OM-5 Mark IIとOM-5の違い
先日発表されたOM-5 Mark IIとOM-5の機能の違いをまとめてみました。
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OM-5 Mark II | OM-5 | |
記録フォーマット | DCF2.0、Exif3.0 | DCF2.0、Exif2.31 |
手ぶれ補正効果 | ボディー内 補正段数:中央6.5、周辺5.5 シンクロ 補正段数:中央7.5、周辺6.5 | ボディー単体 補正段数: 6.5 |
OVFシミュレーション | ? | 可 |
タッチ機能 | タッチシャッター、タッチAF(AFポイント選択、AFエリア拡大/縮小)、タッチ顔選択、AFターゲットパッド、コマ送り/戻し、拡大再生、タッチライブガイド、タッチART/SCNメニュー、タッチスーパーコンパネ、Wi-Fi接続、動画タッチ静音操作、メニュー操作 | タッチシャッター、タッチAF(AFポイント選択、AFエリア拡大/縮小)、タッチ顔選択、AFターゲットパッド、コマ送り/戻し、拡大再生、タッチライブガイド、タッチスーパーコンパネ、Wi-Fi接続 |
ピーキング機能 | 色: 4色(白、黒、赤、黄) レベル: 強、標準、弱 背景の輝度調整: 有、無 | ? |
最大撮影コマ数 | 静音連写H・最高速時 〔RAW〕: 約19 〔JPEG LF〕:約21 | 静音連写H・30fps時 〔RAW〕: 約18 〔JPEG LF〕:約20 |
フラッシュモード | 発発光/発光禁止/SLOW/MANUAL | 赤目軽減発光、スローシンクロ(先幕シンクロ)、スローシンクロ(後幕シンクロ)、スローシンクロ(先幕シンクロ)+赤目軽減発光、強制発光、マニュアル発光(1/1(FULL)~1/64)、発光禁止 |
対応外部フラッシュ | FL-900R, FL-700WR, STF-8 | FL-LM3, FL-600R, FL-900R, STF-8, FL-700WR |
フラッシュグループ数 | 3グループ(外部フラッシュ2+コマンダーフラッシュ1) | 4グループ(外部フラッシュ3+コマンダーフラッシュ1) |
ライブND | 可(ND2 / 4 / 8 / 16) | 可 |
縦位置動画 | 可 | - |
動画デジタルテレコン | 約1.4倍 | 約3倍 |
タイムラプス動画 | 3840×2160(4K)/5fps, 10fps, 15fps, 30fps 1920×1080(FHD)/5fps、10fps、15fps, 30fps | 3840×2160(4K)/5fps, 10fps, 15fps, 30fps 1920×1080(FHD)/5fps、10fps、15fps, 30fps 1280×720(HD)/5fps、10fps、15fps、30fps |
動画記録中赤枠表示 | 可 | - |
録画ランプ | 2段階(弱、強) | - |
動画専用ピクチャーモード | Flat、OM-Log400、OM-Cinema1、OM-Cinema2 | Flat、OM-Log400 |
外部マイク装着時のカメラ側録音調整 | 選択可(有効 / 無効) | - |
スマホワイヤレス撮影 | リモートライブビュー、リモートレックビュー、ワイヤレスタッチAFシャッター、タイマーシャッター(カウントダウン音声付 / 連写)、動画撮影(画質は限定)、リモートパワーOFF | リモートライブビュー、リモートレックビュー、ワイヤレスタッチAFシャッター、 タイマーシャッター(カウントダウン音声付/連写/ショート動画撮影可)、リモートパワーOFF、ワイヤレスレリーズモード、動画撮影(画質は限定) |
言語選択 | 日本語のみ | 日本語、英語含む18言語 |
USB | USB Type-C | USB Micro-B (USB2.0 Hi-Speed) |
Bluetooth | V5.2 | V4.2 |
バッテリー | 低消費電力撮影モード:640枚 | 低消費電力撮影モード:660枚 |
CPボタン | あり | - |
サイズ | 約125.3mm(W)× 85.2mm(H)× 52.0mm(D) | 約125.3mm(W)×85.2mm(H)×49.7mm(D) |
質量 | 本体のみ:370g | 本体のみ:366g |
ACアダプタ | - | 同梱 |
仕様表の違いはわずか
OM-5 Mark IIとOM-5の機能の違いを公開されている仕様表をもとにまとめてみました。これ以外にも動画のフォーマットやBluetoothによる接続機能で若干の違いがあるようですが、うまくまとめられなかったので記述していませんでした。
上記は仕様表で違う部分を取り上げており、上記に含まれていない機能については同じ機能を搭載していると考えることができます。また仕様表では記述されていない機能の違いについては、すべての情報に当たっていないため反映されていない内容があるかもしれません。もし、ここも違うよという機能がありましたら、コメントでご指摘いただけると助かります。
というわけで、ほぼ同じ製品と考えてもよさそうですが、やはりUSB Type-Cへの対応は大きいですね。いまどきUSB Micro-Bのケーブルや変換アダプタは持ち歩きたくないですし、価格もOM-5と近いので購入するならOM-5 Mark IIがいいと思います。ただ、いまの割引き金額や、将来の値引き、状態の良い中古が見つかった場合にはOM-5も十分に選択肢に入りそうです。また、OM-5をすでに所有している人は、わざわざ買い換えるまでもないというところでしょうか?
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(source)OMデジタル
OM-5 Mark IIの主な使用
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センサーサイズ | 4/3型 Live MOS センサー |
画素数 | 約2037万画素 |
センサークリーニング | スーパーソニックウェーブフィルター(SSWF:超音波防塵フィルター) |
イメージプロセッサ | TruePic Ⅸ |
手ぶれ補正 | 撮像センサーシフト式5軸手ぶれ補正 |
手ぶれ補正効果 | ボディー内手ぶれ補正 補正段数:中央6.5、周辺5.5 シンクロ手ぶれ補正 補正段数:中央7.5、周辺6.5 |
高速連続撮影 | 〔連写〕: 約6コマ/秒(1- 6コマ/秒に設定可) 〔静音連写H〕: 約30コマ/秒ブラックアウト無し |
動画撮影 | C4K 24p 4k 30p |
シャッター速度 | メカシャッター 1/8000~60秒 電子シャッター 1/32000~60秒 |
ISO | - |
フォーカスポイント | クロスタイプ位相差AF(121点) コントラストAF(121点) |
EVF | 0.5型 約236万ドット |
背面液晶 | 3.0型2軸可動式液晶タッチパネル式液晶 約104万ドット |
メモリカードスロット | SD/SDHC/SDXC USH-II対応 シングルスロット |
サイズ | 約125.3mm(W)× 85.2mm(H)× 52.0mm(D) |
質量 | バッテリー、 メモリーカード含む: 418g |
コメント
コメント一覧 (4件)
TypeC対応(PD非対応だが給電可)、シンクロIS対応、OM-1系とのメニュー統一、ボタンとグリップの変更、くらいですかね。外付けグリップECG-5には非対応になったようで。
悪いカメラじゃないですが、これをせめて2年前に初代OM-5として出すべきでしたね。
2022年の時点でTypeCへの流れは決定的でしたし、UIだってエンジン依存ではなかった(そういう説がありましたね)わけで。
開発期間が足りなかったのなら、E-M5IIIを延命しつつ半年〜1年遅らせてもよかったのでは? それでもTypeC必須化には間に合いましたし、既存製品のロゴ問題が無いことはE-P7の例からわかります。
これをII型と銘打つところに、リソースの底を感じます。マイチェンと呼ぶのは可哀想、なんて意見も見ましたが、マイチェン以外の何物でもないでしょう。(そっち方面の擁護は予想してませんでした……)
うーん、2年前にUSB-Cにするには、
開発リソースは足りなさすぎたと思います。
OM-1の発売直後でしたし、
データ通信可能なmicrousb レセプタクル(メス型コネクタ)は5極仕様であり、
データ通信可能なUSB-Cレセプタクルは24・16極仕様なので、
基盤の作り替えという開発リソースを必要とするか、
USB-C用にUSB2.0の配線を5極に変換する別基盤作ってリード線で接続という荒技を使えば置換えは可能ですが、それは製造工程が煩雑化しちゃいますね。
なので、
「開発期間が足りなかったのなら、E-M5IIIを延命しつつ半年〜1年遅らせてもよかったのでは? 」
の意見には概ね賛成ですね。
OLIMPUSロゴライセンス契約内容は分かりませんが、
もし、売上の○%とかであればE-P7はギリ利益確保可能ラインでE-M5Ⅲはライセンス料が損益分岐点より下回ったとかあったのでしょうか。
OM-5のときにメニューを新しくしておくべきだったというのはありますが、今回はOM-3の新フィーチャーも一部入っているので、これはこれでありかなという感じです。
DC-G99M2のような、生産継続のために必要な変更だけのモデルよりは改良点が多いですね。
仕様表では分からないAFの動作などがより改善されているといいですね。
試用での動画など出てくるでしょうからその時に判断しても良さそうです。
これはらは仕様では分からない機能の洗練が進んでも良さそうな気もします。
他社機で現状、機能が増えすぎて使い勝手が悪く混乱しているユーザーも
いるようです。
※価格コムのコメント