X-H2、X-H2S新ファーム公開
X-H2とX-H2Sの新ファームが公開されています。どのような変更があったのでしょうか?それでは記事をみてみましょう。
X-H2 ファームウエア
ファームウエア更新内容
Ver.1.20
Ver.1.11からVer.1.20への変更内容
追加、変更される下記項目1、3、4については、X-H2 New Features GuideとX-H2 ネットワーク/USB機能編をご覧ください。
X-H2 New Features Guide
X-H2 ネットワーク/USB機能編
- 三脚グリップ(TG-BT1)に対応しました。
カメラと三脚グリップ(TG-BT1)をBluetoothで接続すると、グリップを握ったまま静止画撮影や動画撮影、電動ズーム機能があるレンズ(*1)ではズーム操作がご使用になれます。
※三脚グリップ(TG-BT1)の初期設定や操作方法は三脚グリップ(TG-BT1)の使用説明書をホームページからダウンロードしてご確認ください。
三脚グリップ(TG-BT1)の使用説明書
*1電動ズーム機能を備えた対象レンズ:
・FUJINON LENS XF18-120mmF4 LM PZ WR:Ver.1.00以降
・FUJINON LENS XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ:Ver.1.10以降
※本機能を有効にするには、対象カメラのファームウエア更新が必要です。必ずカメラのファームウエアを最新のファームウエアに更新してから、レンズのファームウエアを更新してください。
フジノンレンズXC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZファームウエアの更新 Ver.1.10- ファイルトランスミッター(FT-XH)のパフォーマンス向上。
ファイルトランスミッター(FT-XH)との組合せにおいて、カメラから端末へのライブビューのフレームレートが向上しました。
※本機能を有効にするには、ファイルトランスミッター(FT-XH)のファームウエア更新が必要です。必ずカメラのファームウエアを最新のファームウエアに更新してから、ファイルトランスミッター(FT-XH)のファームウエアを更新してください。
FT-XHファームウエアの更新 Ver.1.10- 「表示設定」メニューの「画面のカスタマイズ」の「画像転送予約」が「通信状況」に変更され、画像転送予約の表示と接続機器の情報表示をまとめてオン/オフできるようになりました。
- 「ネットワーク/USB設定」メニューの「Bluetooth/スマートフォン設定」に「Bluetooth機器一覧」が追加されました。
- その他軽微な不具合を修正しました。
(記事元)https://fujifilm-x.com/ja-jp/support/download/firmware/cameras/x-h2/
X-H2S ファームウェア
【Ver.2.10(現在)からVer.3.00への変更内容】
1.AIによる被写体検出機能の強化
「X-H2S」のさらなる性能向上に向けて、ディープラーニングによる学習を継続的に実施。①被写体の検出精度の向上、②検出被写体の追加、を実現し、AIによる被写体検出機能を強化しました。
① 被写体の検出精度の向上
逆光下での撮影や、横を向いている被写体・小さな被写体の撮影など、これまで被写体の検出が難しかったシーンでの検出精度を大きく向上。従来以上にさまざまなシーンで、快適に被写体検出機能をご使用いただけます。
② 検出被写体の追加
これまでの人物・動物・鳥・車・バイク・自転車・飛行機・電車に加えて、今回新たに昆虫とドローンの被写体検出を実現。昆虫の場合は「鳥」、ドローンの場合は「飛行機」に被写体検出の設定を行うことで、昆虫やドローンをAIで検出することができます。
2.動体追従性能の向上
- 動体予測アルゴリズムを更新したことで、フレーム内を高速に移動する被写体に対して安定したトラッキングが可能。高い動体追従性が求められる、スポーツ選手や野鳥などの撮影をより快適にお楽しみいただけます。
- ピントが合っていない状態から、AF-ONボタンとシャッターボタンの同時押しで連写を開始した際のAF合焦速度もさらに向上。スポーツ選手の撮影シーンなど、刻一刻と状況が変わるようなシチュエーションでも、シャッターチャンスを逃しません。
3.その他
(記事元)https://fujifilm-x.com/ja-jp/global-news/2023/0112_4212304/
- パフォーマンス ブースト/EVF表示フレームレート優先設定時に、AF実施前後で発生するラグを改善しました。
- 三脚グリップ「TG-BT1」に対応。Bluetooth経由のリモート撮影に加え、ズームのコントロールが可能な「T/Wボタン」を用いた操作※2が可能です。
昆虫、ドローンを追尾可能に
このなかで興味深いのはX-H2Sの新ファームで、新たに検出できる被写体として、昆虫とドローンが追加されてそうです。昆虫はまだしも、ドローンを認識して追尾する状況がよくわからないのですが、とにかくドローンを認識可能になったようですね。
また、X-H2Sでは動体の追尾性能が向上したとしています。動体の動く方向の予測をするアルゴリズムを変更することで、フレーム内を高速に移動する被写体に対して安定して追尾できるようにしたとしています。
このドローン認識はどのような状況で使用するのでしょうかね?海外では様々な障害物などを設置した会場で、ドローンを飛ばしてゴールまでの速さを競う大会などが開かれていたりしますが、これらのドローンスポーツ用の撮影を目的としたものなのでしょうか?それとも昆虫追尾をするアルゴリズムを搭載する過程でドローンについても認識できることを発見したのでしょうか?このあたりは気になります。
また、動体の動きを予測するアルゴリズムを改善したことで、動体追従性能が向上したというのはX-H2Sユーザには嬉しいかもしれません。
ファームのダウンロードは上記の記事元リンクからどうぞ。
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