Sigma 35mm F1.2 DG II | Artレビュー
シグマが先日発表したSigma 35mm F1.2 DG II | Artのレビュー記事が掲載されています。このレンズはどのように評価されているのか、この記事で詳しくお伝えします。
このレビューを書いているいま、撮影した写真を振り返りながら、心地よい気持ちになっている。Sigma 35mm F1.2 IIレンズが素晴らしいのは、主にそれを使用して撮影する体験そのものが優れているからだ。高速で十分に信頼することができ、防塵防滴性能があり、軽量で使用していて本当に楽しい。ほとんどの場合、素晴らしい写真を撮影するときに邪魔にならない存在だ。ただし、それは主にLUMIXのカメラと組み合わせたときに最も発揮される。ソニーのカメラでは想像力に欠けた写真になりがちで、私たちが逃れようとしている現実を突きつけられるように感じる。ライカは良い仕事をしてくれるが、それでも今回に関してはLUMIXには敵わない。
長年、仕事で使用していたF1.2レンズはキヤノンのRF50mm F1.2 Lだけだった。しかし、このレンズはキヤノンが中判で撮影したように見せる特有の描写を除けば、あらゆる点でそれを上回る。
Sigma 35mm F1.2 IIの価格は1549ドルだ。ライカの28mm F2 APOやパナソニックの35mm F1.8を所有しているが、この逸品を購入しようと考えている。
- シャープ(これは当然)
- ボケが美しい(これも当然)
- 防塵防滴性能あり
- 高速なオートフォーカス
- イベント撮影で被写体を的確に捉える。ただし少し絞ったほうがさらに良い結果を得られる
オートフォーカスはLマウントレンズで最速クラス
Sigma 35mm F1.2 DG II | Artのレビュー記事をThe Phoblographerが公開しています。上記はまとめ部分になり、より詳細な解説や作例などがありますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
今回はSigma 35mm F1.2 DG II | Artを使用したところ、まず驚いたのはオートフォーカス性能だとしています。これまでのLマウントレンズと比較しても格段に速度の向上を感じたようで、特に低照度下で少し絞ったときのAF精度の高さが際立っていたとしています。低照度下の開放での撮影では精度が落ちることがあるようですが、F1.4程度まで絞ると、オートフォーカスの精度はピークに達すると指摘しています。
レビューでは被写体をとっさに発見したときに、以前のシグマのレンズでは撮影できないようなシーンでも、オートフォーカスの速度の速さから撮影が可能だった経験が語られており、シグマのレンズの中でもかなり高速なオートフォーカス性能があることがわかります。
またレンズに関しても光学性能は高いものの、どちらかというとレンズの性能がかなり高く、様々な収差がよく抑えられているため、AIが作り出した画像のように撮影されるとしています。それだけ光学性能的には優れていることがわかりますが、いわゆるレンズの個性や味という意味では面白みに欠けるレンズなのかもしれません。
Sigma 35mm F1.2 DG II | Artについては、現在の最安値は約23万円前後になっていて、さすがにF1.2のレンズだけあってかなり高価格ですが、純正レンズと比較すれば魅力的な価格設定になっているのかもしれません。
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対応マウント | L マウント、ソニー E マウント |
センサーフォーマット | フルサイズ |
レンズ構成枚数 | 13群17枚(SLDガラス1枚、非球面レンズ4枚) |
絞り羽根枚数 | 11枚 (円形絞り) |
最短撮影距離 | 28cm |
最大撮影倍率 | 1:5.3 |
フィルターサイズ | φ72mm |
最大径x長さ | L マウント: φ81.0mm x 111.4mm ソニー E マウント: φ81.0mm x 113.4mm |
最大径x長さ | L マウント: φ81.0mm x 111.4mm ソニー E マウント: φ81.0mm x 113.4mm |
質量 | L マウント: 755g ソニー E マウント: 745g |
コメント
コメント一覧 (2件)
MTF曲線見る限り、そこまで良くない
レンズもSLDしか使ってないし
今回は軽量化とAF速度の向上に重点置いた印象
まぁそれが撮影するには1番大切だったりはするけど
このレンズは20万切らないとモノは大して動かない
最初だけ少し物は動いてもすぐに止まると思うわ
17〜18万位なら買う人も多くなるのでは?
慌てて手を出すレンズじゃないな
135mmF1.4は衝動的に欲しくなる人はいても、コレはそうはならない
20-200mmは実用的だから求める人は多い
APSC用17-40mmF1.8みたいな驚きはないかも
次は35mmF1でも作らないとサプライズじゃないね
MTFはFE 35mm F1.4 GMとそう変わらない感じ。自分は良く分からないのでそう見えるだけ。GM F1.4が18万弱、こちらはF1.2だけど22万だと確かに買わないね。LUMIXのカメラと組み合わせた時にAF速度が速い、と言うのは現LUMIXレンズが遅いとも言える。
ニコンのZ 24-70mm f/2.8 SⅡがAF速度5倍とか言ってるけどそれは現レンズが遅いだけの話だと思う。このレンズには最新式のモーターが使われているのでしょう。それ以前のレンズには普通のモーターかな?
ソニーのカメラでは想像力に欠けた写真。とかよくわかりませんが、ソニーがサードパーティーに全ての情報を開示している訳ではないでしょう。当然ソニーとは性能が違ってくると思います。逆にLマウントだと加盟しているメーカーにはすべて開示しているだろうからシグマはLマウントの純正レンズになる。ただ、LUMIX固有の情報まではわからないと思うけど。
AF速度なんかは純正とサードパーティーでは違ってくるでしょうね。と言うことはシグマを使うならLマウント機が最適だとも言えるのかな。とにかくGMの1.4よりも高いと買わないね。正直言うとGMの1.4も私には高すぎる。全然興味が沸いてこない。
135mmも買わない。MFT用の75mm F1.8を持ってるけど望遠単焦点レンズってまず使わない。20-200mmは興味あるけどちょいと暗すぎるかな。20ー150mm F2.8ー5.6だったら買うけど。