ZV-E1は失敗だったのか?
ZV-E1の売上が鈍い、そんな情報が投稿されています。どのような内容なのでしょうか?
それでは記事をみてみましょう。
(前略)
先鞭をつけたのはソニーだ。その名も「VLOGCAM ZV-E1」。4月21日に発売した。大ヒット商品、ZV-E10のセンサーをフルサイズ化。
(中略)
しかし、ボディのみの税抜き価格は約30万円。APS-C版のZV-E10は、レンズキットでも10万円を切る価格の安さが最大の魅力だった。その3倍以上もする高価なカメラが、Vlogger向けカテゴリーで成立するのか。
(中略)
動画で日常を記録し発信するというVlogの特性を考えれば、ユーザーが機材に多額の投資を行うかは疑問だ。実際、ZV-E1の発売直後の売れ行きは鈍い。
(中略)
発売直後で製品供給が十分でない可能性もあり、まだ判断するには早すぎる。しかし、初速を見る限りでは、ZV-1、ZV-E10に続く3匹目のドジョウは、見つからないかもしれない。
(後略)
記事ではニコン、キヤノンの動画撮影用カメラの戦略についての記述もありますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
Vlogでは高いカメラを購入しない?
さて、記事ではソニー、ニコン、キヤノンの動画撮影用カメラについて記述されています。記事では、Vlogは日常を記録して発信するものだから、高い機材を購入するかどうかは疑問だとしています。その証拠として、ZV-E1の販売シェアは、ZV-E1よりも価格が高いα7 IVのほうがはるかに売れているほど初動が悪かったとしています。ZV-E10やZV-1が売れているのは価格が安かったこともあるとして、30万円を超えるZV-E1は3匹目のドジョウにはならなかったかもしれないと記述しています。
Vlog用のカメラというと、どちらかといえば安いカメラを想像することが多いですね。ソニーのZV-1、ZV-E10、ニコンのZ 30などがその例です。Vlogをしたいという人は若い人にも多いでしょうし、映像クリエイターではなく日常の生活を発信することが目的な人も多いと思います。そうなると高い機材は必要ない、または高い機材ではコスパが悪いと考える人も多いのかなと思いますね。
一方でキヤノンはかなり廉価なVlog用のカメラを発表しました。
マーケティング調査をした結果、ミラーレスカメラを使うと三脚などの機材やレンズの持ち運びも面倒だし、価格が高い。難しい操作をせずにスマホのように操作したいという人が多かったことがわかったそうです。そのため不思議な形になっているのですが、Vlogでしたら案外、このような形のほうが使いやすいのかもしれません。しかも価格が安いのでソニーのZV-E1の戦略とは真逆と考えてもよさそうです。
本格的に映像を作るのならEV-E1ではなくFXシリーズもありますし、わざわざZV-E1を選択しなくてもいいのかもしれません。また高いカメラではなく安いVlog用のカメラのほうがいいということなら、ZV-1やPowerShot V10のようなカメラのほうが選択肢になるのかもしれません。そうなるとZV-E1は結構、難しい立ち位置にあるのかもしれませんね。
まだ様子をみてみないとわからないと記述されていますが、ZV-E1の売れ行きの今後が気になります。
(記事元)https://news.yahoo.co.jp/articles/3eb14aafce61a871422cedd0f69986a159ee2cd5
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コメント
コメント一覧 (3件)
フルサイズはボディはともかく、レンズが大きく重いので、Vlogの自撮りなどには適さないですね。
加えて、ボディが30万円+フルサイズズームレンズが10万円程度だと、金額が1ヶ月の給与を超える方も少なくないと思われます。
比較的初心者に近い層には、α7Ⅳのように画素数が3300万と多い方が分かりやすく、1200万画素で夜景などに強いという理屈は響きにくいでしょう。
APS-C の ZV-E10 についても発売当初の存在感はそれほどでもなかったのが、
後に SEL11F18 や SELP1020G が発売されたことで存在感が高まったところがあります。
ソニーは対応する小型のフルサイズ広角レンズを準備中で
それが発売されたのちに ZV-E1 の真価が発揮されるのではないでしょうか?
ニコンの Z30 は発売時に対応する広角レンズが無くて ZV-E10 の引き立て役になってしまったところがあります。
もしニコンが Z3 を計画しているなら立ち上げに 18mm f/2.8 ぐらいの小型の広角レンズを用意しておいた方がよいでしょうね。
元記事の通りまだ判断には早すぎるのでしょう。しかし個人的には、SARが早くからの種々情報を流した(機種名も間違えるし)せいか、ランキングを見たときは、確かに思ったほどではないとは感じてしまいました。また、記事には5月第1週ではFX3の方が販売台数が上だ、と書いてあるのを見て驚いています。日本では円安のせいで少し高いし、また動画機は海外の方が重要なのかもしれず、種々考える必要もありかもしれませんが、やはり今までのVLOGCAMに比べて本格的すぎる部分多しで高すぎる、という感じはより強まりました。
SAR情報ではZV-1後継がもうすぐ出るはずですが、それもどうなんだろう感じが強まっています。個人的には違うものが出てほしいのですが。