Nikon Zfに新ファーム Imaging Cloud対応、被写体検出に”鳥”追加ほか

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Nikon Zf
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Nikon Zf新ファーム公開

ニコンがNikon Zfの新ファームを公開しています。どのような変更があったのか、この記事で詳しくお伝えします。

  • ■ 静止画撮影関連
  • • クラウドサービス  Nikon Imaging Cloud  に対応しました。
    • – カメラが Nikon Imaging Cloud に公開されている写真の編集設定(イメージングレシピ)を取り込めるようになりました。
    • – カメラで撮影した画像を Nikon Imaging Cloud に転送することができ、さらに様々なクラウドサービスへ自動転送できるようになりました。
  • • NX Studio で作成されたフレキシブルカラーベースのカスタムピクチャーコントロールの読み込みに対応しました。
  • • [静止画撮影メニュー]>[AF/MF の被写体検出設定]>[被写体検出]に[鳥]を追加しました。
  • • [静止画撮影メニュー]>[副スロットの機能]で[JPEG+JPEG 分割記録]選択時の画像サイズ設定に[サイズ L]を追加しました。
  • • オートブラケティング撮影時に選択できる補正ステップ幅を追加しました。
    • ※[オートブラケティングのセット]を、[AE・フラッシュブラケティング]、[AE ブラケティング]、または[フラッシュブラケティング]に設定している場合です。この変更は、[インターバルタイマー撮影]>[オプション]>[AE ブラケティング]>[補正ステップ]にも適用されます。
  • • 以下のメニュー項目が[ON]の時に、長秒時ノイズ低減が有効になりました。
    • – [インターバルタイマー撮影]>[電子シャッター設定]>[電子シャッター]
    • – [タイムラプス動画]>[電子シャッター設定]>[電子シャッター]
    • – [フォーカスシフト撮影]>[電子シャッター設定]>[電子シャッター]
  • • [フォーカスシフト撮影]>[待機時間]が[ 0 ]かつ、フォーカスシフト撮影中の場合には、フラッシュモードを発光禁止にしました。
  • ■ 動画撮影関連
  • • クラウドサービス  Nikon Imaging Cloud  に対応しました。
    • – カメラが Nikon Imaging Cloud に公開されている写真の編集設定(イメージングレシピ)を取り込めるようになりました。
  • • NX Studio で作成されたフレキシブルカラーベースのカスタムピクチャーコントロールの読み込みに対応しました。
  • • [動画撮影メニュー]>[AF/MF の被写体検出設定]>[被写体検出]に[鳥]を追加しました。
  • • N-Log 動画撮影時、[ISO 感度設定]>[M モード時の ISO 感度]に低感度を追加しました。
  • • [動画撮影メニュー]に[ハイレゾズーム]を追加しました。
  • • [カスタムメニュー]に g7[ハイレゾズーム速度]を追加しました。
  • • [カスタムメニュー]> g15[輝度情報の種類]に輝度情報の表示をカスタマイズする機能を追加しました。
  • • HDMI 経由のファイル名送信に対応した外部レコーダーに動画を記録するとき、カメラでのファイル名を含める機能を追加しました。対応している ATOMOS 社の外部レコーダーは以下の通りです(2025 年 3 月現在)
    • – Ninja V  ※
    • – Ninja V+  ※
    • – Ninja(2023年発売モデル)
    • – Ninja Ultra
    • – Shogun(2023年発売モデル)
    • – Shogun Ultra
    • – Shogun Connect  ※
    • ※ 一部のレコーダーでは 、ATOMOS OS のアップグレードやレコーダーの有償アクティベーションが必要となる場合があります。詳細は ATOMOS 社にお問い合わせください。
  • ■ 再生関連
  • • 再生時の i メニュー[画像編集]に[画像編集機能のカスタマイズ]を追加しました。
  • • [再生メニュー]に[縦横位置情報の記録]を追加しました。
  • • [再生メニュー]>[グループ再生の設定]に[自動連続再生の設定]を追加しました。
  • • RAW 画像再生時の i メニュー[画像編集]の[リサイズ(表示画像)]と[リサイズ(複数画像)]の画像サイズの設定に横幅 4608 ピクセルを追加しました。
  • ■ 操作関連
  • • ISO 感度ダイヤルが C の場合と ISO 100~64000 の場合で、静止画撮影メニュー[ISO 感度設定]>[感度自動制御]を個別に設定できるようになりました。
  • • [カスタムメニュー]> f2[カスタムボタンの機能(撮影)]と g2[カスタムボタンの機能]に、[パワーズーム位置の登録/呼び出し]*を追加しました。
  • • [カスタムメニュー]に f11[ズームリング操作(PZ レンズ)]を追加しました。
  • • [カスタムメニュー]の f12 と g8[パワーズームのボタン操作(PZ レンズ)]の名称を[パワーズームの操作設定(PZ レンズ)]に変更しました。また、[パワーズーム速度]を[パワーズーム速度(ボタン操作)]と[パワーズーム速度(レバー操作)]* に分けました。
  • • [カスタムメニュー]の a10[フォーカスポイント表示]に[フォーカスポイントの太さ]を追加しました。
  • • [カスタムメニュー]に b3[ISO 感度簡易設定]を追加しました。
  • • [カスタムメニュー]に d5[露出ディレーモード]を追加しました。
  • • [カスタムメニュー]の d18 と g16 に[半押し拡大解除(MF)]を追加しました。
  • • 以下の[カスタムメニュー]に割り当てられる機能を追加しました。また、設定のリセット機能を追加しました。
    • – f1 および g1[i メニューのカスタマイズ]
    • – f2[カスタムボタンの機能(撮影)]と g2[カスタムボタンの機能]
    • – f3[カスタムボタンの機能(再生)]
    • ※ f2[カスタムボタンの機能(撮影)]>[コマンドダイヤル]>[露出設定]の撮影モード M に詳細設定([露出設定(M モード)])を追加し、静止画撮影の撮影モード M の時にコマンドダイヤルで ISO 感度や露出補正の変更が可能になりました。
    • ※ g2[カスタムボタンの機能]>[コマンドダイヤル]>[露出設定]で、動画撮影の撮影モード S の時にコマンドダイヤルの機能を入れ替えられるようになりました。
  • • [カスタムメニュー]の f4[タッチ Fn]>[タッチ Fnの機能]で[フォーカスポイント移動]を選択した場合に[ダブルタップ時の操作]を追加しました。
  • • [セットアップメニュー]>[レンズ情報手動設定]の機能を変更しました。
  • • IPTC プリセットの[Category]で登録できる最大文字数を 3 文字から 256 文字に変更しました。
  • * 本機能は NIKKOR Z 28-135mm f/4 PZ 装着時に使用可能です(2025 年 3 月現在)。
  • ■ 表示関連
  • • マニュアルフォーカス撮影時に表示されるフォーカス距離指標に距離表示機能を追加しました。
  • • ライブビュー拡大表示の倍率を、最大 400% まで拡大できるようにしました。
  • • [セットアップメニュー]の[ファインダー表示サイズ(静止画 Lv)]を[ファインダー表示サイズ]に名称を変更し、動画モードや 再生モードにも適用されるようにしました。
  • ■ ネットワーク関連
  • • [ネットワークメニュー]に[Nikon Imaging Cloud]を追加しました。
    • – Nikon Imaging Cloud から直接ファームウェアをダウンロードできるようになりました。
  • • [ネットワークメニュー]>[FTP サーバーと接続]に機能を追加しました。
  • • リモートグリップ MC-N10 と ATOMOS AirGlu BT の併用が可能になりました。
  • • ATOMOS AirGlu BT と接続時、接続が切断したとき、または接続が不安定なときに警告表示を行うようにしました。
  • ■ アプリケーション関連
  • • NX MobileAir との組み合わせで機能を追加しました。
    • – カメラの静止画ライブビューに NX MobileAir の状況を表示する様にしました。
    • – カメラの[メニュー設定の保存と読み込み]でメモリーカードに保存したカメラの設定データをスマートフォン(NX MobileAir)に保存したり、スマートフォンからカメラのメモリーカードに送信したりできる様にしました。
  • ■ その他
  • • 動画記録可能な残り時間が少なくなった場合の警告表示を、残り時間が 1 分未満のときに残り時間表示部が赤背景に白文字となるよう変更しました。また、動画記録中でない場合でも警告表示が出るようにしました。
  • • [カスタムメニュー]の d12[赤色画面表示]で、[表示モード 1]或いは[表示モード2]に設定しているときの RGB ヒストグラム表示を見やすくしました。
  • • 以下の不具合を修正しました。
    • – 特定の操作をすると、フォーカスポイントが表示されなかったり、モニター画面の表示に時間がかかったりする。
    • – B&W モードにすると、i メニューからモノクロームを選択できない場合がある。
    • – [カスタムメニュー]の g2[カスタムボタンの機能]の[コマンドダイヤル]の設定で露出補正アイコンが表示される。
    • – [ネットワークメニュー]の[FTP サーバーと接続]の[接続設定]の接続ウィザードで FTP サーバーを新規追加した場合に転送先のフォルダー名に半角スペースが含まれているとファイルを転送できない。
    • – 外部モニターや外部レコーダーを HDMI 接続して再生モードで画像を表示中に拡大表示して画像モニターを閉じるとまれにカメラが応答しなくなる。
    • – 外部モニターや外部レコーダーを HDMI 接続して、画像モニターを閉じた状態で、再生モードで画像を拡大表示すると外部モニターなどの表示が異常となる。
    • – SnapBridge と Wi-Fi 接続時に電源 OFF 中の通信 ON の状態でカメラの電源を OFF にしてレンズを外すと、表示パネルに数値が表示されたままになる。

Nikon Imaging Cloudに対応ほか

ニコンがNikon Zfの新ファームを公開しました。こちらからダウンロードすることが可能です

今回のバージョンアップは整数部分がインクリメントされる大規模な更新、メジャーバージョンアップとなっており、非常に様々な変更点があります。

その中でも目玉となるのは、おそらくNikon Imaging Cloudに対応したことで、クラウド経由で様々な機能を利用できるようになるため、さらに利便性が高くなりそうです。

このほか被写体の検出モードに鳥専用のモードが追加されたりなど、細かな部分での追加が増えていて、Nikon Zfを所有しているユーザにとっては非常に嬉しいバージョンアップになると思います。

ただ公開直後には様々な不具合が発生する可能性も高いので、現在で不自由なく利用できている場合には、新ファームの適用まで数週間ぐらい様子をみたほうがいいかもしれません。

Nikon Z fの主な仕様
センサーサイズ35.9×23.9mmサイズCMOSセンサー、ニコンFXフォーマット
画素数2450万画素
センサークリーニングイメージセンサークリーニング、イメージダストオフデータ取得(Capture NX-Dが必要)
イメージプロセッサEXPEED 7
手ぶれ補正イメージセンサーシフト方式5軸補正
手ぶれ補正効果最大8段
高速連続撮影・低速連続撮影:約1~7コマ/秒
・高速連続撮影:約7.8コマ/秒
・高速連続撮影(拡張):約14コマ/秒
・ハイスピードフレームキャプチャー+(C30):約30コマ/秒
動画撮影・3840×2160(4K UHD):60p/50p/30p/25p/24p
・1920×1080:120p/100p/60p/50p/30p/25p/24p
シャッター速度・シャッタースピードダイヤル使用時:1/8000~4秒(1ステップ)、Bulb、Time、X(フラッシュシンクロ)
・メインコマンドダイヤル使用時:1/8000~30秒(1/3ステップ、撮影モードMでは900秒まで延長可能)、Bulb
ISO標準ISO 100~6400
フォーカスポイント273点
EVF0.5型 約369万ドット
背面液晶チルト式3.2型TFT液晶モニター(タッチパネル) 約210万ドット
メモリカードスロットSD/SDHC/SDXC UHS-II対応 microSD/microSDHC/microSDXC UHS-I対応 デュアルカードスロット
サイズ約144×103×49mm
重量約710g(バッテリーおよびメモリーカードを含む、ボディーキャップ、アクセサリーシューカバーを除く)

(source)ニコン

Nikon Zf

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コメント

コメント一覧 (0件)

  • 内容の充実もさることながら
    Z5II の発表後、予約前というタイミングで Zf のファームアップをすることで
    ユーザーは基本機能は同等として Z5II と Zf から自分に合ったモデルを選べるようになるのでその点でも良心的だと思いました

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