FE 16-35mm F2.8 GM IIレビュー
FE 16-35mm F2.8 GM IIのレビュー記事が掲載されています。どのような評価になっているのでしょうか?
それではレビューをみてみましょう。
ソニーはFE 16-35mm F2.8 GMという超広角レンズのMark IIバージョンを発売し、2023年に向けてレンズのラインナップを改善し続けている。
ただし、すでに高価だった前モデルよりもさらに高価になっている。そのため、f/2.8の最大絞りや、最新の機能が必要でなければ、市場には優れた画質を提供するより低価格な代替品がある。
ソニーの広角ズームのスラッグシップとして、FE 16-35mm F2.8 GM IIには多くの期待が寄せられているが、ありがたいことに期待を裏切っていない。もし、あなたがα7R Vやα7C R、またはこれと同様の高画素モデルの「最高の」超広角レンズを探しているのならば、このレンズがおすすめだ。
絞りとズームの全域で、中央部の優れた解像性を提供し、周辺部でも素晴らしい性能を発揮し、優れていた前モデルさえも上回っている。
RAWのファイルや、カメラ内のデジタル補正をオフにした場合には、かなり明白な歪みと口径食が発生するが、口径食と色収差は非常によく制御されており、円形の11枚絞り羽根と、大幅に改良されたマクロ性能のおかげでf/2.8で撮影すると非常に素敵なボケの高価を生み出すことができる。
FE 16-35mm F2.8 GM IIはα7C Rでテストしたときに、非常に高速で、かつ静かで信頼性の高いオートフォーカスシステムを提供している。これは古いDDSSMに変わって採用された4個のXDリニアモータのおかげだ。
また、前モデルよりも短く大幅に軽くなっている。構造が金属とエンジニアリングプラスティックのハイブリッドになっても設計品質は高いままだ。
この種のレンズにアイリスロックとクリックスイッチ付きの絞りリングを追加することは非常に意味があるが、大半をあらゆる天候の屋外で仕様することを考えると、より耐候性を向上させてほしかった。
一部のユーザは、光学式手ぶれ補正がないことを嘆くかもしれないが、最新のソニーのカメラは7,8段のボディ内手ぶれ補正があるため、特にこのような大口径で広角のレンズでは、以前よりも重要ではない。
全体として、資金に問題がない場合、大幅に改善されたFE 16-35mm F2.8 GM IIは最も要求の厳しい写真家やビデオグラファーのニーズを満たすだろう。
https://www.photographyblog.com/reviews/sony_fe_16_35mm_f2_8_gm_ii_review
ズーム全域で高い解像性
レビューでは多くの作例や詳細な解説がありますので、全文は記事元リンクからご覧ください。
さて、レビューによれば解像性能はズーム全域で、中央部はf/2.8からf/16まで、周辺部はf/4からf/16で最もシャープになるように設計されているようです。しかし、f/22まで絞ると回折の影響がでてきてしまうと指摘されていますね。
一方で、このレビューでは触れられていませんが、小型化にすることが目的になっていて、その他の性能が犠牲になっているのではないかというレビューも存在しています。
上記のレビューは結構辛口ですが、そのあたりはこのレビューではあまり触れられていません。
レビューする人も様々ですからいろんな意見もでてくるわけですが、レビューを見る側も様々なレビューを参考にしていかなければならないのかなと思いますね。
FE 16-35 mm f/2.8 GM IIの主な仕様
名称 FE 16-35mm F2.8 GM II 型名 SEL1635GM2 レンズマウント ソニー Eマウント 対応撮像画面サイズ ●35mmフルサイズ 焦点距離(mm) 16-35 焦点距離イメージ(mm) *1 24-52.5 レンズ構成 (群-枚) 12-15 画角 (APS-C) *1 83°-44° 画角 (35mm判) 107°-63° 開放絞り (F値) 2.8 最小絞り (F値) 22 絞り羽根 (枚) 11 円形絞り ○ 最短撮影距離 (m) 0.22(W,T) 最大撮影倍率 (倍) 0.32 フィルター径 (mm) 82 ADI調光対応 – 手ブレ補正 – (ボディ側対応) テレコンバーター (1.4x) 非対応 テレコンバーター (2.0x) 非対応 フードタイプ 花形バヨネット式 外形寸法 最大径x長さ (mm) 87.8 x 111.5 質量 約 (g) 547 MTF曲線
レンズ構成図
(記事元)https://www.sony.jp/ichigan/products/SEL1635GM2/index.html
主要メーカの製品レビュー最新情報まとめ
ニコンのレビュー
- Nikon Z fに新ファームV1.20登場 不具合の修正ほか
- NIKKOR Z 600mm f/6.3 VR Sの等倍サンプル画像多数公開
- Nikon Z 8の新ファーム V2.01を公開 不具合の修正ほか
- Nikon Z 5、Nikon D780の新ファームが公開
- 中国製造のニコン Zマウントレンズのリスト タムロン設計?? 製造委託??
キヤノンのレビュー
- EOS Kiss X10が生産完了 X10iもすでに販売されておらず Kissシリーズ終了目前か
- シグマ、タムロンのRF互換レンズはキヤノンとのライセンス契約のもとで発売
- キヤノン EOS-1D X Mark III/R3/R5/R6ほかの新ファームを公開
- RF24-105mm F2.8は静止画撮影者にはメリットは見いだしにくいレンズ
- RF100-300mm F2.8レビュー “非常に優れた性能だが価格に代償が伴う”
ソニーのレビュー
- ソニー α9 III新ファーム公開 すべてのモードで1/80000秒対応 α1新ファームも再公開
- ソニー FE 16-25mm F2.8 Gの多数のサンプル画像が公開
- ソニー 発売日前倒ししていたFE 24-50mm F2.8 Gの供給不足を告知
- ソニー 小型軽量広角ズームFE 16-25mm F2.8 G正式発表 予想価格18万5000円
- ソニーα6700の新ファーム公開 動画記録されない問題を修正ほか
富士フイルムのレビュー
- 富士フイルムX100VIは心で選ぶカメラ 写真撮影の楽しさを思い出す
- 富士フイルム X100VI、X-H2、X-T5、X-S20の新ファーム公開 Xapp連携強化ほか
- GFX100 IIダイナミックレンジテスト公開 フルサイズを圧倒 前モデルよりも向上
- 富士フイルム X-H2S、GFX100 II新ファーム公開 X-H2Sはメジャーバージョンアップ
- 富士フイルム GFX50S II、X-T4、X-T3、X-S10、X-T30 II新ファーム公開
シグマのレビュー
- シグマ 10-18mm F2.8は驚きのサイズと軽量さで非常に優れた画質を提供する
- シグマ 500mm F5.6 DG DNは光学的に優れたレンズだが一つだけ理解できない
- 【速報】シグマ RFマウント対応レンズ6本を発売へ ついに互換レンズが登場
- シグマ 50mm F1.2 DG DN Artは究極の50mmレンズ
- シグマ70-200mm F2.8はAFが正確で、色収差、歪みはよく補正されている
タムロンのレビュー
- 【速報】タムロンがRFマウントAFレンズを開発発表 APS-C用11-20mm F/2.8
- 【速報】タムロン Zマウント用28-75mm F/2.8 Di III VXD G2正式発表
- タムロン 17-50mm F/4はコスパが良く、ユニークさは賞賛されるべきレンズ
- タムロン70-180mm F/2.8 G2レビュー 良好な価格と性能のバランス
- TAMRON 28-75mm f/2.8 III VXD G2はお勧めしないことは難しいレンズ
Twitterいいねとリツイートのお願い
記事をよんで面白いと思ったら、Twitterでのいいねボタン、リツイートをしていただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
コメント
コメント一覧 (2件)
サンプルを見る限り撮影距離によって少し残る歪曲を気にしなければ
良いレンズですね。
少しの歪曲は私は余り気にしません。
軽くて小さければ持ち出しには最適です。
ソニーのMTF曲線は理論値なので実写の参考にはならないかもしれません。
シグマかキヤノン方式に業界で統一して欲しいですね。
はい、スコア満点ですね。
ただし、カメラの設定が自分と違うので実際に使ってみないと何ともですが、まあこれなら使用中のSigma 16-28mm F2.8とFE16-35mm F4 Gで良いかなという感じです。
「市場には優れた画質を提供するより低価格な代替品がある」と記載のとおりです。Sigma 16-28mm F2.8って歪み少ないんですよね。F4 Gはとんでもなく歪みますが。