
FE 70-200 mm F4 G OSS IIレビュー
ソニーのFE 70-200 mm F4 G OSS IIのレビュー記事が掲載されています。どのような評価になっているのでしょうか?
それでは記事をみてみましょう。
新しいレンズの発表会で、このレンズが19枚ものレンズを搭載していることを知った。私たちのテストで非常に優れた結果を残した前モデルよりも2枚多いことがわかったとき、私は非常に期待した。一方で、メーカが軽量化と小型化を実現するために非常に努力していることにも気がついた。このような傾向は常に妥協につながり、ここではそれを見逃すことは困難だ。それは、歪曲収差の補正を諦めたり、広角端での色収差の問題、そして最後に明るい光源に対する性能の問題だ。
幸いなことに、FE 70-200 mm F4 G OSS IIには多くの長所がある。画像は非常にシャープで、文句のつけようがない。オートフォーカスは非常に正確で高速、手ぶれ補正も非常に効果的だ。これらのすべての機能が、比較的軽量で頑丈な防水性のある鏡筒に収められている。
新しいレンズのEUでの価格は2000ユーロだ。小さくて軽いRF 70-200mm f/4 IS USMが1750ユーロ未満で購入できることを考えると、個人的にはソニーの価格設定はやりすぎたと思う。
- 長所
- 頑丈で、見た目がよく軽量で、防塵防水性能もある筐体
- 中央部の素晴らしい画像品質
- APS-Cセンサーで優れた周辺部の画質
- フルサイズで手堅い周辺部の画質
- 低い軸上色収差
- 135-200mmで横色収差は無視できる
- APS-Cセンサーで若干の口径食
- 飛翔に優れたコマ収差
- 低い非点収差
- 静かで超高速、正確なオートフォーカス
- 非常に効果的な手ぶれ補正
- 短所
- 強い光源に対する性能が弱い
- フルサイズセンサーで目立つ口径食
- 少し高すぎる歪曲
- 広角端で目立つ横色収差
- 高価格
画質はシャープ、AFも良い
記事にはさらに詳細なレビューや、サンプル画像もありますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
さて、記事によれば、いくつかの欠点はあるようですが、概ね優れたレンズと評価されているようですね。小型、軽量化にするため、どうしても妥協がでてくるとしていて、それが口径食、歪曲、広角端の色収差に表れているようです。しかし、これらは解像性が若干落ちるかもしれませんが、すべてデジタル補正が修正できる内容ですので、補正ありきで考えれば問題にならないかもしれません。
そうなると実質的な欠点は強い光に対する性能、高価格であることのみということになるのでしょうね。
フレアとゴーストに関してはサンプル画像をみると、太陽がフレームの周辺部にあるときに盛大に発生していることがわかります。それによって写真を台無しにしてしまう可能性があると指摘していますが、ある程度のフレアやゴーストはむしろ写真の味とみるむきもありますので、一般の人にはあまり問題ないと思います。しかし、プロフェッショナルな人の場合は非常に気になるかもしれませんね。
他のレビューではほとんど欠点が指摘されていませんが、このレビューではしっかりと欠点についても評価されていて、このレンズがよくわかるレビューで興味深かったです。
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(記事元)https://www.lenstip.com/651.11-Lens_review-Sony_FE_70-200_mm_f_4_Macro_G_OSS_II_Summary.html
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70200Gを愛用していて、AF性能などがボディに合わなくなってきたのでGMIIに買い換えました。F4の軽量が気に入っていたのでGIIが出るのがわかっていたら待っていたと思いますが、少なくとも今、GMIIを手放してGIIを購入するほどではないかなという感じです。GMIIはGよりは重量増・容量増になりましたが、動いているときの違和感はほとんどありませんでした。なのでGIIがGをはるかにしのぐ軽量で出てきたらともかく、現状ではそんなに大きく軽量化を感じられないのではないかというのが一つ。もともと光学性能としてはGで満足していたのですが、GMIIの圧倒的な美しい描写を知ってしまうと、これを手放せない感じなのが一つ。GIIの接写性能は魅力ですが、GMIIでもだいぶ寄れるようになっていることで、それほど接写頻度が高くないので、これ以上寄りたかったらクロップしたりするでもいいか、という開き直りが一つでした。ただこれらすべて、今GMIIを持っているのが前提で、今持っているのがGだったら、GIIを選んでいたかもしれません。