富士フイルム開発者インタビュー
富士フイルムの開発者へのインタビュー記事が掲載されています。どのような内容なのでしょうか?
それではインタビュー記事をみてみましょう。
- カメラ業界について
- 2022年は第5世代センサーとプロセッサの強力な製品を投入し好調だった
- 主なユーザはマニア層なので安定した市場が続く
- 非常に楽しみな製品をいくつか発表する予定だ
- フルサイズを選択しなかったのは正しい判断だったか?
- ビジネスにとって非常に良く、GFXは非常に重要なものとなっている
- 二つの極端なシステムを持つことで妥協せず最高の製品を提供できる
- GFXは画質、APS-Cは小型軽量で高画質
- 中間がなく自社に良い戦略
- 初の積層型センサーX-H2Sの反響は?
- メディアだけでなく販売店、ユーザから反響がある
- 野生動物のような動体も撮影できるカメラを作れることを知ってもらえた
- これで販売店はあらゆる写真家に富士フイルム製品を勧めることができる
- 販売店からXマウントを勧めない理由はないと言われXマウントにいい影響
- 積層型センサーのカメラの設計の苦労は?
- 高速処理、熱、冷却などを最適化するのに時間を費やした
- 報道写真は要求が高く、何度もフィールドテストを行った
- AFやFTPサーバの性能を高いレベルに引き上げることができた
- 他のカメラも高解像度、高速センサー中心のラインナップとなるのか?
- 第5、第4世代で現行の2600万画素センサーを搭載し高画質を実現
- それぞれに最適な組み合わせを選択することができる
- ときには4000万画素は多過ぎで2600万画素が効率的かもしれない
- X-H2購入者のうちプロの割合は?
- 恐らく10%以上。報道写真より野生動物写真家のほうが多い
- 動画も含め分類すると、プロのビデオグラファーが最も多いかもしれない
- 他のシステムのユーザがX-H2Sに乗り換えることはあるか?
- 最高品質で撮影したいユーザは、違うシステムでも、良い本体とレンズを常に求めている
- 多くのユーザが我々のシステムを選択してくれている
- このスペックの積層型センサーを手頃な価格で入手できるのも魅力だ
- 富士フイルムの将来に動画はどの程度重要か?
- コンテンツ制作の動画と静止画の境目は無くなってきている
- そのため映像業界で成功するためには動画に長けていることが重要
- 動画専用機の余地はあるか?
- ハイブリッドカメラが非常の好評なので可能性はあると思う
- GFXは中判の市場を拡大したか?
- もちろんだ
- ハイエンドのフルサイズユーザもターゲットにしており実際の市場はもっと広い
- デジタルでも中判は復活すると信じている
- 3年前、GFXの20%がプロ、80%がアマチュアだったが現在は?
- 正確にはわからないがほぼ同じ比率で、ユーザ数は増えている
- マニア側の伸びが少し増えたかもしれないが、プロ側でも伸びている
- X100Vの中古価格は実売より高いがその人気の理由は?
- レトロデザイン、小型サイズと富士フイルムのアイコンとなるモデルだ
- 本体で撮影するのではなくカメラと一緒にポーズを取っている人も多い
- それが若い人たちの動機付けとなっている
- 供給の改善は?
- 生産能力を増やしたが需要は増え続けている
- いつ追いつくかわからない
- 最善を尽くしている
- X100Vの中判の可能性は?
- 絶対にないとは言えない
- X100Vのサイズで中判だったら私も購入する
- 要望は世界中からあるが、いろいろな要望を聞く
中判センサーのX100Vの可能性も?
上記は内容を要約したもので、全文にはさらに詳細な発言がありますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
さて、記事によればコロナ禍からの反動や、旅行に出かけられなかった人が機材にお金をかけたこともあるのか、2022年の富士フイルムは好調だったそうです。X-H2SとX-H2も好調なようで、プロフェッショナルにもかなり売れているようですね。
そして、これまでは動画や動く被写体に弱いというイメージがありましたが、積層センサーの搭載でそれを払拭することができたとしています。
そして気になるのは、中判センサーを搭載したX100Vの可能性についてです。「絶対にないとは言えない」という返答で、「はい」とも「いいえ」とも言えないときに使うお決まりの台詞の一つですが、「ない」とは言っていないので、少し期待してしまいますよね。
たぶんセンサーがセンサーだけに価格は高くなりそうですが、面白いカメラになりそうです。
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コメント
コメント一覧 (1件)
どうもフレンドリーではなくなり、今後のエントリー系の機種が全く読めずのインタビュー内容で残念です。