富士フイルムとのインタビュー動画
マップカメラがXマウント10周年を記念して富士フイルムとのインタビュー動画を掲載しています。カメラの開発秘話などもあるようですので、早速みてみましょう。
動画では、Xマウント誕生のきっかけや、X-Pro1の開発秘話などもありますので、すべての内容はこの動画をご覧ください。
ここでは、内容的にちょっと気になった部分を要約して紹介したいと思います。
■ Xマウント誕生のきっかけ
・スマホが台頭しカメラ性能も向上したのでコンデジに置き換わることを確信
・そうなるとカメラを使う人や作品レベルも上にシフトしてレンズ交換式を使うようになるだろう
・しかし一眼レフにはクイックリターンミラーなど特殊な技術が必要
・ミラーレスならコンデジ技術を応用できる可能性がある
・まずはX100の開発で技術を習得してからレンズ交換式として参入
・高価格だと人が限られるので機動力、買いやすさを考慮しAPS-Cに■フルサイズの検討は
マップカメラ公式Youtube
・T1を出したときハイアマチュアのユーザも増えレンズも揃ってきた
・より大きなセンサーの要望も多かった
・APS-Cも挑戦だったのに、5年でマウントを二つ抱えることに賛否両論
・富士の色やコンセプトを気に入っている大きなセンサーを欲しいユーザに他社製カメラを勧めることはよくないと考えた
・フルサイズかラージフォーマットかは相当長い間の期間がかかった
・35mmの魅力を最もわかっているメーカだからこそ、あえてフルサイズを外した
・デジタルだからフィルムサイズにこだわる必要はないと考えた
フルサイズかラージフォーマットかかなり検討
インタビュー内容からは、いろいろなことがわかってとても面白いインタビューだなと思いました。
まずレンズ交換式カメラへの参入は、これまでFinePixというコンデジを作っていた富士フイルムが、カメラ事業の今後に関して、恐らくですがかなり不安を抱えていたのだと思います。たぶん撤退ということも考えたと思うのですが、結局はスマホにコンデジが完全に食われる前にミラーレスに参入してしまおうということになったのではないかと想像できますね。
このときAPS-Cセンサーを採用したのは、より多くの人に利用してもらいないということからのようで、機動性、価格の観点からAPS-Cセンサーを採用したことがわかります。
また富士フイルムユーザで、より大きなセンサーのカメラが欲しいといった要望が結構あったようで、このときフルサイズにするか中判センサーにするのか、検討までにはかなり時間がかかっている様子もうかがえます。
フルサイズセンサー市場への参入も検討していたということですが、たぶん最もネックになったのは、すでに他社が多く存在していることもかなり関係しているのではないかと思いますね。ぱっと思いつくだけでも、ニコン、キヤノン、ソニー、ペンタックスなどと競うことになるわけですが、完全にレッドオーシャンです。しかもミラーレスでは先駆者のソニーがすでにミラーレスを発売しています。
そう考えると開発規模などから考えて、購入者が少なくとも他社がいないブルーオーシャンのラージフォーマットのほうが算入しやすかったということも大きいのではないのかなと思います。
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