キヤノン EOS R1がソニーα1に追いつくために必要な5条件

1)グローバルシャッター、または解像度の改善

キヤノンには二つの選択肢がある。解像度との引き換えに噂されているグローバルシャッターのセンサーを搭載するのか、それともEOS R5の4500万画素のセンサーを再利用する、またはさらに高解像度を目指すのか?

α1が5010万画素のセンサーを採用したことで、ベンチマーク対象は設定されており、キヤノンはこの課題に挑戦するために、何か特別なことを行う必要があるだろう。一方で、技術上の制約からグローバルシャッターは2100万画素に制限されることになるだろう。しかしながら、グローバルシャッターを採用すれば、技術的にはα1の30コマ/秒を超えることができ、さらにローリングシャッター歪みを排除することができる。そして、それはプロフェッショナルカメラにとっては、とても重要なことだ。

もちろん、2010万画素というのは、EOS-1D X Mark IIIのようなプロフェッショナルカメラの解像度として受け入れるかもしれないが、α1の画素数の前ではとてもコンサバに見える。このことは画素数のα1と速度のR1という差別化になるかもしれないが、メーカは新しいフラッグシップモデルで最大の解像度を提供することを望むだろう。

2)9段ぶんの手振れ補正

EOS R5にはすでに優れたボディ内手振れ補正が搭載されており、RFレンズとの組み合わせで使用した場合、最大8段分の、より遅いシャッター速度での撮影を提供している。ここはR1が、α1の最大5.5段ぶんの補正を超えるR1のアドバンテージとする重要な領域となるだろう。

3)よりよい冷却

ユーザがR5とR6のオーバーヒート問題に直面し失望したことからキヤノンは学んで欲しいと願っている。

4)プロフェッショナルなボディ、ボディ品質、バッテリー

最高の一眼レフは、まるで戦車のように作られ、プロのスポーツや野生動物のカメラマンがカメラを投げるように酷使するような使用にも対処できることで名高い。EOS-1D Xシリーズの本当の後継機種であれば、EOS R1がこのような機能を削ることはできない。頑丈で、全天候型で、横や縦で撮影を簡単にする縦グリップが組み込まれている必要がある。

5)クアッドピクセルAF

EOS R5のオートフォーカスは、人と動物の両方での顔と瞳の検出でも、すでに驚くべき速度と正確性があることで私たちを驚かせている。

しかしながら、EOS R1は長い間噂されている8300万画素までのAFポイントを搭載したクアッドピクセルCMOS AFが役立つかもしれないと考えている。フォトサイトごとに4つのサブピクセルがあるということは、カメラや被写体の向きと関係なく、高コントラスト領域に狙いを定めることができることを意味している。

(記事を一部引用して意訳しています)

EOS R1がα1に勝つために必要なこと

DigitalCameraWorldがEOS R1についての記事を公開しています。画像は比較対象となるα1です。

記事ではEOS R1がソニーのα1と競争するためには、どのような機能が必要なのか?ということが記述されています。

ソニーがα1を発表して、かなり性能を向上させたことで、これまでのミラーレスカメラの上限を突き破ったとして話題になっています。これにより、ソニーのα1以下のクラスのカメラも、順次、α1の技術が投入されていくと考えることができるため、ソニーのフルサイズミラーレスカメラはまだまだ伸びしろがあるということで、今後の技術革新が期待できる状況です。

それによって、キヤノン、ニコンがどのような製品を設計してくるのか?といったところは、かなり気になるところになると思いますね。それでは、EOS R1がα1対等に、またはそれ以上に戦うためにはどのような機能が必要になると考えられているのでしょうか?

詳しくは上記の記事を読んでもらうとして、まとめると以下のようになるようですね。

1)グローバルシャッター、または解像度の改善
2)9段ぶんの手振れ補正の搭載
3)よりよい冷却システムの搭載
4)プロフェッショナルなボディ、ボディ品質、バッテリー
5)クアッドピクセルAFセンサーの採用

まずは現在のジレンマとなっている、解像度とグローバルシャッターの相反する問題について指摘されています。技術的にグローバルシャッターが実現できる限界は2010万画素と言われているようですが、それではα1よりも解像度が低くなってしまいます。ですが、連写性能では限界を超える可能性があるかもしれません。解像度を高めると連写性能を高くするのは難しくなり、それでグローバルシャッターの実現は不可能になります。ジレンマですね。アプティナが実現していたように、センサーを区分けして、それぞれ別々に同時読み込みということができれば、グローバルシャッターの実現はできそうなのですが、特許の関連で無理なのか、何か技術的に不可能なのでしょうか?そして、キヤノンはこのジレンマをどのように考えているのでしょうかね。

そしてレンズと強調するボディ内手振れ補正は確かにキヤノンのメリットになり得ると思います。特に暗い室内でのスポーツ撮影では、ISO値と絞りを犠牲にしてシャッター速度を高める必要があるわけですが、手振れ補正が強力になれば、そのぶんISO値を優先して画質が改善する可能性もあります。

またプロフェッショナル用途向けには縦グリップが必要になります。優れた耐久性が必要なので、可能であれば一体型の縦グリップが欲しいところですが、α1ではそれが実現できていません。確かにこのあたりは差別化になると思われますね。

後出しが有利になるのか

どのような製品でもそうですが、先に新機軸の製品を発売すると、他の会社からその製品の使用を見定めた上で似たような製品、またはそれ以上の製品が発売されてしまい、さらに先をこされてしまうという問題が発生します。それが簡単にできないぐらい高性能にできればいいのですが、それもなかなか難しい状況のことが多いです。

今回、キヤノンは満を持して8k動画や優れたAF、レンズ協調式のボディ内手振れ補正を搭載するなどして、他社を上回ったように見えました。ですが、その発表から半年後にはソニーがα1を発表し、スペック的にはα1のほうが上回っていると考えている人も多いようです。

キヤノンとしては、その間に少しでもEOS R5を売りたかったと思うのですが、新型コロナウィルスの影響などでEOS R5の供給が需要に追いつかなかったという点では、悔いが残る思いかもしれませんね。少なくともα1を購入するだけの財力がある人は、実際にα1を触ってみるまでEOS R5の購入は待っておこうと考える人は多いと思います。

そしてソニーとしても、縦グリップがなかったり、グローバルシャッターを搭載しなかったりと、キヤノンにさらに先に進まれてしまう余地を残してしまいました。今後、EOS R1はα1を見据えて開発をしてくるはずで、きっとα1と同等、または一部でそれ以上の製品を作ってくると思いますね。

(記事元)https://www.digitalcameraworld.com/features/5-things-the-canon-eos-r1-needs-to-compete-with-the-sony-a1

[template id=”4241″]
α1
twitterで最新情報をチェックしよう!