パナソニックがフルサイズミラーレス市場に参入した理由は何でしょうか?
各社がこぞってフルサイズミラーレスで新機種を出す背景には、カメラ市場の激変がある。
カメラ映像機器工業会(CIPA)によると、携帯性に優れたコンパクトデジタルカメラは08年の1億1千万台から昨年は8分の1以下の1330万台という。スマートフォンのカメラ性能の向上とともに尻すぼみの現状だ。
しかし、そのなかで売れ行きを維持しているのがミラーレス。12年から統計が始まり、昨年は過去最高の4080万台を記録。特に、インスタグラムなど写真の質を重視したSNS(会員制交流サイト)に投稿する本格的な写真の撮影のために需要を伸ばすなか、各社が技術力を見せ、ブランドを浸透させるために高級化を進めている。
■ブランド確立なるか
パナソニックは、このフルサイズミラーレスの波に乗り遅れないようにする動きでもあるが、ねらいはもう一つある。世界に向けたブランド構築だ。
ルミックスのミラーレス「GH4」、「GH5」、「G9」が、静止画と動画の撮影を両立する高い技術力が認められ、海外のプロ写真家の間で予備機として好評を得た。そこで培った自信から、プロ向け製品に打って出た格好だ。
静止画のカメラメーカーとしては最後発とも言えるが、映像音響分野に関しては長年、五輪をスポンサーとして支えてきた技術力とサポート態勢がある。
パナソニックが現在、全世界で展開する商品は小型調理家電や健康美容家電、電話機に限られる。決して高い技術力が評価されて購入される商品ではない。
本間専務執行役員は「グローバルに展開できる重要な部門として、ルミックスを愛される、あこがれのブランドに育てていきたい」と強調する。
(記事を一部引用しています)
パナソニックがフルサイズミラーレス市場に参入すると発表があっておどろいたわけですが、パナソニックとしては、かなり前からフルサイズミラーレスへ参入することを検討していたということが明らかになっています。
こちらの記事にもありますが、パナソニックは8年前からフルサイズミラーレスを検討したこともあるようで、実際にライカに話を持ちかけたのは2年前ということのようですね。
そのきっかけですが、記事にもありますが、パナソニックはマイクロフォーサーズのGH4、GH5、G9が海外で高評価だったため、それで今回のフルサイズミセーレスの発売をすることになったようです。記事にはプロ向け製品とありますので、どちらかというと一般ユーザではなくプロフェッショナルに使用してもらうカメラという位置づけで販売していくようですね。
またルミックスというブランドを広げることも目的の一つとしていますが、ライカとの協業ということで、そういう意味でも今回の協業はブランドを高める戦略の一つということが言えるのかもしれませんね。
ペンタックスもフルサイズ市場に参入するのではないか?などと噂されていますが、いよいよフルサイズミラーレスはかなり競争の激しい市場になってきましたね。
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
(記事元)https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181020-00000535-san-bus_all
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