Nikon ZR正式発表
REDの技術を融合した映像制作向けのZ CINEMAシリーズの新製品、Nikon ZRを正式発表しました。
| 型式 | レンズ交換式デジタルカメラ |
| レンズマウント | ニコン Z マウント |
| 有効画素数 | 2450万画素 |
| 撮影素子 | 35.9×23.9mmサイズCMOSセンサー(フルサイズ/FXフォーマット) |
| ボディー内手ブレ補正 | イメージセンサーシフト方式5軸補正 |
| シャッター | 電子シャッター、電子シャッター音あり |
| シャッタースピード | 1/16000~30秒 |
| フォーカスポイント | 273点(シングルポイントAF時)、299点(オートエリアAF時) |
| 連続撮影速度 | ・低速連続撮影:約1~7コマ/秒 ・高速連続撮影:約16コマ/秒 ・高速連続撮影(拡張):約20コマ/秒 ・ハイスピードフレームキャプチャー +(C15):約15コマ/秒 ・ハイスピードフレームキャプチャー +(C30):約30コマ/秒 ・ハイスピードフレームキャプチャー +(C60):約60コマ/秒 ・ハイスピードフレームキャプチャー +(C120):約120コマ/秒 |
| ISO感度(推奨露光指数) 動画撮影時 | 撮影モードM:ISO 100~51200、ISO 51200に対し約0.3、0.7、1段、2段(ISO 204800相当)の増感が設定可能 感度自動制御が可能、制御上限感度が設定可能(R3Dモードを除く)※動画記録ファイル形式R3D NE 12-bit(R3D)設定時は、ベースISO感度として低感度(ISO 800)または高感度(ISO 6400)を選択可能※階調モードHLG設定時は、ISO 400~51200※階調モードN-Log設定時は、ISO 800~51200 ISO800に対し約0.3、0.7、1段、1.3段、1.7段、2段の減感が可能撮影モードP、S、A:感度自動制御(ISO 100~Hi 2.0)、制御上限感度が設定可能オート:感度自動制御(ISO 100~51200) |
| ダイナミックレンジ | 15+stops(Log3G10) |
| 映像圧縮方式 | R3D NE(12bit)、N-RAW(12bit)、Apple ProRes RAW HQ、Apple ProRes 422 HQ、H.265/HEVC(8bit/10bit)、H.264/AVC(8bit) |
| 画像モニター | バリアングル式/4.0型LCDモニター(タッチパネル)、アスペクト比16:10、約307万ドット、表示最大輝度1000cd/m2 |
| 記録媒体 | CFexpress(Type B)、XQD、microSD |
| 寸法(幅x高さx奥行き) | 約134×80.5×49mm |
| 質量(重さ) | 約630g(バッテリー及びメモリーカード2枚を含む、ボディーキャップ、デジタルアクセサリーシューカバーを除く)、約540g(本体のみ) |
新開発のR3D NEを搭載
ニコンが動画撮影向けカメラのNikon ZRを正式発表しました。
Nikon ZRはREDのRAWコーデックのR3Dをベースに新開発したR3D NEを搭載しているようです。REDのカラーサイエンスを採用し、REDのカメラと同等のカラーマッチを実現しているそうです。
暗所撮影にも強く、15+ stopsの広いダイナミックレンジを実現し、さらに内蔵マイクと外部マイクで32bit float収録に世界で初めて対応し、高品質な音声の収録が可能となっているようです。
Nikon ZRは2025年10月24日発売予定で、予約は9月18日10時より開始され、価格はオープンプライスですが、ニコンの直販で29万9200円となっています。
センサーに関しては予想通りの部分積層型を搭載していますが、Nikon Z6IIIは直販価格で39万6000円となっているため、動画撮影向けでNikon Z6IIIを購入するのであれば、REDの機能も搭載されているNikon ZRがいい選択肢になりそうです。価格がかなり違うのでNikon Z6IIIとの差別化にもなりそうですね。
もう少し詳細をみてみないとわからないですが、コスパはかなり良さそうな印象です。
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–ニコン




コメント
コメント一覧 (6件)
これスチル用コンデジとしても最高じゃん!思ってたより価格もずっと安いし。
操作系もシンプルなのがいい。これは買ってしまいそう。
ひょっとすると良いところを突いてきたのかもしれません。
本格的なシネマカメラは敷居が高いと思っていた自分の様な人間には、少し試してみたいなと思わせる仕様かと思います。製品価格も現実的で、いわゆる衝動買いの範疇です。
REDという異なる企業文化を持つ会社と組んだことがニコンに大きな影響を与え、かつカメラ造りが変わる端緒となる予感がしますね。
もちろん、いい方向にですよ。
キヤノンはバチバチにソニーに対抗するレンガ型のシネマ機を出してきましたが、ニコンはどちらかというとシグマのfpに近いように感じますね。
しかしfpよりは使いやすいようにも思います。
メカシャッターはないですが部分積層型センサーだったりIBISは搭載されているので写真用途でも使えそう。
恐らくこのカメラスチルは考えてないんじゃないかなと思います。
スチルも撮れるけれどもあくまで動画機。
そんな感じです。
スチルに必要なダイヤルがありませんからスチル用には使いにくそう。
またZとRの間に番号が入ってない事を考えると上位、下位機は
発売しないつもりかもしれません。
仕様を見た感想は EOS C50 のような多用途には向かないようで
EOS R50 V の上級機と考えれば良さそうな気がします。
Z6ⅢからEVFを取っ払ったぐらいの出来、なんて予想もありましたが、とんでもない間違いでしたね。
製品カテゴリーのところから別枠で出してきていますし、今後もラインナップを拡充していくという気概を感じます。
それはそれとして、とても唆られるデザインですね。
動画は撮りませんが、ちょっと欲しくなってきています(汗)