テレワーク関連では、前述のPCカメラのほか、「ノートPC」が台数136.1%、金額139.3%、「無線LAN」が台数143.2%増、金額145.8%増、「LCD」も台数139.3%、金額137.2%と好調だった。マウスやキーボードも、それぞれ130%以上の大きな伸びを示した。
一方、大きな打撃を受けたのがカメラだ。外出自粛とイベントの中止、カメラ量販店の休業など、マイナス要因が幾重にも重なった。109カテゴリ中、前年比で最も落ち込んだのが「デジカメ(レンズ交換型)」。台数で49.7%、金額で53.5%と昨年同期の実に半分まで市場が縮小した。
以下、販売台数前年同期比でワースト5位までが全てすべてカメラ関係で占めた。ワースト2位が「デジカメ(レンズ一体型)」、次いで「デジタルビデオカメラ」「交換レンズ」「カメラケース・バッグ」。いずれも前年比で6割弱の水準にとどまった。
(記事を一部引用しています)
(記事元)https://news.yahoo.co.jp/articles/6147152fc679f0201f8fbc1bc53be502d8dbfaf2
カメラ市場が壊滅的ダメージ
BCNが今年前半のデジタル家電の販売状況について報告しています。
記事によれば、新型コロナの影響で自宅内で過ごすための巣ごもりに関係するデジタル機器や、テレワークで必要になる関連機器が好調に売れているとしています。自宅で快適に過ごすために、テレビを新しくしたり、自宅で作曲したり演奏するためにDTM関連機器、電子ピアノなどが好調に売れているそうです。
そして、テレワーク関連ではWebカメラ、ノートPC、無線LAN機器や、マウス、キーボードといったPC関連機器がかなり売れたようですね。今ですと、スマホかタブレットで済んでしまうのでPCを所有していない人も多いのでしょうね。ですが、実際に自宅でテレワークが必要となると、会社で利用していた環境と同じ環境や、推奨されたテレワーク環境が必要になるので、PCやマウス、キーボードなどを購入しなければならなくなったということが言えるのかな?と思います。
一方で、非常に残念なのはカメラ関連の製品ですね。BCNによれば、販売台数が前年同月比で落ち込んだ製品のワースト5を調査すると、それらすべてがカメラ関連だったそうです。ワースト1からあげてみると、デジカメ(レンズ交換式)、デジカメ(レンズ一体型)、デジタルビデオカメラ、交換レンズ、カメラケース・バッグというような状況になっています。
このようにみると、カメラってやはり何かしらのイベントや、外出時に撮影する目的で利用されているんだなということを改めて感じますね。様々なイベントがなくなったり、自粛で旅行などできない状況になっていましたので、カメラが売れないというのも当然ということになったのだと思われます。
このコロナ渦の状態で、オリンパスは映像事業の譲渡を決め、有名なカメラ雑誌も2誌が休刊になってしまったりなど、カメラメーカにとっては本当に逆風の状態になってしまっています。その他のメーカについても、本当に経営が急速に悪化する可能性があり、本当に心配になりますね。
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コメント
コメント一覧 (2件)
販売減少の製品ワースト5は表現としておかしいですね。
言い換えると売れてる製品ベスト5ってことになります。
カメラは外で使われる電子機器類なんでしょうね。
自粛で巣ごもりするには最も不適切な商品だったということでしょうか。
今でもデジタル一眼の上位機種と下位機種の”使い勝手”にはずいぶんな差もありますが、もう一般人が両者の”画質”を区別することが難しい状況になってきました。
やはり、カメラを取り巻く環境を劇的に改善する妙案はまだ見つかっていないのだと思います。
これからもカメラ業過の苦難は続くと思います。