Nikon Z 8の不満はこれだ
Nikon Z 8を使用していて不満に感じる点があるという記事が掲載されています。興味深いので紹介したいと思います。どのような点に不満があるのでしょうか?
それでは記事をみてみましょう。
- Nikon Z 8の不満
- 新しいカメラは何らかの不満を抱く反応を引き起こす傾向にある
- 私が追跡している主な不満は以下のようなものだ
- バッテリーの互換性
- サードパーティ製バッテリを使用すると「使用できません」と表示される
- 陰謀論者は他社バッテリ使用させないよう、ニコンが定期的に変更していると考えている
- 互換性問題があるのは、ニコンがカメラのパワーエレクトロニクスの予想に基づき、異なる性能範囲を調整しているからだ
- Nikon Z 8の電源変更(使用アンペアがわずかに異なる)が、他社製バッテリの互換性問題を発生させているようだ
- ニコンはEN-EL15を既知の性能の範囲内で厳密に動作するようZ 8を設計した
- 特にカメラ内充電がZ 8では以前のカメラと異なることに注意してほしい
- RAW+HEIF
- ニコンはこれを十分に検討していなかったのではないか
- HEIFはニコンの色空間とは異なる色空間を利用する
- さらにニコンはRAWでjpegとは異なる方法で階調値を配置している
- ロスレス圧縮されたNEFは問題なくみえるが、NEF+HEIFの設定でRAW記録した場合、一部の現像ソフトでは奇妙な動作をすることがある
- 現在はNXStudioだけがZ 8のファイルをサポートしている
- 現在のZ 8の”RAW対応”での現象は、現像ソフトが単にZ 8のRAWをZ 9のように扱っていることかもしれない
- しかしRAW+HEIFの問題の可能性もあるため正確にはそうとは言えない
- プレリリースキャプチャのRAW対応がない
- Z 9における一般的な不満がZ 8にも及んでいる
- 私が言えるのは、ニコンは何らかの方法で高効率RAW保存を提供できないか検討しているということだけだ
- SDスロット
- 2つの同じカードスロットがないことは一部の人々を悩ませている
- SDとCFExpressを求める人は同様にいるので、ニコンが何をしても勝てるとは思えない
- 古いSDカードを再利用して異なるカメラ設定を保存することができる(1つのメモリに、それぞれ異なる1つのNCSET012.BINファイル)
- デュアルCFExpress Type-Aスロットを求める人は間違っている
- Type-Aカードは最高速度がType-Bの半分で価格も高く、他のカメラと互換性も失う
- 重量
- Z 8のサイズに不満を言う人はほとんどいない
- Z 7IIのほうが小さいが、より多くを求めるならば、その代償がある
- Z 8はグリップから指が外れる不満はないが、Z 7ではある
- しかし重量に関する不満が聞こえる
- Z 6/Z 7と比較するとZ 8は手に持った時の「密度が濃い」と感じる
- 望遠レンズと使用するとカメラ側に重量があるほうが安定するので問題ない
- パンケーキを使用すると「すべてのカメラ」を持つ感覚になり重く感じる
- 苦情のほとんどは年に1回しか使用しないユーザが原因のようだ
- 最後に
- 私が個人的に気にしている不満はボディ内手ぶれ補正のカタカタ音だ
- Z 9ユーザはスタンバイ状態になるときの音に苦情を言う人もいる
- センサーが位置決めしてロックされるときに音がする
- 逆にスタンバイから復帰するときにも音がする
- Z 8のボディ内手ぶれ補正は新設計のもので多少劇的な音がする
すべての人を満足させるのは不可能?
上記は意訳して要約したものになりますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
さて記事では、様々な不満があるようですね。結構、些細な問題のようにも見えますが気になる人は気になるものだと思います。
中でもRAW+HEIFでの記録を選択した場合、RAWの現像に何かしらの不具合があるという可能性は、ちょっと問題になるかもしれません。自分では試していないのでどのような問題が発生する可能性があるのか、そしてどういう動作をするのかわかりません。しかし、何かしらの不具合があるとしたら、ちょっと問題かもしれませんね。対応している現像ソフトの問題なのか、それともカメラが記録するRAWに何かしらの問題があるのかで状況はかわってきそうです。
SDメモリとバッテリーについては仕方がないですよね。可能ならSDメモリカードスロット二つ、CFExpressカードスロット2つを排他的に利用させることができればいいですが、そんなスペースは現在のカメラに設定することは難しそうです。では、カメラを購入する場合の選択肢として選べるようにできればというと、製造コストや管理コストの観点から難しいだろうなと思います。
バッテリーに関しては、最近のカメラは複雑になっているでしょうから、より厳密に使用するバッテリーのボルトやアンペア、最大の出力などを決めようとすると、他社製のバッテリーを認めるのはなかなか難しいのかなとも思いますね。
そして重量に関して「密度が濃い」というのはどういう意味なのでしょうか?小さいカメラなので、その見た目に反して重いので重く感じるということなのか、単純に重量をサイズ(容量)で割ると、割合的に重く感じるということなのでしょうか?
改善できそうなのは、プリキャプチャ機能です。プリキャプチャ機能とは、シャッターを押した時間からさかのぼって写真を記録できる機能です。バッファが大きくカメラの処理能力が高ければ、RAWの記録も可能になるかもしれませんね。処理能力などの観点からjpegしか利用できないのも仕方がないのかもしれません。
製品はどのように作っても100%すべての人を満足させることはできません。最大公約数的な製品にならざるを得ないので、難しい側面があると思いますね。特にカメラの場合は人によって使い方がまちまちですし、望むものも異なるのでより難しいだろうと思います。
(記事元)https://www.zsystemuser.com/nikon-z-system-news-and/the-z8-complaints.html
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コメント
コメント一覧 (3件)
ニコンユーザーというよりカメラユーザーとしてまずは一言
バッテリーは純正一択です、考慮する余地もありません。
RAW+HEIFや手ぶれ補正機構についてはZ8/9を所持していないので何とも言えませんが、改善できるならそれに越したことはないでしょう。
メモリカードは製品コンセプト上の問題なので仕方なし。
>私が言えるのは、ニコンは何らかの方法で高効率RAW保存を提供できないか検討しているということだけだ
高効率RAWは本当に画期的なのでこれは大いに期待したいところですね。
>・重量
>苦情のほとんどは年に1回しか使用しないユーザが原因のようだ
爆笑しましたw
まぁ軽いことは決して悪いことではありませんが、やり過ぎて不具合に繋がるのも困りものですからね。
何事もバランスです。
とはいえ、サイズに関してはZ6/7系で慣れている人にとっては思うところが無くは無いと思います(Z-GR1を使用していた方は装着時の高さがZ8と同じくらいなので少し別)。
個人的にも次に来るであろうZ6/7のiii型はD7200ぐらいのサイズ感に収まってほしいなと密かに期待しています。
このクラスのカメラを使う以上、サードパーティ製のバッテリー使用なんて本来ありえないと思う。カメラや撮影を大事に思うなら、バッテリーは純正以外に選択肢は無いと思う。