ニコンで2本目のレンズ plena
plenaはニコンにとって特別なレンズであることが明らかになったようです。ニコンヨーロッパのプロダクトマネージャが述べたもので、このレンズがいかに特別なものかがわかります。
発言内容をみてみましょう。
ニコンヨーロッパのプロダクトマネージャであるDirk Jasperは、「ニコンのエンジニアはplenaで自分自身を超えた。完璧なボケ味を求める写真家にとって、完璧なレンズが登場した。Noctに続き、ニコン史上で2番目に独自の名称が付けられたこのレンズは、いかに特別なレンズであるかを物語っている。ラテン語の”plenus”に由来し、”完全な”、”満ち足りた”という意味をもつこの名称は、このレンズのように、絶妙なボケを実現するレンズにふさわしい。」
記事は下に続きます
型式 | ニコン Z マウント |
---|---|
焦点距離 | 135mm |
最大口径比 | 1:1.8 |
レンズ構成 | 14群16枚(EDレンズ4枚、非球面レンズ1枚、SRレンズ1枚、メソアモルファスコートあり、アルネオコートあり) |
画角 | 18°10′(撮像範囲 フルサイズ/FXフォーマット) 12°(撮像範囲 APS-Cサイズ/DXフォーマット) |
ピント合わせ | IF(インターナルフォーカス)方式 |
最短撮影距離 | 0.82m |
最大撮影倍率 | 0.2倍 |
絞り羽根枚数 | 11枚(円形絞り) |
絞り方式 | 電磁絞りによる自動絞り |
最大絞り | f/1.8 |
最小絞り | f/16 |
アタッチメントサイズ(フィルターサイズ) | 82mm(P=0.75mm) |
寸法 | 約98mm(最大径)×139.5mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで) |
質量 | 約995g |
付属品 | • レンズキャップ82mm LC-82B(スプリング式) • 裏ぶた LF-N1 • レンズフード HB-108 • レンズケース CL-C2 |
MTF曲線
レンズ構成図
plenaは特別なレンズ
plenaレンズが正式発表され海外でも話題になっています。その中でニコンヨーロッパのプロダクトマネージャの発言に興味深い内容がありましたので紹介したいと思います。
発言によれば、NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plenaは、ニコンでNoctに続き特別な名称が付けられたレンズで、それだけNIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plenaはニコンにとって特別なレンズであることを示唆しています。
「ニコンの技術者が自分自身を超えた」と表現しており、自分たちの技術を一段上に押し上げたというような発言をしていることがわかりますね。それだけ自信があるレンズということなのだろうと思います。
今回の発言内容でわかったのは、恐らくですが、Plenaは何かしらの条件を満たしたレンズに命名されるような名称ではなく、135mmでボケ味を追求したようなレンズのみに付けられる名称になった可能性が高いのかなと思いますね。
実はplenaという名称は、今年の3月に商標登録されていました。
この時点ですでにNIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plenaの開発が終わったか、それに近い状態になっていて、それですごくいいレンズができたので新しい名称を設定しようと考えていた可能性が高いのかなと思いますね。
今後も同じような特別な名称を付けられるレンズがさらに発売される可能性も考えられるのでしょうか?
そして気になるplenaの機能や性能について「Z 135mm f/1.8 S Plenaの機能を早速眺める なぜPlenaなのか」にて詳しくお伝え。
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コメント
コメント一覧 (2件)
35 (おそらくF1.2) はPlenaになるのか、50/1.2や85/1.2はPlenaじゃないですが実質Plenaなのか、2型でPlenaになるのか気になりますね。
作例を見る限り確かに凄い描写ですが50/1.2や85/1.2も凄い描写なのでPlenaに当てはまらないのが残念に感じるようになるかも。
Noctと違ってAFレンズで上面にもL-Fnボタンがあり実用性が上がってるのがいいですね (85/1.2はなぜ上面にL-Fnボタンを付けなかったのか…) 。
発表直前にDCレンズではないと噂サイトの情報が流れていて
ちょっとがっかりしていましたが、サンプルを見て納得しました。
前ボケも後ボケも実になめらかでDCは余計な機能でしたね。
他社の135mmF1.8レンズはどれも開放だと口径食がきついので
背景にぐるぐるボケが出てしまわないように気をつかいますが
プレナは口径食が殆どないので逆に違和感を覚えるくらいです。
構成図を見ても後群は大きなレンズがぎっしり詰まっていますが
これが口径食を抑えられた秘訣でしょうか?
大口径Zマウントのメリットを最大限に活かした1本だと思います。