東京オリンピックに向けて新たな新製品は投入されるのでしょうか?
五輪のたびに注目される、もう1つの“対決”がある。日本が誇る2大カメラメーカーのシェア争いだ。望遠レンズの外装が「白」のキヤノンと「黒」のニコンは、4年に1度の世界最大の祭典をターゲットに毎回、技術革新された新機種を投入してきた。そのし烈な戦いは「白黒戦争」とも呼ばれ、長年に及ぶ切磋琢磨(せっさたくま)が画像技術を飛躍的に進歩させた。戦いの舞台が自国となる2020年東京五輪では、さらなる進化が期待されている。
04年アテネ五輪でカメラ市場に大きな変化が起きた。大会前にキヤノンが発売した「EOS-1D マーク2」が、圧倒的な支持を獲得したのだ。「フィルムがなくなり、写真の色はカメラがつくる時代になりました。この機種はノイズが少なくクリアな画質でAFの完成度も高かった」と、相川氏はその理由を説明する。アテネ五輪のカメラマン席は白いレンズがずらりと並んだ。ついにキヤノンがニコンを大逆転したのだ。
このカメラの性能の高さを象徴するあるエピソードを相川氏が明かした。「五輪後の04年10月、中越地震で新聞社のカメラマンがヘリコプターに救助される少女をこのカメラで撮影したら、暗闇の中でも被写体がはっきり写っていたため、性能の高さが再認識されました」。
キヤノンの1強時代到来かと思われたが、ここからニコンが底力を見せた。北京五輪前年の07年に超高感度のフルサイズセンサーを搭載した「D3」を発売。ノイズの少ない圧倒的な高画質が評判となり、ニコンへの逆流が始まった。「このままではニコンユーザーがいなくなるといわれていた時期に起死回生で出した機種でした。翌年の北京五輪では半分近くまでシェアを戻したようでした」と森氏は振り返る。
16年リオデジャネイロ五輪ではキヤノンが「EOS-1DXマーク2」、ニコンは「D5」と、さらにカメラの精度を高めた商品を投入。ほぼ互角の戦いだったといわれた。(記事を一部引用しています)
ニコンとキヤノンの”戦い”の歴史が簡単にまとめられています。この手の話は有名ですので、一度ぐらいは聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?
今改めて記事を読んでみると、04年のアテネでキヤノンが発売したEOS-1D Mark IIが圧倒的に支持され、ニコンユーザがいなくなるのでは?と思われていたところにD3によってなんとか持ち直したという歴史になっているようですね。
2020年は東京オリンピックの開催ですので、ニコンもキヤノンもまさにフラッグシップ機のお披露目としては最高の場所になりそうです。
ですが、両者ともミラーレスの発売によって、かなり状況は変わってきそうです。まずミラーレス発売によって、一眼レフはほぼ収束していき、新しいレンズも発売される数は少なくなっていくだろうと考える識者も多く、東京オリンピックでは新たな一眼レフが投入されるとは思いますが、さらにその次の2024年のオリンピックで一眼レフが主流となっているかは、もはやわからない状況です。
またフルサイズミラーレスのプロモデルも2020年を目処に投入してくるという可能性も考えられそうですね。そうなると東京オリンピックでは、スポーツ撮影も可能なフルサイズミラーレスも視野に入ってくると思いますので、そのあたりがどうなるかも期待されるところですね。
そしてソニーもプロフェショナル向けに環境を整えてきていますし、パナソニックもフルサイズミラーレスを投入するということで、そのあたりの戦いも激しくなっていきそうです。
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(記事元)https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180923-00329271-nksports-spo
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