるように設計された努力に価値を感じている。
f/1.2で撮影することが、写真家としての腕を上げるわけではない。しかし、それによって写真が群衆の中で際立つ可能性が一つ増えることは確かである。浅い被写界深度と広い画角を最大限に活かす方法を習得すれば、その効果はやめられなくなるほど魅力的である。そして、1299ポンドという価格は、そのような興奮を得るための対価としては驚くほど良心的である。
- 長所
- 超広角大口径
- f/1.2で非常に良好な解像度
- f/4で優れた解像度
- 前モデルより軽量・小型
- 素晴らしい価値
- フィルターサイズは72mmに縮小
- 短所
- まだ少し重い
開放からシャープだがサイズ感や重量がまだ大きめ
SIGMA 35mm F1.2 DG II | ArtのレビューをAmateurPhotohrapherが伝えています。
SIGMA 35mm F1.2 DG II | Artは、Artシリーズの進化形として登場したレンズで、前モデルに比べて約30%の小型・軽量化が図られているそうです。重量は1090gから755gへと減少し、フィルターサイズも82mmから72mmに縮小されたことで、アクセサリの選択肢が広がり、コスト面でも扱いやすくなったとされています。
光学性能については、開放F1.2でも十分なシャープネスが得られ、f/4で最適な解像度に達するとのこと。浅い被写界深度と広い画角の組み合わせによって、美しいボケ味が得られる点も高く評価されています。フォーカスが当たっていない領域の描写は滑らかで、背景が自然に溶け込むような印象を与えると評価されています。
オートフォーカスには2つのリニアモーターを用いたフローティングフォーカスシステムが採用されており、速くて静かなピント合わせが可能。操作性も高く、絞りリングやカスタマイズ可能なAFLボタンなど、物理的な操作が充実している点も好評のようです。さらに、防塵・防滴仕様で、屋外撮影にも安心して使用できる設計になっているということです。
一方で、軽量化されたとはいえサイズ感はまだ大きめで、コンパクトな機材を好むユーザーにはやや重く感じられる可能性があるとのこと。また、価格は1549ドルと高めで、色収差や口径食がわずかに残る点も指摘されているが、通常の使用ではほとんど気にならないレベルとのことです。
まとめると、SIGMA 35mm F1.2 DG II | Artは描写力と操作性を高いレベルで両立しており、特にポートレートや風景撮影で浅い被写界深度を活かしたいユーザーにとって、非常に魅力的な選択肢となるようです。価格に見合う性能と質感を備えており、撮影体験そのものを豊かにしてくれるレンズとして高く評価されていることがわかります。
さらにシグマの新特許について「シグマ 28-70mm f/2.0レンズの特許を出願」で詳しくお伝えします。
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SIGMA 35mm F1.2 DG II | Artの主な仕様
| 対応マウント | L マウント、ソニー E マウント |
| センサーフォーマット | フルサイズ |
| レンズ構成枚数 | 13群17枚(SLDガラス1枚、非球面レンズ4枚) |
| 絞り羽根枚数 | 11枚 (円形絞り) |
| 最短撮影距離 | 28cm |
| 最大撮影倍率 | 1:5.3 |
| フィルターサイズ | φ72mm |
| 最大径x長さ | L マウント: φ81.0mm x 111.4mm ソニー E マウント: φ81.0mm x 113.4mm |
| 最大径x長さ | L マウント: φ81.0mm x 111.4mm ソニー E マウント: φ81.0mm x 113.4mm |
| 質量 | L マウント: 755g ソニー E マウント: 745g |





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