OM SYSTEM PEN レビュー
長所
- 良好な画質
- 便利なカラーモードの選択肢
- 優れたマルチショットモード(ただし、多くの場合、動作が遅い)
- 小型のレンズとボディの組み合わせが可能
- 効果的なボディ内手ブレ補正
- 十分なバッテリー持続時間
- 手頃な価格
- 防塵防滴性能の程度が正式に評価されている
短所
- AFの動作がやや予測しにくい
- ファインダーの解像度が比較的低い
- 背面ボタンがやや小さく、配置が雑然としている
- メニュー項目が多く、圧倒される可能性がある
- 8bit動画で、ビットレートの高い選択肢は1つのみ
- 2段階のカラーモード切り替えスイッチの効果があまりない
- RAW現像時の設定操作に一貫性がない
- 防塵防滴性能は比較的控えめ
要約
OM SYSTEM PENは、サイズ、性能、価格の組み合わせが魅力的なカメラである。特に最先端というわけではなく、メーカーが目指しているほど使いやすいわけでもないが、それでも操作する楽しさがあり、持ち運びやすく、非常に妥当と思える価格で魅力的な結果を得られるカメラに仕上がっている。これは、業界の他のメーカーがどうやら実現する方法を忘れてしまった組み合わせである。
オートフォーカスは、同クラスのカメラほど高度ではない。と比べて、シーン内を動き回る被写体をうまく追跡できず、素早い動きにもそれほど確実には反応できない。また、AFの動作方法と信頼性の両面から、被写体認識モードを使用する際には、ほかのカメラよりもユーザー自身が多く操作する必要がある。それでも、PENが使われると想定される日常撮影や旅行撮影では、これは根本的な問題ではない。
そう、PENは、ほかのミラーレスカメラがいとも簡単にこなしているように見えるほどの能力を備えているわけではなく、得意とする範囲もそれらよりやや狭い。しかし、十字コントローラーでAFポイントを移動できるように設定し、ボタンで被写体認識のオン・オフを切り替えられるようにしておけば、求めることの大半をこなしてくれる。というのも、PENに「スポーツやアクション撮影も少しこなす」ことを期待している人はいないからである。
PENは、時として少し苛立たしく感じることもある旅行の相棒になり得る。こちらの望みどおりに動いてくれないこともある、そんな相棒である。しかし同時に、持ってきて本当によかったと思える相棒でもある。そして、PENと一緒に出かけることで、そうでなければ残せなかった思い出を作ることができるのだ。
旅行の相棒に最適
OM SYSTEMの新しいデジタルカメラPENのレビュー記事をDPREVIEWが公開しています。上記はまとめ部分になり、より詳細なレビューや解説、作例がありますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
レビューでは、2026年ここまでで最高のビギナー向けデジタルカメラと評価されています。センサーや手ぶれ補正、AFは従来機と同じで、大きな進化はないとのことですが、それでも非常に魅力的だとしています。
ボディはIPX1相当の防滴性能を備えたコンパクトな作りで、キットレンズも防滴仕様です。街歩きやスナップ、旅行に向いたデザインで、見た目も上品とされています。ただし、OM-5 IIより防滴等級は低く、長いレンズや悪天候には向かないそうです。
画質面では、2040万画素のセンサーは大型センサー機に比べて見劣りしますが、旅行や日常撮影には十分なディテールだとしています。ハイレゾショットやHDRなどのコンピュテーショナル機能で弱点を補えますが、動く被写体には向きません。ポートレートでは、安価な45mm f/1.8との相性が良いとのことです。
一方、操作系にはやや難があります。ボタンが小さく、CPボタンの呼び出しも手間がかかり、電源スイッチも使いにくいと指摘されています。動画も8bitで4Kは30pまでと、基本的な機能にとどまります。それでも、手ぶれ補正が動画に効く点は評価されています。
総じて、使って楽しく、見た目も良く、価格も抑えられた一台ということになりそうですね。スマートフォンから乗り換える人には理想的なデジカメになるようですが、キットレンズだけでは物足りなくなる可能性があるため、明るい単焦点の追加が勧められるようです。小さなパンケーキレンズがとてもよく似合うと思いますね。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品品質 | 主素材はエンジニアリングプラスチックで、金属製だった歴代PENとは異なる低コスト構造。ただし厚みのある素材感でしっかりした造りで、手に適度な重みを感じる |
| 静止画の画質 | 2000万画素センサーは良好なディテール描写で、OM-5 IIと同等の性能。ノイズはNikon Z50IIにやや劣るが、Canonとは大差なし。JPEGの色は魅力的で、色調整の自由度が高い。カメラ内RAW現像も包括的だが、フィルムモードは現像画面で調整できない不整合あり。 |
| AF性能 | AFポイントは121か所から選ぶ方式で、最小サイズでも精度に限界。人物・犬猫の被写体認識は誤検出が多く、認識対象がAFポイントより優先される癖あり。AFジョイスティックがなく、ポイント指定は手間。汎用トラッキングは旧式で粘りに欠ける。フレアや強い光源で迷う場面もあるが、日常・旅行用途なら命中率は十分。 |
| 連射性能 | レビューなし |
| 動画の画質・性能 | 8bitで最大4K/30pと、最も時代遅れな部分。ヘッドホン端子がなく、音声モニターは不可。 |
| オーバーヒート耐性 | レビューなし |
| ボディ内手振れ補正 | 長所の一つとして、効果的なボディ内手ぶれ補正を挙げる。補正効果は5.5EV。比較表ではFujifilm X-E5の7.0EVを下回り、PEN-Fの5.0EVを上回る水準。具体的な実写検証の記述はなし。 |
| 操作性 | 小さなフロントグリップとサムレストで保持しやすく、2つのダイヤルも配置良好。背面は6つのボタンが密集して窮屈。Super Control Panelで主要設定に素早くアクセスでき、カスタマイズ性は非常に高い。 |
| EVF | 236万ドットで、PEN-Fと同じパネル。小型の0.39型では最高解像度で、小型重視のカメラに採用され続ける。本体上部の角に内蔵し、シリーズで2機種目のEVF搭載機。一方、弱点として解像度が比較的低いと指摘される。 |
| 背面液晶 | PEN-Fと同じ104万ドットのフルアーティキュレーティング式タッチスクリーン。評価が分かれる仕様で、ストリートや隠し撮り派には、目立たない操作ができるチルト式の不在が惜しまれる。旅行用途では画面を内側に折りたためるため保護面で好評。タッチ操作はAFポイント移動の主要手段。 |
| 重量 | 厚みのある素材により、手に適度な重みを感じつつ、重すぎない質感。比較表では393gで、X-E5の445g、L10の508g、PEN-Fの427gより軽い。なお記事内の簡易スペック欄には414gの記載もあり、数値が混在。 |
| バッテリー | 新型BLS-7は小型ながら容量10Whで、旧BLS-50の8.7WhやPEN-Fの9.0Whを上回る。公称は約400枚(スペック欄では410枚)。実使用では定格の2倍撮れることも多いとされる。長所として妥当なバッテリー持ちを挙げる。 |
| 記録メディア | SDカードスロットは1基のみで、UHS-Iまでの対応。今もこの規格にとどまる点が不満として語られる。比較表ではX-E5とL10がUHS-II対応。 |
| アプリ連携、WiFiなどの接続性 | アプリ連携・WiFiはレビューなし。接続端子はUSB-Cに刷新されたが、規格は480MbpsのUSB 2.0で旧式。micro HDMIとマイク入力はあるが、ヘッドホン端子はなし。 |
| 総合的な使い勝手 | サイズ、性能、価格が噛み合った魅力的な一台。最先端ではなく、狙いほど使いやすくもないが、操作して楽しく、持ち歩きやすく、魅力的な写りを得られる。AFや被写体認識は手間がかかるが、日常・旅行用途では致命的でない。 |
| 価格 | 本体のみ約1,000ドル。2016年発売のPEN-Fの発売時価格1,200ドルより安く、物価上昇を加味した約1,700ドル相当と比べても大幅に低価格。長所に「適正な価格設定」を挙げる。 |
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OM SYSTEM PEN 主な仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| センサーサイズ | 17.4mm × 13.0mm(4/3型 Live MOS) |
| 有効画素数 | 約2037万画素 |
| 連射性能(メカ) | 約5コマ/秒(通常)、約4.8コマ/秒(低振動) |
| 連射性能(電子) | 静音連写H:30コマ/秒、静音連写:8コマ/秒 |
| 動画フォーマット(最大) | C4K(4096×2160)24p / IPB |
| フォーカス方式 | ハイスピードイメージャAF(位相差+コントラスト) |
| 測距点数(静止画) | 121点(クロスタイプ位相差AF/コントラストAF) |
| 測距点数(動画) | - |
| 被写体認識(静止画) | 顔・瞳、犬・猫 |
| シャッター方式 | メカ、電子先幕、電子 |
| シャッター速度(メカ) | 60秒〜1/4000 |
| シャッター速度(電子) | 60秒〜1/32000 |
| ISO感度 | AUTO LOW(約64相当)〜6400、マニュアルLOW〜25600 |
| ファインダー形式 | OLED 約236万ドット、倍率約1.10〜1.23倍 |
| 背面液晶 | 3.0型・約104万ドット・2軸可動式・タッチ |
| 手振れ補正の有無 | あり(ボディ内5軸) |
| 手振れ補正効果 | 中央5.5段/周辺4.5段 |
| コンビュテーショナルフォト | ハイレゾ、ライブND、深度合成、多重露出、デジタルシフト、ライブコンポジット |
| ワイヤレスLAN | IEEE 802.11b/g/n |
| Bluetooth | Bluetooth Ver.5.2(BLE) |
| マイク端子 | 外部ステレオミニジャック(φ3.5) |
| ヘッドホン端子 | 記述なし |
| USB端子 | USB Type‑C(USB2.0) |
| 質量(バッテリー・カード含む) | 約393g |
| サイズ | 125.8 × 74.5 × 43.3 mm |
| 価格 | 16万5000円(14-42mm F3.5-5.6 III レンズキット) |


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