α7C IIとα7C Rの機能の違い
α7C IIとα7C Rの機能の違いは何かというレビュー記事が掲載されています。興味深かったので紹介したいと思います。
それではレビューをみてみましょう。
記事元
- 共通のハードウェアと扱いやすさ
- ハードウエアの観点では、両カメラはほぼ同一
- α6700に似ているが、2つの重要な点が改善されている
- 一つはEVFで30%大きくなったが、α7CRクラスとしては低スペック
- 二つめはフロントダイヤルの追加
- ソニーの他の製品と比較すると電子先幕シャッターが利用されている違いがある
- 機能の違い:ピクセルシフト
- 2大のカメラの唯一の特徴の大きな違いは、α7C Rにはピクセルシフトマルチ撮影モードがあるが、α7C IIにはないことだ。
- グリップエクステンション
- 2台のカメラのもう一つの違いはα7C Rにはグリップエクステンションが付属するが、α7C IIIには付属せず、160ドルのオプションだ
- グリップはよく考えられていて、大きなレンズを使うとより快適になる
- カメラの三脚ネジ穴と正確に一致するようにネジ穴が開けられている
- カメラのバッテリーへのアクセスを維持するために大型なヒンジ部分がある
- 性能の違いについて
- これ以外の違いはセンサーが異なることに起因する
- α7C IIは最大10コマ/秒だが、α7C Rは8コマ/秒だ
- しかし最大の違いは動画で、α7C IIはセンサーの全幅読み出しで4k 30pを提供するが、全幅読み出しはかなりのローリングシャッター歪みが発生する
- α7C Rは画素数が多く、全幅4kはサンプリングされ、α7C IIよりもディテールが低くなる。4k 60pを実現するためのクロップは少ないが、これもα7C IIのようにピクセルすべてを使用するのではなく、サンプリングすることで実現している。
- ソニーは予想されるオーバーヒートまでの最大時間を公開しておらず、温度制限を緩和したα6700ではかなりの短い最大時間であり、説明された長寿命が約束されていなかったことから、どちらのカメラも動画撮影に最適であるとは思えない。
- どうすればいい?
- α7C IIとα7C Rはラインナップに加わった興味深い製品だ
- α7 IVを購入したい人にはよりコンパクトなカメラの選択肢を、軽量で旅行したい人に高解像度なカメラの選択肢を提供する
- α7C IIがα7 IVより多くの点で優れたスペックを提供していることは興味深い
- ソニーが小さなバッテリーを仕様したり、他の方法で手を抜いたりするのは簡単だが、スペックの違いはほとんど、本体サイズを小さくするための試みだ
- α7R Vを購入した人にとっては、メモリカードスロットが一つで、ファインダーがはるかに小さな廉価モデルの登場に寝付きが悪い思いをすることはないだろうし、どちらのカメラもα6700を脅かすものでもない。
- しかし、どちらもかなり効果的にα7 IVの機能を小型化し、より幅広い選択肢を提供している
大きな違いはあまりない?
上記は一部を引用し要約したものになりますので、全文は記事元リンクからご覧ください。
記事によれば、いくつか機能の違いがあるようですが、個人的にはあまり違いはないのかなと思いました。違いは以下のようになるようです。
- ピクセルシフトマルチ撮影がないこと
- グリップが付属していないこと(後から購入できるので問題なし?)
- 動画や連写などセンサーの違いに起因すること
センサーが違えば、連写性能やバッファ、動画性能などが違うのは当たり前なので、このあたりは仕方がないのかなと思いますね。そう考えると、ピクセルシフトマルチ撮影モードがないだけで、ほぼ同じと言えるのかもしれません。
個人的には、α7シリーズとα7Rシリーズの廉価版がα7Cシリーズと考えていました。α7シリーズを長く販売して価格が下がるよりも、安くなっているだろう部品でα7Cシリーズを作って販売すれば、それだけ単価を維持できると思ったからです。しかし、α7C IIやα7C Rでは最新の機能を搭載してきたのでちょっと驚きましたね。
しかし同じような機能だと、小型化しただけでそれだけ需要が増えるものなのかなと思います。しかし、EVFのある動画撮影向けと考えれば、これはこれでアリなのかもしれません。どの程度売れるのか非常に興味がありますね。
さらにα7C IIの気になるレビュー「α7C IIレビュー “前モデルの欠点をぼ解消した最新のカメラ”」もご覧ください。
さらにソニー製品のレビューの最新記事はこちらに
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コメント
コメント一覧 (1件)
ソニーにとってはある意味ニコンでいうZ 9→Z 8のような感覚なのかもしれませんね。
ニコンは大→中ですがソニーは中→小で小型軽量を強みとして他社との差別化戦略といったところでしょうか。
マウントが小さいと言われるところを強みにしてしまうのはソニーならではですね。
α7C II/7CRが好評だったらα9Cやα1Cも出てくるのでしょうか。
個人的には最初からグリップエクステンションが付いた状態のデザインでボディ設計されたらジョイスティックも搭載でき、4軸マルチアングルモニターにもでき、メカ先幕シャッターも搭載でき、カードスロットもSDとCFe A兼用のデュアルにでき、HDMIもAにでき、動画時の排熱にも余裕ができたりするのではと思うのですが (それならα7 IV/7R Vでいいのではと思われますが、個人的には上面フラットのほうがバッグへの収まりがよくレンジファインダー位置のEVFが好きで、グリップエクステンションを付けてもα7C II/7CRのほうが高さは2〜2.5mm低いので) 。