中央のシャープネスはf/2.8の開放でとてもよく、そしてf/4とf/11の間で素晴らしい。f/16からf/22のシャープネスは画像全体で回折の影響で低下し始める。端部のシャープネスはそれほど良くなく、f/5.6からf/11でベストの結果をもたらす。
タムロンは驚くほどコンパクトで軽量な望遠ズームを作るために独創的に考えながら、そしてなお極めて重要である大口径なf/2.8の絞りを焦点距離全域に提供している。サイズと価格の両方の点において、主な競合製品を大幅に下回りながらも、良い性能と画像品質を提供している。
いわゆるマイナスポイントは望遠ズームを他のライバルより小さく安く作るための、タムロンの称賛すべき決断の直接的な結果だ。明らかな見て見ぬふりをできないことは、従来の200mmの代わりに望遠端を180mmに果敢にも上限を移動させたことだ。
まとめると、もしあなたが本当に本当に”真の”70-200mmに届く追加の20mmが必要でなければ、Tamron 70-180mm F/2.8 Di III VXDは、ほぼすべての点において、非常に優れた性能を発揮する本当にユニークなレンズだ。
(記事を一部引用して意訳しています)
Tamron 70-180mm F / 2.8 Di III VXDレビュー
PhotpgraphyBlogがTamron 70-180mm F / 2.8 Di III VXDのレビューを掲載しています。記事元にはサンプル画像や、それぞれの焦点距離の画像端部の拡大画像などもあるので、全文は記事元のリンクからご覧ください。
記事によれば、このレンズはかなり性能的に優秀でありながら、低価格と小型化を実現しているとしています。カメラのすべてのフォーカスモードに対応し、AFもかなり優秀なようですので、かなりいいレンズと言えるのかもしれませんね。
ただし、その代わり望遠端が20mmほど少なく180mmまでになっているとしています。それによってかなりの小型化と軽量化ができているという側面があるようですので、これはこれでトレードオフの関係として仕方がないのかな?とも思いますね。
あと手振れ補正機能がないので本体の手ぶれ補正機能に頼ることになるとしています。そのため初期の世代のカメラでは問題になるかもしれないとしていますが、ボディ内手ぶれ補正のあるカメラであれば特に問題はなく利用できるようですね。ボディ内手ぶれ補正があることによって、廉価なレンズが作れるというのはいいことですよね。
どの程度のサイズと重要なのか
というわけで、サイズ、重量、価格が称賛されているわけですが、実際にどの程度違うのか調べてみました。
TAMRON 70-180mm F/2.8 Di III VXD 81x149mm 810g 11万8183円
SONY FE 70-200mm F2.8 GM OSS 88x200mm 1480g 24万1000円
SONY FE 70-200mm F4 G OSS 80x175mm 840g 11万6799円(価格は価格.comの調査による最安値)
こうしてみると、タムロンの70-180mmは、ソニーの70-200mm f/4のほうとほぼ同じような感じになっていることがわかります。価格と重さはほぼ同等ですが、全長は25mmほど短くなっていますね。望遠端が180mmになっている効果がでていると言えそうです。
ですが、これはf/2.8通しとf/4通しのレンズの比較であって、ソニーの70-200mm f/2.8と比較すると圧倒的にタムロンのほうが小型軽量でしかも廉価な製品であることがわかりますよね。これでf/2.8通しなのですから、このレンズが売れているというのも理解できるところですよね。
ですが、恐らくシグマがまもなく70-200mm f/2.8を投入してくるという噂もありますので、この焦点距離で廉価な価格で投入してくると、シグマのレンズは馬鹿売れすること間違いなしという感じがします。
(記事元)https://www.photographyblog.com/reviews/tamron_70_180mm_f2_8_di_iii_vxd_review
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