α9 III、α7S III、α1の新ファーム公開へ
みんなが期待していたα9 III、α7S III、α1の大型ファームアップで新機能が追加されるようです。どのような機能でしょうか?
ソニーは3つのカメラ、α9 III、α7S III、α1の待望のファームウェアアップデートを明らかにした。これらのアップデートは「2024年3月以降に利用可能になる予定」だ。
アップデートでは各カメラに異なる機能が追加されるとともに、すべてのカメラで共通な新機能も追加される。
α1とα9 IIIにはリレープレイバックという機能が追加される。これは各スロットにメモリカードが入っているときに、ファイルを再生する方法を効率化する機能だ。現在では一つのカードから再生しているときに、他のカードに切り替えるためにはメニューに入る必要があった。アップデート後では、スロット1とスロット2のカードからの再生がシームレスになる。α1とα7S IIIの動画撮影に追加されるのはフォーカスブリージングという機能で、これはカメラがレンズの焦点を調整するときに生じる焦点距離の変化を補正するのに役立つ。
α9 IIIの独自機能は1/80,000秒の連続撮影のサポートだ。α9 IIIのレビューが説明されているように、カメラは現在、連写撮影で1/16,000秒に制限されている。
(中略)
ソニーのヤン・サーモン・レガニュールは「ユーザは何年も前からこのアップデートを求めていたので、これは大きなことだ」と言い、特にα1ユーザからのファームウェアに対する長年の要望があったことをほのめかした。
同氏はまた、来年に実現するアップデートには最終的にさらに多くの機能が含まれる可能性があることをほのめかしている。
- Sony A9 III
- リレープレイバック
- 1/80,000秒連続撮影
- IPTCワークフローサポート
- FTPワークフローサポート
- C2PAフォーマットサポート
- Sony A1
- ブリージング補正
- リレープレイバック
- IPTCワークフローサポート
- FTPワークフローサポート
- C2PAフォーマットサポート
- Sony A7S III
- ブリージング補正
- DCI 4K 24.00p
- IPTCワークフローサポート
- FTPワークフローサポート
- C2PAフォーマットサポート
ソニーの大型ファームアップデートが行われるようだとTheDigitalCameraWorldが報じています。
ソニーが新ファームの公開を予定していることが明らかになったようです。記事によれば、2024年の春以降に新ファームが提供され、α9 III、α7S III、α1の機能が大幅に向上する可能性があるようです。
特に期待されているのはα1とα7S IIIのフォーカスブリージング補正だと思いますね。動画撮影時にフォーカスを変更したときに画角が変化してしまうことを防止してくれるのは、動画撮影者としては助かる場面が多いと思います。そのほかは、ITPCやFTPのワークフローの強化が含まれているようで、このことによって報道機関などでより素早く画像を処理して提供することが可能になると思われますね。
一方で、期待されていた被写体認識機能の向上や、被写体を中心に捉えるオートフレーミング、動画の手持ち撮影時の手振れを抑えるアクティブ手振れ補正などについては言及されておらず、これらの機能は搭載されない可能性が高くなってきました。
ワークフローなどの機能強化は嬉しいのですが、どちらかというと、ここ最近の動画に関する新機能や、より高い被写体認識や被写体追尾性能の向上を期待していた人も多かったのではないでしょうか?そう考えると、確かに従来のファームアップよりも期待できそうではありますが、求めていた機能は搭載されず、それほど大幅な機能向上とは感じないかもしれません。
さらに、α9 IIIのグローバルシャッターの利点について「α9 IIIのグローバルシャッターで写真が変わる 主な3つのメリットとは」にて詳しくお伝え。
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