Nikon Z fは成功する
Nikon Z fは大成功するとして、レトロデザインのカメラが評価されています。どのように評価されているのでしょうか?
それでは記事をみてみましょう。
(前略)
私の意見?
要約:私はニコンがNikon Z fで行ったことは大好きだが、それでもなお富士フイルムがより良い選択と考える理由がある。
ニコンがやったことは正しかった
問題はこれだ:
現在、購入できるほぼすべての中級から高級までのミラーレスカメラはどれも優れている。
同時に、センサーに関してはあまり革新的なものはない。最後の大きな飛躍は積層型センサーで実現された。それ以来、次の「大きな飛躍」(グローバルシャッター?)を待っているが、その「大きな飛躍」は、まだ遠くにあるようだ。
従って、質問はこれだ。新しいカメラを購入する動機となるものは何か?すでに持っているものがすでに非常に素晴らしく、新しい機器が画期的な新しいスペックを提供していない場合は?
20%高速な読み出し速度や、10%高精度なオートフォーカスは本当にカメラを買い換える理由となるか?
私はそうは思わない。
しかし、わずかに高速なセンサーの読み出し速度よりもカメラを買い換える大きな動機として機能する可能性があるのは、専用のダイヤル、レトロな見た目と感触、ビンテージマニュアルコントロールのおかげで、主流とは全く異なる写真の撮影体験を提供できることだ。
なぜなら、カメラが他の多くのカメラと同じスペックであっても、レトロへのアプローチのおかげで、完全に異なるものを提供することができるからだ。
またカメラ会社が若い世代を自分たちのシステムに引き込む方法を見つける必要がある時代では、レトロスタイルは逆説的で、その目標を達成できる可能性がある。これはX100Vの素晴らしい成功からもわかるだろう。
だから私はNikon Z fが大成功すると信じている。それは他のすべてのNikon Zから一線を画するものだ。
(以下、省略)
Nikon Z fに対する異なる見方
レトロデザインでNikon Z fは大成功する、そんな記事がFujiRumorsで公開されています。上記は一部引用になりますので、全文は記事元リンクからご覧ください。
上記の意見では、レトロスタイルのNikon Z fは大成功を収めるだろうとしています。その理由は、レトロデザインが他のカメラとの差別化になるということと、若い人がそのレトロデザインを気に入り購入してくれるかもしれない可能性があるからだとしています。
確かに、いま所有しているカメラよりもちょっと機能が良いからといって、すぐに新しいカメラを購入できる人は限られていると思います。そういう観点からは、より背中を押してくれるものは、機能的なものではなくデザインや、歴史、資産といったものになるのかもしれません。なので上記に関する意見も一定は理解できるところです。
しかし、先日、当サイトでもお伝えしたように別の見方をする人がいるのも、また事実です。下記の記事では、レトロデザインや、ダイヤルをメインとした操作系では、ただ撮影が面倒になるだけ、最初はたくさん売れるがそれは最初だけになるはずだといった意見が記載されています。
なぜ評価がわかれるのでしょうか?
たぶんですが、これは言い方が悪いですが、カメラを撮影するための道具として考えるか、趣味としてのおもちゃと考えるのかで違ってくるのではないかなと思いますね。例えば、仕事で使用するならレトロデザインよりも、とにかく撮影がしやすく失敗がないようなデザインや形、操作性を優先させると思います。一方で、趣味で設定を自分ですべて行い、1枚1枚撮影するような場合には、ダイヤル類があったほうが操作しやすいのは確かです。
なのでカメラに何を求めるかで、Nikon Z fをどのように評価するのか変わってくるのだろうと思いますね。
恐らく撮影する道具としてNikon Z 6IIIの代替としてZ fをみると違和感があるでしょうし、趣味としての道具として考えれば素晴らしいカメラに見えるのだろうと思います。どちらにおいても多様性があるってことでいいんじゃないですかね。
レトロデザインのNikon Z fのようなカメラを好きな人もいるので、発売直後はかなり売れるだろうと、上記で引用しているNikon Z fにやや否定的な人も想定しています。となると成功と失敗の定義が難しいのですが、長く上位にランクインしていたり、人気が継続していたら成功と考えることができるのかもしれません。今後のランキングには注目ですね。
そして、Nikon Z fに搭載されている興味深い性能について「Nikon Z f正式発表 Zシリーズ初の機能や気になる機能を眺める」で詳しくお伝え。
さらにニコンに関する最新情報はこちらから。
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センサーサイズ | 35.9×23.9mmサイズCMOSセンサー、ニコンFXフォーマット |
画素数 | 2450万画素 |
センサークリーニング | イメージセンサークリーニング、イメージダストオフデータ取得(Capture NX-Dが必要) |
イメージプロセッサ | EXPEED 7 |
手ぶれ補正 | イメージセンサーシフト方式5軸補正 |
手ぶれ補正効果 | 最大8段 |
高速連続撮影 | ・低速連続撮影:約1~7コマ/秒 ・高速連続撮影:約7.8コマ/秒 ・高速連続撮影(拡張):約14コマ/秒 ・ハイスピードフレームキャプチャー+(C30):約30コマ/秒 |
動画撮影 | ・3840×2160(4K UHD):60p/50p/30p/25p/24p ・1920×1080:120p/100p/60p/50p/30p/25p/24p |
シャッター速度 | ・シャッタースピードダイヤル使用時:1/8000~4秒(1ステップ)、Bulb、Time、X(フラッシュシンクロ) ・メインコマンドダイヤル使用時:1/8000~30秒(1/3ステップ、撮影モードMでは900秒まで延長可能)、Bulb |
ISO | 標準ISO 100~6400 |
フォーカスポイント | 273点 |
EVF | 0.5型 約369万ドット |
背面液晶 | チルト式3.2型TFT液晶モニター(タッチパネル) 約210万ドット |
メモリカードスロット | SD/SDHC/SDXC UHS-II対応 microSD/microSDHC/microSDXC UHS-I対応 デュアルカードスロット |
サイズ | 約144×103×49mm |
重量 | 約710g(バッテリーおよびメモリーカードを含む、ボディーキャップ、アクセサリーシューカバーを除く) |
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コメント
コメント一覧 (8件)
セールスで大事なのは、ここに書き込みをするようなマニア層ではなくて、購入者の大層をなす一般の人(カメラはせいぜい1、2台)がどう感じるかで、使いもしない限界性能がどうかではなく、直感的に所有したいかどうかがほぼ全てではないかと思います。
アマチュアでも鳥の飛翔写真やスポーツ撮影といった特殊な性能を必要とするカメラもありますが、スマホカメラと同じ写真を撮るなら、今時どのカメラでも同じでデザインがどうか重要な役割になると思います。
ただし、レトロ好きな日本と海外では、デザインの受け入られ度も違うので、世界で売れるのかどうかは分かりませんね。筆者がおもちゃとしてのカメラという表現のとおり、ライカのMシリーズなんて性能の悪いおもちゃですよ。
一つのカメラですべてのニーズを叶えることが出来ないのは当然なのに、ニコンについては不思議と誰もが何か苦言をいうのが不思議です。
ニコンは Z fc → Z 9 → Z 30 → Z 8 → Z f と先行機種の苦手な領域を後続の機種が解決するような順序でリリースをしていますが、最近これが功を奏しているのではないかと思うようになりました。
一言なにかを言いたくなる余地を残すことで、顧客からの声を集め、将来の機種の開発に活かす、そういうサイクルが好循環で回っているように見えます。
Z f は失敗する!本当に欲しいのは Z 6III だ!と言っている人は将来のニコンの Z6III が成功するヒントを与えていると思います。
もちろんそれが出来るかどうかは、開発チームが顧客の潜在的な要求を製品設計に落とし込めるかどうかによるのですが。
この好循環がずっと続くことを願います。
>>どちらにおいても多様性があるってことでいいんじゃないですかね
全くその通りで、自分にとってカメラは生業で仕事道具でしかないので、一方の目線でしか感想を言うことが出来ませんし、Z fのような官能的な部分を刺激するような製品の魅力を理解することは出来ません。
しかし、生業のユーザーだけを相手にしていては成り立たない産業であることも理解しています。
Z fを肯定する人もいて、否定する人もいて自由な言論空間が出来ているのでそれでよいと思います (一部のサイトでは一方向の意見ばかりで不自然なことになっているのもよく見かけますし)。
今のところ、価格com売れ筋ランキングは早々と2位になっていますね。α7CⅡは4位で、G9Ⅱは12位。ただしG9が13位だったり。参考程度の現状でしょうが、しかしα7CRが70位なのが、とにかくどうした感があります。高画素系で低くなってしまたR5でも36位。
ニコンのレトロスタイルはソニーにとってのVLOGCAMのような感覚なのでは?
中身を転用してガワを変えて横展開する、ソニーはVLOGCAMで成功してますがニコンはZ 50をレトロスタイルにしたZ fcで成功したのでZ fも中身はおそらくZ 5IIと供用して展開されると思います。
一般用途においてカメラはもう必要十分な性能になっていてスマホとは別にカメラを買ってもらおうとすると外観などで持つ喜びの付加価値を加えるというのは大事だと思います。
それこそ高性能を求める人には既にZ 9/Z 8があるので下位機はただ下位なだけでなくレトロスタイルという付加価値を加えるのは正しいと思いますね。
問題はレトロスタイルに合うレンズが少ないというところだと思います。
「道具」としても「おもちゃ」としても操作性に難あり、という感じの先行レビューがありました。撮影最適でも官能優先でもない操作性の悪さ、という感じでしょうか。
あくまで一意見ですが、日本でこうした先行レビューが出るのは珍しいなぁと感じました。フォトヨ◯バシとかSto**Shotなんかはヨイショしかしませんしね(機材系YouTuberの先行レビューは見ないのでよく知りません)
https://cameraman.motormagazine.co.jp/_ct/17656219
Zfはどう出しても賛否両論となる(Zf待望者の間ですら)とは思っていましたが、道具とおもちゃのどっちつかずになってないかちょっと気になります。
価格が試しに買ってみようかと思うには高すぎるので多少は発売当初に
売れたとしても尻すぼみになり、中古市場に多く出る事になりそうな
予感がします。
写真が好きな人はZ7、Z6シリーズを買うでしょう。
また良い写真を撮るための効率を重視するならZ7、Z6シリーズの後継機を
待つと思われます。
写真よりメカが好きで操作を楽しむ方は本機を買うかも知れません。
でもメカ好きであればDfですね。
まあ実用性よりはファッション寄りのカメラですからこれで良いと思います。若い子にもウケているということなので、滑り出しとしては成功なのでは。
問題は実用性を求めたカメラの更新を後回しにしたことですね。次はZ6ⅢかZ90?かな?大いに期待していますよ。