ソニーα7IVのオーバーヒート問題
・私は最近、α7IVを入手し、いくつかのレビューを読んだりYoutubeのコメントを観察したあとに、簡単なオーパーヒートのテストを試してみた。α7IVはオーバーヒートした
-reddit.com
・4k 60p 10bit 4:2:2で、両方のメモリスロットでデュアルレコーディングで47分持ちこたえることができた。カナダは冬で部屋の周囲の温度は20度だった。
・α7SIIIを2台所有しているがオーバーヒートマークは1度しかみていない。これまで50回ほどのイベント、中には2~3時間、30~40度で仕事をしたこともある。
・私の考えではデュアルSDカードスロットの記録が主な原因だったようだ。
・多くの人にとっては問題ないが、オーバーヒートによってデュアル記録に問題が生じる可能性がある
・同じ部屋でシングルカードスロット録画で撮影するとオーバーヒートマークが点灯するまで1時間18分録画することができた
α7IVにオーバーヒートする可能性があるようです。α7 IVのレビューについてあまり追っていなかったのですが、α7 IVの動画撮影時に何かしらの問題がありオーバーヒートする可能性が指摘されています。その状況を説明した内容が上記で引用/要約させていただいた記事になります。投稿は去年の12月ですので、かなり早い段階で何かしらのオーバーヒート問題が認識されていたことがわかります。
記事では、α7S IIIではオーバーヒート問題は皆無だったが、α7 IVでは簡単に再現することができたというような感想になっています。このあたりは動画録画向けのα7Sと、スチルがメインであろうα7シリーズの差がでたということなのかもしれません。記事のテストでは47分ほど連続で撮影できたということですので、冬のテストということを加味したとしてもプロフェッショナルな動画クリエイターでなく一般的なユーザにはあまり気にならないレベルなのではないかと思います。
難しい発熱への対処
EOS R5も発熱問題がありましたが、ソニーでも同様の発熱問題が発生したことになります。しかも、どちらもメモリカードに起因していることが明らかになったことになります。
メモリへの記録速度を速くすると、どうしてもメモリそのものが発熱してしまうというのは仕方がありません。根本的な解決には、新しい仕組みを導入する必要がありますが、既存のCFExpressやSDメモリと互換性を保ちつつ、高速、かつ低発熱のメモリを実現できるのかは不透明です。
ただメモリの発熱がカメラに問題になるというのは、メモリの規格を策定した時点では、予測できなかったのだろうと思いますね。今後のメモリの規格づくりには発熱対策も盛り込んでいく必要がありそうです。
カメラはどんどん電子化されていて、今後のカメラの機能向上には高速なイメージプロセッサや高速なイメージセンサーの読み出し速度などが必要になりますが、そうなるとカメラそのものの発熱も増えていく可能性があるので、バッテリーの”持ち”についても問題になりそうですし、カメラそのものの発熱で動画の撮影ができなくなる可能性もあるので、今後の進化ではどのように発熱を処理していくのかが重要になるのかなと思います。
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コメント
コメント一覧 (1件)
α7 IVとα7S IIIのボディ内部を比較してみたいですね。
α7S IIIは排熱に特化した何かがあるのでしょうか。
それともオーバーサンプリングの4k (α7 IV) だと発熱が高く、α7S IIIは4kに適した低画素だから発熱を抑えられているのか。
しかしいずれにせよ8kくらいになるとファンを搭載しないと長時間録画は難しそうに思いますね。