ニコンがレンズ工場を建設着手
ニコンはデジタルカメラ用交換レンズなどの生産効率化に乗り出す。約250億円を投じ、子会社の栃木ニコン(栃木県大田原市)の敷地内に新たな生産棟を2棟建設し、2027年夏に竣工する計画を進める。ニコンの国内工場では初となる、一つのラインで複数種類の製品を生産する本格的な混流生産方式を導入する。
2027年に稼働へ
ニコンが栃木ニコンの敷地内に新たなレンズ生産工場の建設を始めたことをニュースイッチが伝えています。これは、ニコンのプレスリリースでも公表されているもので、先日は着工にあたり安全祈願祭が行われていました。以下が、そのプレスリリースの一部です。
栃木ニコンは、ニコングループの高精度光学部品・モジュール生産および生産技術開発の中核となる拠点です。このたびの新棟建設は、デジタルカメラ用交換レンズや顕微鏡の高性能対物レンズ、半導体露光装置用の投影レンズ、産業用レンズなどの生産体制強化を目的としたものです。新棟では生産ラインの刷新、混流生産方式の導入、棟内物流の自動化など、新しいものづくりを推進し、様々な事業変化に対応した柔軟な生産体制を構築します。
記事によれば、栃木ニコンには約80もの生産棟があったそうですが、そのいくつかを解体し2棟に集約しレンズの生産を行うようです。複数の生産棟があったため、同じような工程を行う場所が複数あったようで、これを一つにまとめることで生産効率を向上させることができるようですね。
またこの生産棟では、交換レンズやデジタルカメラ用のレンズだけではなく、顕微鏡の対物レンズや、半導体露光装置用のレンズなどの生産も行うそうです。そのため、小ロットの生産も可能になっているようで、この工場はニコンの生産拠点として国内最大規模になるとしています。
One Point!:半導体露光装置用レンズとは?
半導体を作るときに、細かい回路をウエハーに写し込むための超高精度なレンズです。カメラ用よりもずっと繊細で、ナノレベルの世界を扱います!
ニコンは中国のタムロン工場でレンズ生産を委託したりしていますが、今後は国内生産に切り替えるのでしょうか?このまま円安が続くのであれば様々な製造業が国内に戻ってきそうではありますが、人材が少ないのは問題になるのかもしれません。
さらにニコンの新センサーについて「ニコン AF検出性能を高めるイメージセンサーの特許」で詳しくお伝えします。



コメント