ビックカメラがニコンのカメラに関して残価設定型ローンを開始するようです。
ビックカメラグループは、「カメラアップグレードプログラム」を6月1日から提供する。同社が指定するニコンのカメラ本体および交換レンズ(いずれも新品)が対象。
通常のショッピングローンなどに比べ、月々の支払額を抑えられる点を特徴とする残価設定型ローン。商品購入時の価格から2年後のローン終了時の推定買取額(据置額)をあらかじめ差し引き、その金額を無金利の分割払いにできる。金利手数料は無料。
一例としてニコンZ 6(税別25万2,500円。参考販売価格)の場合、本体と定期メンテナンス(後述)を含む価格が税込28万1,318円で、初回9,418円、以降8,300円の24回払いを設定する。
2年後には、ビックカメラグループの下取りサービスで最新カメラにアップグレード(買い取り10%増額)するか、据置金額(本体価格の約30%)を支払ってそのまま使い続けるかを選べる。
また特典として、2年間で3回利用できる「カメラ定期メンテナンス」を、1回税別3,000円のところ3回で税別7,980円の優待価格で提供。写真教室「ニコン カレッジ」の受講料3,000円割引や、ニコンユーザー向けクラブ「ニッコールクラブ」の入会金が無料となる特典も受けられる。
(記事を一部引用しています)
ビックカメラが、ニコンのカメラやレンズに関して残価設定型ローンの取り扱いを開始するようです。残価設定型ローンとはどのようなものなのでしょうか?利用に関してお得になるのでしょうか? まずは残価設定型ローンとはどういうものかについて考えてみます。
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残価設定型ローンとは、「将来、この商品を下取りに出すので、その分を差し引いた価格で購入させてね?」というのが一般的な考え方です。例えば、50万円の商品を2年後に20万円で買い取りますので、残りの30万円を2年間を月々のローンで支払ってくださいねというものです。
じゃあ2年後に商品を下取りに出して製品はもう利用できなくなるのかというと、そうではなくて、その製品が気に入ったら本来下取りに出す金額を支払うことで、その商品を使い続けることができます。もし気に入った商品があるのなら、商品を下取りにだして新しい商品を購入することになるわけですね。
ここまで記述すると、じゃあいま普通に購入して、2年後に下取りに出せばいいじゃんということになると思うのですが、それはまったくその通りです。ですが、残価設定型ローンにもメリットがあります。それはどのような点でしょうか?
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それは通常の使用の範囲であれば、将来の買い取り金額が購入時にすでに決定しているというのが最も大きなメリットです。製品には人気不人気がどうしてもあります。2年後に下取りに出そうとしても不人気機種のため残念ながら期待した下取り金額が得られない可能性があります。ですが、残価設定型ローンの場合には、仮に不人気機種になってしまってもあらかじめ決まった金額で購入してくれるので、そのようなデメリットがなくなります。でも、逆に言うと人気がでてプレミア価格がついたとしても決められた金額で売却する必要があるということも言えますので、このあたりは難しいところです。
そのため2年間しか使わないよという人や、常に最新の機種を次々と使い続けたいという人には残価設定型ローンが向いています。例えば写真部に入ったので新しい機種を購入したい。3年生になると受験なので2年間だけ利用できればいいというような場合にはメリットがあると思います。また、写真を趣味としている人で、常に定期的に買換えしているという人にとっても残価設定型ローンはプラスになると思われます。
特にミラーレスは製品の進化が激しいカメラでもありますから、あらかじめ数年ごとの買換えが予想される場合には、このプランを利用してカメラを購入するというメリットはあるかもしれませんね。
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
(記事元)https://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/1187790.html
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