ニコンがミラーレスに消極的な理由 “社内に一眼レフ志向が根強い”

 一方、ニコンは一眼レフとの食い合いを恐れ、2018年にようやくミラーレスに本格参入。2019年のミラーレス生産台数はソニーの165万台に対し、ニコンは28万台しかなく、その差は歴然としている(テクノ・システム・リサーチ調べ)。ニコンと一眼レフでライバルだったキヤノンもカメラは苦しいが、7月に発売したフルサイズミラーレスカメラ「EOS R5」が高い評価を受けており、売れ行きは好調だ。

こうした中、ニコンも今年下期にミラーレスを一気に3モデル新投入し、プロ・ハイアマ向けとハイエンド商品群に注力する方針だが、ニコンが出遅れを巻き返すことができるのか懸念も残る。社内では世界を席巻した一眼レフ志向が根強く、今後は開発費や販促費をミラーレスへシフトしていくことも欠かせない。

(記事を一部引用しています)
(記事元)https://news.yahoo.co.jp/articles/8674f6266a2f65b8d9caafa557393a710de4c136

ニコンが赤字転落へ

東洋経済ONLINEがニコンの経営状況にいて報告しています。全文はかなり長文なので、詳細は記事元リンクからご覧ください。

記事によれば、ニコンが2020年4月から9月までの営業損益が赤字に転落したとしています。その理由はカメラ事業の業績が悪化しているからなのだそうです。今後のニコンの方針としては、売上高が減っても黒字をだせる体質にしたいということで、カメラの生産をタイに集約したり、販売会社を統合することで、コストを引き下げ赤字から脱却することを目指すとしているようです。

そして、そのカメラ事業が赤字になっているのはミラーレスへの参入に乗り遅れたからだとしていますね。当サイトでも何度もお伝えしていますが、ランキングでは常にソニーが上位にランクインしていて、ミラーレス市場で高いシェアを誇っています。キヤノンもミラーレスには遅れ気味という感じでしたが、満を持してEOS R5を発売して売れ行きは好調だとしています。

そしてニコンが新たな事業として期待している精機事業、医療事業などについても不安が残るとしています。精機や医療は期待できる事業かもしれないが、ニコンにとってほとんど知見がないので、ニコンがやる意味があるのか?ということが問われているようですね。確かに、場当たり的に儲かりそうな分野に手を出していると見えないこともありません。

ミラーレスには消極的?

記事の中で驚いたのが、ニコンの社内では、まだまだ一眼レフ志向が根強いのだとしています。記事では、今後は開発費や販促費をミラーレスへシフトしていくことが欠かせないという記述がありますが、このことから言えるのは、いまだにミラーレスへ開発費や販促費をシフトせず、一眼レフのほうに力を入れていると読むことが出来ます。

開発費が積極的にミラーレスに投入されていないということが本当なら、Nikon Z 6IIやZ 7IIは確実な進化をしているが他社より一回り遅れているというネットでの指摘はごもっともという感じがします。そしてショップにいってもニコンのミラーレスを見ることが少ないというネットでの指摘も、ミラーレスへの販促費に力を入れていないのなら理解できるところですよね。

ニコンはまだまだ一眼レフ優先でミラーレスは二の次という感じなのでしょうか?皆さんはどう思いますか?

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「ニコンがミラーレスに消極的な理由 “社内に一眼レフ志向が根強い”」への22件のフィードバック

  1. キューちゃん

    この記事は自分も読みましたが、「社内では世界を席巻した一眼レフ志向が根強い」というのは少し違うのではないでしょうか。

    ニコンユーザーは、キヤノンやソニーユーザに比べて年齢層が高く、一眼レフを使い続けている人が多いです。売れ筋はいまだに、D5600、D780、D850、D6といった機種です。
    そうすると、開発や販売リソースも、一眼半分、ミラーレス半分になります。
    ミラーレスのみ売るソニーの半分以下でしょう。

    ただ、光学ファインダーを備えた一眼レフもなくならないでしょう。
    ミラーレスも出しつつ、一眼レフの残存者利益をリコー・ペンタックスと分け合うのも悪くない戦略と思います。

    自分も昨年Z 50を、最近Z 6Ⅱを買い、ようやくニコンのレフ機とミラーレスを併用するようになりました。
    パナソニックやソニーのミラーレスも使ってきましたが、Z 6Ⅱの完成度は高く、決して他社より一回り遅れてはいません。

    1. やっと追い付いた。追い付いた頃には他は先の投資をすでにしている。という、サイクル的に一回り遅れているのは確かでしょう。

    2. AFと動画周りは確実に2世代遅れです。
      レンズラインナップは3週遅れくらいかな?
      新規、もしくは若者は見向きもしない状況です。
      それは市場が証明しています。

    3. センサーもEVFもα最新機種のお下がりなんだから、追いつくのがやっとで追い抜くなんて夢のまた夢でしょ。現実見ようよ。あと追いが精一杯。
      もはやZの市場評価は、マウントがでかいだけのソニーOEMみたいなもんでしょ。

  2. ミラーレスでここから逆転するのは難しいでしょう
    ソニーが圧倒的ですし、キヤノンも体力ありますし。
    既存ユーザーはレフ機望んでいるので、買い替えは今後も進まないし、かといってレフ機で力を抜いたり開発速度が落ちると他社ミラーレスへの流出も防げないでしょう
    もはやどちらを選んでも地獄ですが、どちらかにしないとキツイでしょうね。

  3. ニコンはどっちつかずに見えて少なくともZは今のところ魅力的に感じません。
    キヤノンは今本気でソニーにフルサイズミラーレスで対抗しようと力を入れてるのが感じられるのでRFには期待できます。
    一眼レフならキヤノンやペンタックスよりニコンが一番堅実でいい印象があります。
    D850後継機の噂もありもしかしたらZ 6II/Z 7IIよりも売れるのではないかと思うくらいです。
    気持ち半分でフルサイズミラーレスをやってもソニーやキヤノンに勝てるわけも甘くもないでしょう。
    ニコンは今後どうしていくのか”一眼レフなら一眼レフ””ミラーレスならミラーレス”とハッキリとしたビジョンを見せないと他社へ移行していく人が増えるだけだと思います。

  4. ニコンはミラーレスへのシフトチェンジは意外と本気ですよ。なんで意外かって意外に思えるほど営業が下手くそなんですよ。量販店の販売員は眼レフよりもミラーレスに販促命令が出てますし眼レフは生産終了を漂よせて規模縮小を狙ってると思います。ただフルサイズプロ機種は愛好家と報道スポーツへの職業柄切れないものがあるのでSONYの如く消すことは不可能でしょうし、ファミリー層ガン無視して眼レフ一存のリコーみたいにはできないでしょう。その板挟みの中、なぜニコンがメリットがあるのかと言いうところを模索して口径デカくしたというメリットなのかデメリットなのかよくわからないあやふやなスタートを切ったから今息苦しいのは皆様も百は承知だと思います。
    つまり、かなり詰んでます。ファミリー向けのz50も後継機ださないわミラーレスdxレンズも現状3本のみ。安価なレンズが存在しないカメラなんて誰も手を出しません。
    本社もそこを見て見ぬふりを永遠に繰り返してる限り再起などあり得ない話なんです。

  5. 圧倒的画質で圧倒的なAF。6000万画素で連写15枚。噂のZ9も最低このくらいのスペックは満たして来ないと正直キツいね。個人的にNIKONに見切りを付けるかどうかは来年で決まる。

  6. ミラーレスのレンズばら撒けないと勝機はないかと。
    ライト層はスマホに全部食われます。
    高級機路線だけ会社支えるだけの売上は確保てきないでしょ。ジリ貧。

  7. ニコンは良くも悪くも伝統的、老舗、質実剛健、企業体質が古いってイメージです。でも今でも首からニコンの入門機一眼レフをぶら下げてる人はよく見るんですよね~。安心感、安定感みたいなものもあるのでしょう。
    良くも悪くも冒険よりは安定を求める日本人的志向。
    ペンタQとかK-01、100色カラバリみたいな飛び道具を出してくるペンタックスような強烈な個性とか主張もほとんど感じないですし。
    ミラーレスについては他社の後追いみたいになってますが、カタログスペックを求めてるのは高額商品を買ってくれるごく一部の人でしかなく、そういう人ばかりを相手に商売はさすがにできません。キヤノン、ソニーは広く売れており、手広く商売をやっています。
    ニコンは個人的には日産に近いイメージ。モノは悪くないです。モノを作る、開発・製造する力はある。
    営業販売、広告やデザインがいまいちで、新規の消費者が飛びつきにくい。販売店の店頭でニコンのミラーレス機を手に取って見ている人をあまり見かけない。
    富士フイルムやオリンパスなど医療機器もやっているメーカーにも感じましたが、一般消費者向け民生品、BtoBではなくてBtoCをやっているのに、営業や広告、デザインがいまいちというのは商売としてちょっと厳しいと感じます。

  8. レフ機世代が揮発するまで細く低投資のZのお下がり技術のFで繋いで、F世代とFレンズが時代遅れになるころにはZが実用性能でレフ機に完勝というくらいでないとダメですよね。

    今の惨状でまだ目が覚めないとは石頭にも程がある。

    1. 石頭にも程がある。
      激しく同意します。
      フルモデルチェンジの間隔さえもフィルム時代からの四年毎を未だに続けていますしね。

  9. これまでD300を経て 今はNikon D500で撮ってますが これが壊れてもまた買いたいと思うほど素晴らしい完成された一眼レフです。ここまで来た時に時代がミラーレスになってしまったのは悲劇としかいえないですね。別にシェアがSONYやCanonに全然及ばなくて客観的な実力が第3位以下でも構わないですがカメラ業界全体が頑張ってスマフォと共存してNikonもちゃんと存続し続けてくれれば好いのに…とおもいます。

  10. 本気でミラーレスに参入していればZ6ⅡZ7Ⅱはフルモデルチェンジしているし、噂の高画素機Z8もD850の後継機が出た後に発売(来年秋ごろ)なんて噂は出ないでしょう。
    社内がレフ志向ならばミラーレスは 潤沢な資金をドブに捨てている ようなものと過去に誰かがおしゃっていましたが正にその通りで、ミラーレスから撤退しレフ機専門メーカーとしてニッチ市場で生き残った方が良いと思います。

  11. ロンサム・カーボーイ

    今回のZ6Ⅱ、Z7ⅡにExpeed7が間に合わなかったため、確かに新味に欠ける新製品発表になってしまいましたね。
    やはり、新画像エンジンを積んだ来年度の新機種が出るまでは苦しい環境が続くでしょうね。

    専用レンズは大三元を含む13本となりました。マイクロレンズやパンケーキレンズなどを補いつつラインナップの充実を進めて欲しいと思います。超望遠レンズもラインナップ化されるようですので、そう遠くない時期に高速AFを搭載したプロ用ボディが出てくると予想します。

    カメラの形状からも分かるように、現在のフルサイズミラーレスでどこまで動画機能が必要なのかはわかりませんが、実際プラス10万円でも動画機能を欲するユーザーが居ることはキヤノンのR5やR6が示してくれたので、次機種は高額になることを承知で大幅な動画機能の充実が不可欠ではないでしょうか。

    スチル中心の自分には、AF周りの改善があれば現行機種でも特に不満は無いのですが、世の中はそううまくいかないようです。

    1. ニコンが次の新機種を出す頃には他社はまた一歩先へ進んでると思います。
      そうなるとニコンのカメラは結局ニコン党の人しか買わずニコン党以外の人にも買ってもらうには安くするしかない(キャッシュバックなど)という負のスパイラルにZミラーレスはハマっています。
      Zがここから盛り返すには他社の二歩先を行かなければならないですが一眼レフとどっちつかず状態の今ではそれは無理に思えますね。

  12. 自分は趣味で鉄道をD90を使ってスチルで撮っていますが、D90購入当初は動画機能が珍しく動画も使ってました。ただ、動画撮影はSDカードのメモリーの消費がスチルに比べ多く途中から動画撮影は止めてしまいました。ビデオカメラのない我が家は子供の運動会もメモリーカードの消費が多いのでD90の動画機能は使わずスチルで撮影しています。
    何が言いたいかと言うとカメラの機能に動画機能があれば使ってみたいと思うようになるのです。
    D90の代替はEOSR5にしましたが購入後は充実した動画機能とダブルスロット化されたメモリーカードで趣味と家庭の両方で動画機能を積極的に使いたいと思います。
    なので一般ユーザー向けのデジカメも今後動画機能は無くてはならない必須機能となると思います。
    動画に消極的では今後カメラメーカーとして生き残れないと思います。

    1. だいたい、やれ、なん千画素だやれ20コマだと、つかいもしない、機能でいったい何を撮っているのか、私は一時こんなことを追っていた、しかし肝心の、写真がおろそかになり、財布中だけ、痛めつけた、今フルのレフ機に換え再び写真を撮る喜びをかみしめている、メーカーは新しい物をつくらないと生き残ることができないが、感性に答えるカメラを作ってください、やはり現状では、一眼レフが最高である、ニコン頑張れ、

    2. ニコンが感性に答えるために作ったのがDfですよ。
      しかし世界では全然売れず日本ですら最初にマニアが買っただけでその後売れずという有り様。
      後藤フェローが「後継機が欲しいならDfをもっと買ってください」といった発言をしなければならないくらいの事態でした。
      何千万画素や20コマ/秒連写などは多くの人にとって本当に必要かどうかはわかりませんが、そういった性能をニコンは追わなくなるのであればペンタックスと同じ道を辿ることになります。
      ニコンが大衆向けカメラメーカーでなくペンタックスのような極一部のマニア向けカメラメーカーになっていいならそれも有りでしょう。

  13. 写真好きなら一眼レフ
    カメラ好きならミラーレスと言うのが現在。
    一眼レフはある意味『完成された技術』伸び代が少ない
    対してミラーレスは発展途中 若い人には受けるのは自明の事だし、そこは天下のSONY コマーシャルも一枚上手
    私も両方使っていますが お散歩カメラにはミラーレス 気合い入れて撮るには一眼レフです。あの小ささでは太めのレンズ付ければ しっかりしたグリップ出来ない 元スタジオマンからスタートしたのでストラップ着けないせいもありますが。いずれにせよ一眼レフは必要です (一寸厚いが握りやすいし)

    1. グリップなんて一眼レフとミラーレスで一番簡単に差を埋められる部分だと思いますが。
      PanasonicのS1なんて下手な一眼レフより余程しっかりしたグリップしてますよ。
      というかE-M1やGH3が出てきたあたりからミラーレスでもしっかりしたグリップや縦グリも用意されてきてますし、ミラーレス=グリップ小さいとは限らない時代に数年前からなってますよ。
      またミラーレスは若い人だけに受けてるわけでもないですし。

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