カメラと写真映像のワールドプレミアショー
CP+(シーピープラス)2021 オンライン単独開催へ変更のおしらせ一般社団法人カメラ映像機器工業会(CIPA)[代表理事会長:真栄田雅也 所在地:港区芝浦 3-8-10 MA 芝
浦ビル]は、「CP+(シーピープラス) 2021」について、パシフィコ横浜 展示ホールでの開催を中止し、「CP+2021ONLINE」単独開催とすることを決定いたしました。
国際的なカメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+(シーピープラス) 2021」はパシフィコ横浜 展示ホールとオンラインが複合した新しい形態で開催することを目指してまいりましたが、現在の新型コロナウィルス感染者数の急速な再拡大という事態により、やむなく上記のような結論に至りました。
ご存知のようにオンラインイベントは非常に身近なものになり、「CP+2021 ONLINE」では、より多くの方にご参加いただけるものと考えております。CP+は、今回はオンラインという形でカメラ・写真映像産業と写真映像文化を引き続きアピールして参りますので、なにとぞご協力賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。(記事を一部引用しています)
(記事元)https://www.cpplus.jp/download/jp/2021_pr_201209j.pdf
CP+オンラインのみの開催へ
CP+事務局がCP+2021年の開催について報告しています。
新型コロナウィルスの影響で2020年の開催が中止された日本での最大のカメラ展示会の一つであるCP+ですが、今年も展示ホールでの開催中止が決定されました。今年はオンラインでの開催も決定しており、そちらのほうは実施されるようですので、2年連続の中止というのはかろうじて避けることができたというような状況になっていますね。
思えば今年の2月はダイヤモンドプリンセス号に搭乗していた香港の男性が、新型コロナに感染していたということがわかったという情報から始まった月でした。その後、船の中から多くの感染者がでてしまい、さらに日本国内でもポツポツと感染者が散見されたような頃でしたね。そのため、各種大規模イベントを実施するのは問題なのではないか?というような意見が醸成されていった頃で、CP+はいち早く開催の取りやめを決定していました。
その後、今年の夏頃になりいったん下火になったことから、来年のCP+はオンラインと展示ブースの両方での開催が決定していたのですが、上記の記事のように展示ホールでの開催は中止ということになってしまいました。
タッチアンドトライの展示会という危険性
展示会というと、換気の悪い狭い場所に人が集まり密になる可能性があり危険性がそれだけ高まるわけですが、仮に換気を十分に実施し、入場者を制限するなどしても問題が残る可能性があります。カメラの展示会というと、新製品などのタッチアンドトライができる場所として利用されている側面もあります。そのため多くの人が展示されているカメラ、レンズ、その他のカメラに関連する製品などを触ったり、実際に試すということになります。そうなると、飛沫感染だけでなく接触感染が発生してしまう可能性があるので、カメラの展示会というのは感染リスクが高まる可能性があり、展示会を開催するのは非常に難しい状況だったのかもしれません。
かなり難しいと思いますが、その都度、カメラやレンズをアルコールで消毒するというのも現実的ではないですし、そうまでしてタッチアンドトライをしてもらうというのも消極的になるのも理解できます。
さらにCP+には多くのカメラメーカが参加しますから、その展示会でクラスターが発生したとなると、ソニー、キヤノン、ニコンを初め多くの企業はいい顔はしないでしょうから、実機を展示する展示会の開催中止は妥当というところだと思います。
CIPAの統計によれば、10月のカメラ出荷数量は今年最大を記録し前年同月なみまで戻っているのですが、これは新型コロナの影響が世界的に一段落したことも大きいと思われます。ですが、その後、寒い季節になり海外では再び感染が拡大しています。そして、欧米の人にとっては重要なクリスマスまでにはなんとかしたいということで、早めのロックダウン(都市封鎖)で対応しようとしているようですが、うまく封じ込めるまでにはいってないようですよね。
そうなると、11月、12月のカメラ販売は再び世界的に下火になる可能性がありますし、カメラメーカも展示会どころではないという状況になる可能性があるので、本当にはやくこの状況が収束することを祈るばかりです。
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