Z 28mm f/2.8、Z 40mm f/2レビュー
NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)
写りは最新レンズらしく絞り開放からシャープネスは十分にある。恐らく絞り込むほど数値的な解像性能は向上するのだろうが、体感的には絞り開放とF5.6時の深度以外の解像差は少なめに感じた。つまり開放側から使っていける現代的な1本だというわけだ。
NIKKOR Z 40mm f/2
写りは絞り開放からガリガリにシャープというわけではなくて、絞り開放では適度な柔らかさがある。絞り込んでゆくほどにシャープネスは上がるので、絞りの設定次第で描写を使い分けられるタイプだ。絞り開放とF5.6時の解像差はNIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)よりやや大きめだと感じた。
ニコンの廉価な2本のレンズについてのレビュー記事が掲載されています。記事では、サンプル画像などもたくさんありますので、全文は記事元リンクからご覧ください。
この記事ではNikon Z fcで利用することが前提となっていて、APS-Cセンサーに取り付けるとすると、換算で28mmは42mm、40mmは60mmになります。単焦点レンズの定番というと、換算で35mmと50mmのレンズになるわけですが、42mmは35mmよりもちょっと画角が狭く、50mmよりも画角が広いという感じで、35mmと50mmの中間的に利用できるレンズのようですね。
そして、40mmは換算で60mmになってしまうわけですが、こちらも50mmよりはちょっと画角が狭いですが、普通にスナップで撮影するぶんには十分に利用できると思います。APS-Cで40mmマクロをずっと使って撮影していたことがありますが、建物の撮影や、室内を広く撮影したい場合には換算60mmはかなり厳しいと思いましたが、それ以外ではさほど気にすることなく換算50mmのレンズと同じような撮影ができていた記憶があります。
最近は廉価製品でも十分な性能に
ミラーレスになってフランジバックが短くなったので、特に標準レンズ以下の焦点距離のレンズの設計の自由度が増していることがあるのか、廉価なレンズでも十分に性能が高くなっているなという印象ですね。
今回のサンプルをみてもAPS-Cセンサーのカメラで撮影していることもあると思いますが、個人で楽しむぐらいならもう必要十分なレンズではないのかな?と思います。さらにデジタル補正も当たり前になりつつあるので、それも含めて考えると、一般的なユーザとしては廉価なレンズでも十分になってきていると思います。
プロフェッショナルやハイアマチュアユースとして高性能なレンズも大事ですが、一般的なユーザに向けての廉価レンズも充実してくるといいなと思います。
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コメント
コメント一覧 (4件)
ニコンは素晴らしい性能のレンズを過去から出してますが、一面ながらソニーに逆転され、キャノンと差が広がるばかりな気がします。
ユーザーニーズの掴み方、マウント開示(利害関係が難しいのはともかく)、独自性(過去はともかく)・・
同業競合こそが新たな業界の未来を切り開くと思いますので、是非とも、カメラの面白さを追及する原点で競って盛り上げて頂きたいです!
このプラマウントの安価なレンズと、中身はZ50であるファッショナブルなZfcに熱狂するニコンファンを見ていると、あまり未来は明るくないと思います。
薄利多売を捨て少数精鋭を育てていく方向性しか生き残る方法はないと思うのですが・・・・
撒き餌レンズが二本出ただけの話に、業界や会社の未来を案ずるコメントが二つも投稿されているのがむしろ不思議ですね。何か琴線に触れる要素があるのでしょうか。
ところで、NIKKOR Z 28mm f/2.8 Special Edition の単品販売が10月上旬発売予定のままですが、来週の月曜日になると11日で下旬ではなくなりますよね。
予約して待っている方もいらっしゃるでしょうし、何の連絡もなくて大丈夫でしょうかね。