キヤノン ブルーインパルス飛行の様子をEOS R5で8k撮影
キヤノンはブルーインパルス初となる8K撮影を行いました。その映像の予告編として、臨場感を高める画像処理を加えた8Kワイドの“映像空間”を公開します。ブルーインパルスの臨場感あふれる圧倒的な映像をお楽しみください。なお、本編は2021年の年末公開を予定しております。 キヤノンは、映像コンテンツの企画、撮影、制作から、上映する機材の導入、視聴環境の構築までを行う”映像空間ソリューション”の提供、プロデュースを行っています。 キヤノン“映像空間ソリューション”の事例はこちら https://canon.jp/corporate/newsreleas… 今回の撮影では、高精細な8K映像が撮影可能な「8K業務用カメラ」、ミラーレスカメラ「EOS R5」を用いました。小型・軽量な「EOS R5」の特長をを生かし、コックピット内での8K撮影にもチャレンジしています。
キヤノンが航空自衛隊のブルーインパルスの展示飛行などの様子をEOS R5で8k撮影した動画を公開する予定のようです。今回の映像は、いわばその予告編という動画になっていて、本編の映像は本年末に公開予定だそうです。
広げることができるか8k需要
映像制作者であれば、8kで撮影して4kにダウンコンバートするオーバーサンプリングのメリットがあるのだと思いますが、一般の人々に8k需要がどれだけあるのか?と考えると結構微妙なところではないのかな?と思います。
実際に4k動画を撮影してみるとわかるのですが、4kで撮影すると結構なファイルサイズになりますし、動画の編集にも能力の高いPCが必要になります。
そして映像の配信も、4k動画のインターネット配信でも厳しい場合があるのに8k動画をストリーミングできるだけの設備や回線が各家庭まで行き渡るには時間がかかると思いますし、放送についても4kですらかなりの帯域を消費するのに8k解像度の動画を電波で配信するのも、かなり厳しいのではないのかな?と思います。
なにより、4kぐらいまででしたら画像がキレイになることを実感でき、まだ許容ができる範囲だと思いますが、通常の映像を視聴するレベルですと一般の人には4kレベルで十分で8kはオーバースペックになってしまう可能性が高いと思います。
今回の撮影については恐らく業務用向けということだと思いますが、確かに業務用としてはEOS R5のサイズのカメラで8k動画が撮影可能ということで、意味があるのかなと思いますね。ドローンに搭載しての8k撮影も可能だと思いますし、狭い車載に設置するオンボード用の高品質カメラとしての価値はあると思います。
実は航空機にはかなり興味があるので、この画像も8k解像度で見てみたいのですが、PCのモニターもドットバイドットで表示するのに文字が小さくなりすぎるのが嫌で、WQHDの32インチモニターを利用しているので、自宅での視聴に8kの恩恵は得られそうにありません。いずれ8kモニターや8k液晶が一般的な製品となる日はくるのでしょうか?
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