なぜZ世代は古いカメラに惹かれるのか?
そんな面白い記事がありましたので紹介したいと思います。なおアイキャッチ画像はコンパクトデジタルカメラのイメージ画像です。
それでは記事をみてみましょう。
- Z世代はなぜ古いカメラに惹かれるのか
- 高性能なデジタルカメラがスマホに搭載されている
- それでもZ世代は生まれる前のカメラを愛用している人がいる
- デジカメ市場は復活しつつあり成長が見込まれている。なぜか?
- その理由の一つは過去への憧れで、技術の選択を通じて自分の価値をみつけ表現している
- 人間にとって意味の必要性
- 人間は人生の意味を見つけたいと感じている
- 意味とは人生を価値ある物、生きる価値のあるものと感じさせる物
- 人々は意味に貢献する方法のためにテクノロジーを選択する
- 意味はSNSなどテクノロジを使用し体験する方法まで及ぶ
- 古いデジカメの意味
- このような中、単体のデジカメを使うことで体験の意味が一気に高まる
- またデジカメは存在感を示すことができる
- カメラを持ち歩くのを忘れてはならないし、アプリの通知に邪魔されることもない
- SNSへ投稿される写真は洗練さや正確さよりも体験の共有や物語の伝達に重きがある
- 古いデジカメは性能が低く画質が悪い
- 画像の取り込みには手間がかかる
- SNSへの投稿にも手間がかかる
- ただ撮影するだけでなく様々な活動が含まれている
- 人々はより多くの選択を迫られたり、深く関わることで製品に愛着を抱く
- より意義のある人生を送るために
- パンデミックでメタバースが騒がれ、生活そのものがデジタル化される恐れがあった
- ゆっくりとしたテクノロジーと関わることで自分の価値観にあった選択をする余地が生まれ、自分の人生に有意義にかかわることができる
古いカメラに愛着を持つ理由
上記は長文をかなりまとめて要約したものになりますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。たぶん、そのほうが理解しやすいと思います。
まずZ世代についてですが、Z世代とは概ね1990年から2010年ぐらいの間に生まれた世代を総称する呼び方で、生まれたときにはすでにデジタルがまわりにあったという人類の中で初めてのデジタルネイティブ世代です。この記事は、そのような人々がなぜ古いカメラ、場合によっては生まれる前のカメラを求めているのかということを論じています。
ただ日本だと1990年だとデジタルネイティブとはまだ言わないような気もします。PCなどが一般的になってネット接続ができるようになったのは2000年のさらに後ぐらいじゃないでしょうか?
さて、内容は哲学的なので非常にわかりにくいです。言いたいところは、人生の意味を見つけることの一つが古いカメラで手間をかけて撮影することというところなのかもしれません。
なぜ古いカメラに愛着を持つようになるのかといった部分は非常に面白い意見がありました。
古いカメラでは画質も悪いし、スマホとは別に持ち歩かなければならず、SNSに投稿するにしても、いちどPCやスマホに取り込んで、そこから加工してネットを通じて投稿するという手間がかかることになります。このような手間をかけると、よりそのカメラや、場合によっては撮影した画像に愛着を持つことになるということのようです。このことがさらに自分が選択した結果ということで人生に意味を持たせることにつながるということなのだと思いますね。
恐らく最初はSNSなどに投稿された古いカメラの画像をみて、他の画像と違っているため目に入りやすく、自分もそういう画像を撮影してみたいというところから入るのだと思いますが、それをきっかけに古いカメラで撮影する楽しさみたいなものがわかってくるのかもしれません。
だったらそういうカメラを新製品で作ればいいじゃないかと思うのですが、マーケティングの観点からなかなか機能を削減したカメラを発売するというのは大手メーカには厳しいのかもしれません。一方で、富士フイルムのチェキや、一部のトイカメラに人気があったりしますし、フィルムカメラの復刻版のクラウドファンディングなども実施されていたりするので、静かにブームになりつつあるようです。
(記事元)https://petapixel.com/2023/03/04/why-are-so-many-gen-z-ers-drawn-to-old-digital-cameras/
Twitterいいねとリツイートのお願い
記事をよんで面白いと思ったら、Twitterでのいいねボタン、リツイートをしていただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
コメント
コメント一覧 (2件)
フィルムやミラーレスカメラや高性能カメラ搭載スマートフォンの値段が上がった結果、手に入れやすい価格帯のカメラとしてオールドコンデジが浮上してきているというのもありそうです。
ファッションとしても X100 シリーズや Z fc のような’70-’80ぐらいのクラシックな外観のカメラが新製品として手に入りやすくなった結果として、
より最近の ’90-’00 年代ぐらいのものが希少で懐かしくなってきている、というのもありそうです。
コンデジで子供時代に写真を撮ってもらった世代が、消費やファッションをリードする世代に成長したというのもありそうですね
最近、コンデジを見掛けるようになりました。
見た感じでは少し古そうな機種に見えます。
15年以上前にコンデジで自分で撮った写真を見ても綺麗に撮れています。
小さく軽快と言う事もあり今と違った視点で撮影したりと懐かしく面白いです。
レンズ交換式と比べて機動性がありそれも受ける要因かもしれません。